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2006年3月14日 (火)

ドラえもん のび太の恐竜2006(映画・渡辺歩監督)

「ドラえもん」が声優陣を一新してリニューアルされてから約1年、
本作は新体制による26年ぶりの「のび太の恐竜」のリメイクです。

色々思うこともありましたが、まずは素直にとても楽しる映画でした。

まず映像面は「凄かった」ですね。
原作の雰囲気を意識したキャラクターは手描きテイストの線が温かく心地よく、
その動作には隅々まで日常性を意識させるきめ細かな配慮が行き渡り、
アクションは工夫満載でダイナミック(すぎ)で、
現代の町も白亜紀の世界も「場所の空気」を感じられるように臨場感たっぷりに描き込まれ、と
情報量豊富な映像の洪水をひたすら満喫出来ました。
やー、お腹いっぱいだ。

ピー助も可愛いこと可愛いこと可愛いこと。まいった。
あー、刺身やりてえ。

お話は、原作からかなりアレンジされていました。(特に後半)
それが正直腑に落ちない部分もありましたが、
トータルでは十分満足出来るものでした。
“子供が世界にのめり込んで楽しめるように”注意深く配慮された、力のこもったいい映画だったと思います。
劇場の子供達が反応良く楽しんでいたのが好印象でした。

★以下ネタバレあり、注意

結構説明や描写が省略されていたところが多かったですね。
原作であるような道具の説明などはほとんど無く、(全体的に)ハッタリ少なめで描写されていました。
原作・前作の知名度ゆえに、大人も子供も道具の事などはすでに「分かっている」ものとして、省略を良しとしてたのかも知れませんが、一本の作品としてはちょっと気になりました。
(一緒に行った某氏に言われて気付きましたが、結構重要な道具の存在も省略してしまってたりしますね。「成長促進剤」のことですけど)
ただ、説明省略によって、話の流れはスムーズになったと思いますし、
旅の行程の部分を流して見せたのも、作品のリズムにメリハリを与えていて良かったとは思うんですけどね。

原作ではのび太が行っていた行動・言動が他の皆に割り振られていたりして、各キャラの活躍が増えているのは悪くないと思いました。それでおいしかったのはスネオかなあ。
ジャイアンは原作通りにいい役どころがあるのですが(「歩く」ことに賛成するあたり)、この前段の「のび太がジャイアンの手を離さない」あたりはややあっさり目に描写されてしまったので、少し印象が弱くなった気もしました。

後半の展開はかなり変わっていてビックリでした。
特にラストを「ああした」のは、子供達の自主性を強調しようとしたのではないかと、意図は分かる気もしますが、
その変更の為に、ツッコミ所と言うか、無理が増えてしまったとは、どーしても思います(^^;
だってねえ、あの後、(道具もロクに無しで)歩いて日本に付いたというのはやっぱり無理があるんじゃないかなあと(^^;;;

まあ、元々原作にしてもツッコミ所は多い話なんですけどね(笑)
昔っから言われてますけど、
タイムベルトで現代に戻ればいいじゃないかとか、タイムマシンはタイムふろしきで直せるんじゃないかとか、未来に通信してSOSを出せないのかとか、他にも移動の道具は色々あるんじゃないかとか(笑)、
タイムパトロールはのび太のやったことはOKなのかとか(苦笑)(いや、それを言ったらそもそもドラが現代に来ていること自体がむにゃむにゃ)
まー、その辺は「あたたかい目」で見守るしかないか(^^;

しかし、ごちゃごちゃ言いましたけど、何のかんの言ってもやっぱり泣けます。いい話です。
特に、エンドロール最期の「アレ」は超反則ですよ。
あんなもの見せられたら原作ファンは泣くよ!号泣よ!涙ボロボロよ!

以下雑感箇条書きで
・タイムふろしきの描写が面白かったです。
・のび太の部屋、リアルに描かれるとかなり狭いのだなあ。
・パパの話が、いい!
・のび太の部屋にゲーム機があったりと、今の時代としての描写がされているのだけど、ゴミはやっぱり穴を掘って埋めるのね。
・恐竜の動きの魅力的なこと。あれはかなり最新の学説を考慮してるんでしょうか。
・襲ってくるのがクェツァルコアトルスだったりと、かなり変わってるのですね。プテラノドンが歯が無くて魚食だから変わったのか?と思いましたが、恐竜に詳しい人の話だとクェツァルコアトルスも同じようで。クェツァルコアトルスの方が大きいから変えたんでしょうか?
・クェツァルコアトルスのシーン、結構派手に「殺しちゃってる」ので驚きましたが、後で原作を読み返すと元々でもプテラノドンをきっちり焼き殺してますな。クライマックスのアクションや悪役の描写ではややギャグに振ったりマイルドな描写になっていて「残酷描写」を抑えてるので、ちょっと方針がチグハグな気も?
・だんごを食ったティラノの目はやっぱりドーピングくさくてヤバイ気が(笑)、子供向けに怖さ減の為の配慮なのか?(^^;
・しずかちゃんよりスネ夫のシャワーシーンの方が印象的に描かれているのはどういうことか(笑)
・しずかちゃんが可愛いかったです。恐竜の首を折るあたりが(誤解を生む表現)
・それにしても、やっぱりピー助可愛いよピー助可愛いよピー助可愛いよ
・新声優陣にはすっかり慣れました。
・このクオリティで「宇宙開拓史」が見たいなあ。来年はどーするんでしょう。

公式サイト

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