トム・ヤム・クン!(映画)
(プラッチャヤー・ピンゲーオ監督)
「マッハ!!!!!!」のトニー・ジャー主演のムエタイアクション映画です。今回もCGなし・スタントなし・ワイヤーなしの生身のアクションが凄い凄い。
(全く特殊効果無しの映画と言うわけではなくて実はモロにCGゲームなシーンもありますが、そこはアクションとは全く関係無いシーンなので念のため(^^、まさかこの映画でああいう映像を見るとは思わなかったなあ)
マッハ!!!!!!では奪われた“像”を巡っての戦いでしたが、今回は奪われた“象”を巡っての戦いです。
王に献上する為に育てた象さんを奪われる訳ですが、
この象および子象が実に実に可愛く、ほとんど喋らない主人公にもかなり感情移入してしまいました。
そしてシンプルな話ながらも結構深かったりしました。タイでの象と人の関係も興味深かったです。
マッハでもあった独特の悲壮感も健在でした。
話のテンポが良く(説明が少なくてスッ飛ばしすぎとも言えますが)、アクションも(さほど格闘技に興味がない自分でさえも全く退屈せずにのめり込める程に)様々なシチュエーションを用意して工夫と見応えたっぷりで、110分間目を離せない映画でした。
「マッハ!!!!!!」では正直中盤でダルい部分もありましたが、今回は全編疾走感に溢れて全然ダレませんでした。
川での競艇シーン(違)での「家」のシーンの凄いこと、
ドルアーガ(違)塔を登りながら延々と続く長回しのアクションシーンの物凄いこと物凄いこと。
(100人は絡んでいそうなアクションシーンで、果たして何分間続いていたのやら、体感時間では10分くらい回しっぱなしではないかと思えましたけど?;;)
いやはや、圧倒的でした。
関節技も多くて戦闘シーンの痛そうなこと;;
何十人もの仲間が主人公たった一人にぶちのめされ、転がされているのを見ても、全く気にせず次々襲いかかってくる敵の雑魚の皆さんは頭がおかしいと思いました(^^;;;
アクションシーンについては、「アクションが見栄えするように都合よく配置された数々のアイテム」がちょっと気になったりもしましたが、まー無問題でご愛敬です(笑)
それにしても象の目がつぶらで可愛いこと可愛いこと。
戯れたり水かけたり水かけられたりしたいなあ…
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コメント
ここのコメント見て観に行ってきました。
こまごま説明足りないぞ…みたいなところを力技とつぶらな瞳で圧倒してくれて、観心地良かったです。
あの長回しアクションシーンでリテイク出したらかなりイヤだったでしょうねぇ>特に後半の雑魚担当の方
投稿: 大麻 仁 | 2006年5月 2日 (火) 09時02分
参考になりましたら良かったです(^^
説明は全然足りないですけどあの勢いある疾走感は良かったですねえ。
長回しは、劇場では時間を計ることなんて出来ないのですが、一体何分あったのやら。あのシーンは関わる人全員に凄いプレッシャーがあっただろうと思います。
特に後半の出番の人の重圧は凄かったでしょうねえ(^^;;
投稿: でんでん | 2006年5月 2日 (火) 10時40分