ピンクパンサー(映画)
(ショーン・レビ監督)
古くからあるシリーズのリメイクですが、昔の実写映画シリーズについては、
子供の頃に映画館に見に行った覚えはありますが、オープニングのアニメとクルーゾー警部の駄目っぷりの印象をわずかに覚えている程度でした。(何作目を見たかは失念)
たしか昔見た話も『ピンクの巨大ダイヤ“ピンクパンサー”を巡る事件を駄目警部クルーゾーが追うドタバタ劇』だったと思いますが、
今作はその基本プロットを元に時代を現代に移して、1から「クルーゾー警部誕生」を描いた現代版アレンジ作でした。
フランスを舞台に、現代的な車やパソコンや国際サッカーなどの現代的状況やガジェットがばんばん出てきっちり活用されます。
やっていることは昔と(多分)そう変わらないドタバタですが、このあたりの現代への置き換えがストーリーや謎解き(笑)にも絡んでいてなかなか面白かったです。
クルーゾー警部は、実際に側にいられたら極めて迷惑なダメ人間ですが、映画として外から見ている分には親近感の持てる人物像として描かれていて、ちょっとしんみり感情移入してしまう場面もあり、面白い人物として見れました。
ストーリーもギャグも事件の謎(笑)も大した物ではありませんが、上映中はきっちり無責任に笑って楽しめました。
事件解決の「推理全然関係ねー!」な所が素晴らしい(笑)
「地球儀」はもっと最後までしつこく生かして欲しかった気もします。
| 固定リンク
コメント