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2006年6月29日 (木)

STAY ステイ(映画)

(マーク・フォースター監督)

快晴の天気の中、精神科医サムにこれから雹が降ると予言して見せた青年ヘンリー。
彼は3日後に自殺すると告げる。
サムはヘンリーを救おうとするが、その中でサム自身の日常も崩れていくのだった…


いわゆる「最後まで見ると謎が解ける」タイプの映画で、ネタバレなしで感想を書くことが甚だ困難な作品です;
不可解で理解しがたい現象が続きますが、最後まで見ると、感動というより何ともやるせない切ない気持ちになります。
不条理でシュールな映像が美しく怪しくて印象的でした。

見終わってみると、意外と最初からヒントは(かなり大胆に)出ていたのだなと気付かされます。
複回数見ると理解が深まる映画かと。正直一度見ただけでは内容を100%拾い切れてない気がしますし。
ぼんやり見ていると訳の分からないまま終わってしまいそうだし、正直中盤は眠くなったりもしましたので、
頭クリアな状態で気合いを入れて見るべき映画かと思います。

好きな人はハマるだろうけど、入り込めない人は辛いかも知れないと思いました。
患者役のライアン・ゴズリングの存在感が大きく、彼の存在をどう受け止めるか次第でこの映画への評価は大きく変わると思いました。

公式サイト

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2006年6月28日 (水)

週刊少年サンデー30号感想

■結界師
アニメキャラデザ、ちょっと幼すぎかなあ。

金剛が予想以上に強くてちょっとビックリ。ほぼ我流で鍛えたのだろうに大した奴だ。
背中に大量の釘を挿して登場した邪煉はインパクトがありました。更にすぐに釘も抜けてしまうし。
まだ幕間的な話なのかと思ってましたが、結構大きい話になるのかも知れず。

■金色のガッシュ!!
長く長く長———く引っ張って、遂にやっと清麻復活(っぽい)
素足で登場のようですが、ファウード液のバスタブにつける時、靴はぬがしてたのですね。
服は着せたままなんでしたっけ?
服や下着やズボンがグジュグジュでかなり気持ち悪いんじゃなかろうか(^^;

次回はいよいよ復活清麻の大活躍が見れるのでしょうか?
これだけ引っ張ったのだから、ロデュウ・ジェデュンの2体くらいは一撃で倒すくらいして欲しいですが、さて?

■ワイルドライフ
本編よりむしろ最後のアオリのハートマークがムカつきました。

■GOLDEN★AGE
近江はやはり身体能力とセンスはズバ抜けていてもテクニックは無いのですな。
意地っ張りのツン野郎の近江は、今後唯に精神的にも肉体的(サッカー)にも翻弄されたり指導されたりして段々デレになっていくのだろうかと思いました。(案外マジでそうなりそうな)

ところで蓮葉は結局サッカーはやりたくないんですかね?

■MAJOR
試合見ろよ弟(笑)

■クロスゲーム
試合後に野球部の状況に何か変化があるかと思ったら、むしろ悪くなってますな。
プレハブ組の思惑も謎のじーさんの考えもどうもまだ読めません。


■RANGEMAN
やっと本格的にヒーロー展開が始動。宇宙人と戦う戦隊物なのですな。
戦隊ってことは、錬児みたいな奴がまだ何人か出てくるのか(^^;
むさ苦しい戦隊になりそうだなあ。
戦い終わったら恋愛感情ばかりか記憶まで無くなるってのはなかなかエグい設定ですが、
ヒロインのはずの風香とはどう関わるんでしょうか。
愛子さん達もまとめてヒーロー展開に関わるのかと思ってましたが、今回こっきりのゲストキャラだったんですかね?
話の骨格の種明かしの回だったわけですが、これまで積み上げてきた設定の中で話に生きたのが「錬児の恋愛パワー」だけで、他の要素が絡んできていないのが、ちょっとガッカリです。
風香の件も含めて、これでベース設定が終わりというわけでは無いはずなので、来週以降に期待です。

■ハヤテのごとく!
>SO○団
確かにナギなら「世界を大いに盛り上げるための三千院ナギの団」が作れますな。サ行だし。

■ブリザードアクセル
海王院の桐崎さんがツンデレだと判明。や、まだ“ツン”しかしてないけどさ。
桐崎さんは吹雪達の演技でかなり大きな影響を受けたようで、今後も登場があるなら面白いキャラになるかも知れません。

■ハルノクニ
森総監が呼び寄せると言っていた「アメリカに行ってる人」はコーさんの初恋の人だった!
人間関係狭いなあ(^^;
そんな人が出てくるのであれば、次の襲撃にはネコだけでは対処しきれなくなるんですかね。

■最強!都立あおい坂高校野球部
高倉先輩も最後は気持ちよく去りましたな。
“例の球”の秘密はまだ謎のまま。正体が明かされるのはもうちょっと先でしょうか。

■武心BUSHIN
男装柔道で相手が寝技が得意となれば、やはりキッチリしっかり寝技に持ち込むのが万乗先生です。さすがだなあ。
真弓が女子であることを微塵も気にしていない敵大将の五条橋のストイック馬鹿さは、ジャンプの「アイシールド21」の進に近いかと思いました(笑)

■絶対可憐チルドレン
いきなりのチルドレンのピンチはあまりに都合が良すぎると思いましたが、やっぱり不二子さんの計画の内でした。
不二子さんの思惑は皆本の覚悟を試すことかと思いましたが、更に一歩進んで「愛」を試すと言うことでしたか。
やっぱり早すぎる気もしますけど(^^;
今回でこのエピソードはひとまず決着なんでしょうか?
それだと正直あっさりすぎて物足りないなあ。ギャグで済まされてしまったのもちょっと不満です。

で、薫はともかく紫穂と葵も結局皆本がいーんですか?
同級生の男の子達ではやっぱり駄目なのか?(笑)
しかし、皆本はこれまで接触した大部分の女性キャラにモテていて凄いなあ(笑)
皆本がモテなかった女性キャラって、朧さんとメアリーと黒巻節子くらいか?

これまでは皆本がチルドレン達を育てる育成シミュレーション(笑)だったわけですが、
今後は不二子さんによる皆本育成漫画の側面が出てくるんでしょうか。

■聖結晶アルバトロス
掲載位置といい、最後の旅立ちといい、
なんだか「俺たちの戦いはこれからだ」という雰囲気が漂っているように感じてちょっと不安です(^^;

姫さまはとうとう制服で羽根出しして制服を駄目にしてしまいました。
これはもうユウキ家を頼るしかないのか?、同居展開なのか?
…と期待したとたんに旅立ち展開です。ちぇ。
しかしここまで延々と「一人で戦う」と(最近はかなりデレてたけど)言い張ってきた姫さまが遂に言葉で「一緒に来て欲しい」と言ってくれるのは、溜めも効いて素晴らしいデレ展開でした。

旅立ち編は、トライアッドを相手にするだけなら旅と言うほどの長期にはならないかも知れませんが、
しかし学校は当面舞台から外れそうで、当然リカの出番も無くなりそうなのは残念です。むう。

姫さまはユウキに渡した剣は、1話で姫さまが使っていた物ですね。(少しだけ形が違うけど)
手を繋ぐとパワーアップするようなICO仕様があるとトキメキッシュです。

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2006年6月27日 (火)

ポセイドン(映画)

(ウォルフガング・ペーターゼン監督)

「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイクですが、オリジナルの記憶はかなりおぼろげなので比較しての話はあまり出来ません。
と言うわけでほぼ今作だけの話で。

180度転覆した豪華客船からの脱出を描いたパニック映画です。
オリジナルは極限状況下での人間ドラマの妙がキモだったはずですが、
今作は、人間ドラマ的要素はほとんど無く(皆無ではないけど『定型』以上の物はない)、
とにかく、浸水によって追いすがってくる水から逃げるスピード勝負がメインの、純粋な災害脱出映画になっています。
緊迫感も高く見ている間はなかなかドキドキ出来ますが、正直後に残る印象は薄いです。今でも映画史に残っているオリジナルと違って、1年後には忘れられていそうな映画だろうと思えます。
しかし、無責任に見て分には面白かったですので、オリジナルの事はすっぱり忘れて楽しめば良いとも思います。

人間ドラマや人物描写が浅めで感情移入出来る人物もいないので、逆にいつ誰が死んでもおかしくないドキドキ感はありました(^^;
この映画に「主役」と言える存在がいたのかどうかも分かりません(おぃ)
一応「元市長」が主役なのだろうと思うんですけど、エンディング時点で自分も彼の存在自体を忘れかけてたくらいだしなあ(^^;)
「設計士」のじーさまは死ぬだろうと思ったので意外でした。
観客の期待通りに絶妙のタイミングで退場する「ギャンブラー」は素敵です(笑)

「180度逆転した船内」が見せ場とのことで、ビジュアル的な面白さを期待したのですが、
その辺はあまり有効には描かれていませんでした。残念です。
せっかく面白そうな画面を作れそうな設定なのに、縦移動や斜め移動があまり印象的には描かれず、メインはもっぱら水平方向の移動しかないし、
水平移動だと「人の足下に電灯が並んでる」くらいにしか見えないのですね。
天地逆転の設定が絵的に機能していると感じたのは「ピアノ」くらいかなあ。
あと、やたら死体が浮いていて子供にはトラウマになりそうだと思いました。(そんなに生々しい訳ではないけど)

船の構造の描き方は興味深く面白かったです。(どこまでリアルなのか分かりませんが)
自分が同じ状況に立たされた時の脱出法の参考にはなるかも… って、そんな状況はまず99%無いでしょうけど(^^;(船に乗ることったら、せいぜい明石や大阪から淡路島に行くくらいかなあ)
自分があの場にいたら、ホールに残って溺れるだけだろうなあ。

公式サイト

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2006年6月26日 (月)

週刊少年ジャンプ30号感想

20日のデスノート映画感想にネタ漫画追加しました。(4つ目で終了)

■BLEACH
タコなのか!?

■NARUTO-ナルト-
カカシ先生はやっぱり「精神と時の部屋」でも使う気でしょうか。
変なところで修行話が切れたので、このまましばらくお預けになりそうな気もします。

サイが「美人」と捉える人がどんなだか見てみたいものだ(笑)

■アイシールド21
遂にセナの足から運命の音が。この試合に勝てたとしても後遺症に苦しむ展開が待っていそうです。
そして足の限界をおしてあくまでセナを阿含に突っ込ませる…かと思いきや、
ここでまさかの阿含無視。
痛快でしたが、阿含には物凄い屈辱でしょうねえ。
最後までにセナは少なくとも一度は阿含と対峙して直接対決して勝たねばならない展開になるでしょうが、阿含の怒りは無茶苦茶怖そうです。

ムサシの言う「大根臭ぇ三文芝居」って、どこまで芝居だったんでしょう?(少なくともムサシは本気にしか見えなかったけど)
その後の黒木やセナの作戦もどこで伝えてたんだろ(^^;
「作戦、伝えてもないのに…!」ってことは今回は無いと思いますが(笑)

■ONE OIECE
>手拭いをかぶると強さが変わるのか?
そんな、誰も言わなかったことを(笑)
まあ、気合いの問題はこの漫画では大きいですから、実際かぶると強くなってるんでしょうね。

それにしてもカク、刀と渡り合うとは、なんて丈夫な鼻だ。
更にカクは変形ロボット化。しゃかしゃか脚を動かす姿がなんてラブリー(笑)
昔ルービックキューブが流行った頃にこんな玩具あったっけなあ(スネークキューブだったか?)

■魔人探偵脳噛ネウロ
「これが究極の『謎』なのか?」とつぶやくネウロのカットからは「ジュル」というヨダレの音が聞こえた気がしました(笑)

2人の春川教授の発言からすると、やはり犯罪者を作成してしまった事自体は主目的では無かったのですな。2人の春川が目指す「我々の目標」とはいったい何なのか。
まさか本当にネウロの言うような「究極の『謎』」に辿り着いてしまうようなものなんでしょうか?
正直作中で本当に「究極の謎」が出てくるとは思っていなかったのですが。
まあ、究極のメニューったって一品料理とは限らないんですけどね(C美味しんぼ)(笑)

などと、読みながら途中までは思っていたのですが、後半に急展開。
リアル春川教授が消去されてしまいました。
あまりに急展開で驚きましたが、しかし実世界の存在を「しょせんは1の世界の住人」と見下すデジタル春川を見れば、この展開はおきて然るべき事態だったと思えます。
コンピューターが造物主に反乱を起こすのも常ですし、なんせ『HAL』だもんなあ(笑)(C2001年)
この名前を付けるための「春川」という名前だったのですね。なるほど。
ナイフをくわえて階段上から降ってくる江崎さんのインパクトが凄いです。

武器密輸というのは早坂兄妹のエピソードと繋がるわけですね。無駄がない展開だなあ。

さて、電人ザボーg(違)、もといHALは、今後の展開にも重要な位置を占める重要なキャラになりそうですが、
ネウロはともかく、ヤコにHALと渡り合う事が出来るのでしょうか?
あの“X”でも“人間”には違いなかったため、ヤコと通じ合う部分もありましたが、今度は完全に人間とは別種の存在。
これにヤコがどのように対応するのか、とても気になります。

■家庭教師ヒットマンREBORN!
直撃しても流血するだけで済むんだなあ(^^;>ボム

■銀魂
四つ巴の決着が見応えがありました。
次回エピローグに期待。

■太臓もて王サーガ
やっぱり長続きはしなかったか(笑)
次からはブルマも戻すんでしょうか。
次の会長が誰になるかが注目です。

■To LOVEる−とらぶる−
下着って試着出来るんですか(^^;

■こちら葛飾区亀有公園前派出所
うーむ、懐かしやソロバン。
自分が小中学生(20年以上前かい)の頃は学校の授業で習ったりソロバン塾に行ったりもしてましたが、この数年は存在自体忘れておりました。
検索してみると、今でもソロバン塾やソロバン授業もあるにはあるんですね。(どのくらいの規模かはよく分かりませんが)
計算尺は、形は知ってるけどやり方は知らない品物です(^^;

■謎の村雨くん
どうにも地に足が付いてない感じだけども、隕石落下の後では何でもありかという気もしてくる。

■ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
やはりパンジャは薄幸の少女でありましたか。
正式な方舟のメンバーでは無かったようですが、今回で“ミック”が倒されたのだとしたら、ミックの方が当て馬っぽい気も(^^;

■D.Gray-man
いきなり伯爵+ノア4人と直接対決と来ましたか。
前回ちょめ助が伯爵の元に行くと言った時点で、一緒に着いていって乗り込む事を予想すべきだったかもしれませんが、ビックリしました。
勝てる見込みどころか、ノア1人相手でもラビ達が生き残れるかどうか分からない戦力差なわけで、本当に誰が死んでもおかしくありません。
本当に毎回ギリギリの状況が続くこと;
船乗りさんたちも付いて来ちゃってるみたいだし超ヤバイです。まあ、船乗りさん達にとっては置いて行かれても危険度はあまり変わらないかも知れませんが。

■エム×ゼロ
あっさり犯人判明の流れにちょっと笑う。
魔法が使える世界で完全犯罪は成り立たないですわな。

■みえるひと
グリードアイランドのバブルホースそのまんまな修行法だなあ(^^;
パラノイドサーカスの前身が登場。えーと、蛇はいなんでしょうか?(標本のなかに蛇っぽいのはいるけど脚があるし)

■べしゃり暮らし
フェイクの人達は予想通りネタを盗んできて、これに上妻たちはどう対抗するのか、というところで…

・・・・・・・・・・・・・・・・
えっ、えええええええええっ!!!!!?????
ここで終わりって、なんじゃこりゃああああああっ!!!
武装錬金の時よりさらに酷い。
赤マルジャンプで続きが載るとはいっても、こんなことをホイホイやられるとたまらんなあ。
ツ   がまだ続いてるというのに(おぃ)(まああっちも遠からず終わるだろうけど)

■ピューと吹く!ジャガー
ラスト2ページのハマーが妙に格好よくて笑えました。
次回はどうなるのか!?(えっ、海の見える公園なんですか?)

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2006年6月21日 (水)

週刊少年サンデー29号感想

昨日のデスノート映画感想にネタ漫画追加中です。(もうちょっと増やす予定)

■金色のガッシュ!!
これまでが嘘のようにモモン大活躍。基本的には逃げて時間を稼いでるだけですが凄い。
「相手に勝つ」ことは出来なくても「負けることはない」能力ですな。
これを他の3人が無事な間にやっていれば…とはもう言うのは止めときます(^^;
清麻復活にかけて盛り上げてきましたが、もう溜めに溜めまくっているので次回こそは復活してほしいところ。

ところで、いきなり捕まっていたリオウのパートナーにちょっと笑ってしまった。

■MAJOR
野球オンリーの展開になると書くことに困ったりします^^;(おぃ)

■史上最強の弟子ケンイチ
D&Dいや、DオブD会場は警戒装置やトラップだらけの島だった。
師匠達相手ではそれもただの舞台装置にしかならないかと思ってたら、新白連合相手にしっかり起動した様子。
新白がこのピンチをどう乗り越えて島に乗り込むのか、なかなかワクワクしてきました。
どうなる新白?
ヘタレ一直線の宇喜田が美味しいところを見せてくれたりしたら面白いけど。さて?

長老がちゃんと新白を同行させてあげてれば無事に中に入れたかも知れないのですな(笑)
結果論ですが。

■RANGEMAN
連載3回目にしてついに主人公とヒロインが邂逅。主人公気づいてもないけど(^^;
ついでに謎の怪物っぽいのとも邂逅。さて、いよいよヒーロー物になるのか?
1話での伏線によると国家機密に関わるヒーロー展開になるようだけど、アイドルの風香の撮影現場にあれほど機動隊がいるってのは、風香もヒーローに大きく関わってる存在だと言うことなんですかね。
展開に謎を持たせた、長期を見据えたじっくりした見せ方は好きですが、このペース、ジャンプだったらヤバイかも知れないですな(苦笑)

今回の主人公については、「話を聞く」ということが人としていかに大事なスキルかと言うのがよく分かります。
子供読者にとっては反面教師的な主人公…なのだろうか?(^^;

■GOLDEN★AGE
唯くんはファンタジスタ…、じゃない。トリックスターだった。
これまで余裕ありまくりだっただけあって、さすがに実力を見せてきましたが、
これで同点になって、次回は近江が意地を見せる番でしょうか。

名も知らぬ部員の怪我(ちょっぴり)を気づかう小波は好感度アップ。
や、これまでも好感度が低かった訳でもないですが(笑)、
唯相手でなくても優しさを見せられるいい子ではないですか。ピントはずれてるけど(笑)
恋愛生物(へっぽこぴーすけさん命名)っぷりが可愛いけど性格は悪いと思ってましたが、悪かったですよ(笑)

■クロスゲーム
一軍マネージャーにへいこらするコウ。野球部絡みの作戦か何かかと思ったら、ここで若葉の話に絡めてくるとは。
今回最初から確かに若葉や誕生日のことを描写していたのですけど、最後は不意打ちでやられました。上手いなあ。
20歳の誕生日では婚約指輪まで買ってしまうことになるのか…?
そこまでいくと切なすぎるのだけど。

■ハヤテのごとく!
シスター、ショタへの道を歩む。つーかこの人何歳でしたっけ?(^^;

■最強!都立あおい坂高校野球部
キタローに球をぶつけることを一瞬考えつつも打ち消した高倉先輩に対して、
躊躇無くぶつけにきた兵藤。
これまで高倉先輩の「勝つためには何でもやる」っぷりばかりが強調されてきましたが、
本当に「何でもやってしまう」のは兵藤の方だったのですな。アブねー
そしてソレをやってしまったことで、完全に兵藤は雑魚キャラに没落したと言えましょう。

■結界師
封魔師の金剛さんはナンチャッテ封魔師だったと判明。しかしほぼ独力であそこまで出来るようになったのならソレはソレで凄い。
次回は邪煉と対決のようですが、邪煉は心理的な攻撃でも使うのでしょうか。

■ブリザードアクセル
この漫画を見ていると、フィギュアの演技での凄さというものを漫画で伝えるのは難しいのだなあと思えます。演技の凄さを解説と点数に頼らないといけないところがちょっと辛いかなと。(今更ですが)
相手側のじいさまのリアクションが特にギャグ方面にいかなかったのが良かったような残念なような(笑)

■武心BUSHIN
流星親父、極端な人ですが確かに格好いいですな。息子に厳しく接しながらもしっかりと見守る、熱い人です。
真弓、もとい源造(笑)の親父と対照的に見えますが、この親父もこのままのキャラでは終わらないんでしょうね。
流星の病気はいつ再発するかも分からないとのことで、これは後々再発を匂わす展開が待っているんだろうなあ。

■ハルノクニ
すっかり「10代VS日本国」のキャッチコピーが似合わなくなってきたと思える今日この頃。
順調にネコ型ロボット漫画への道を歩んでいるように思えます。ほんとネコなび。
ついにしゃべりだしたネコ。
ここから便利な不思議道具(能力)で主人公達を助けるようになるのか、
はたまたネコ耳美少女に変身してしまったりするのか、
ネコにとって大きな運命の分かれ目と言えましょう。

■絶対可憐チルドレン
皆本解任。と言っても、
不二子さんの様子からすると、言葉通りに皆本を左遷したわけでもなさそうです。
やっぱり、この程度の妨害をはね除ける才覚と覚悟を期待しているのか、はたまた皆本がいないことでの何らかの事態の変化を待っているのでしょうか?
チルドレンの方はいきなりピンチのようで、1〜2週後にも皆本と再会しちゃうんでしょうか。
もうちょっと谷崎主任とチルドレンの組み合わせで、嫌な目にあってるチルドレンも見てみたいですが(笑)、そのあたりは次週で見れるのかなあ(?)
ところで、谷崎主任が今回の皆本と同じ立場になったら、やはり異常なバイタリティを見せてナオミの元に近づこうとするんでしょうねえ(笑)

チルドレンのピンチ、いささかピンチに陥るのが早すぎて作為的な物を感じないでもないですが、
もし本当にピンチなら、司令官の差が出たと言うことなのでしょうか?(それとも単なる不運?)
不二子さんの行動からして、単純に皆本の司令官としての必要性を強調するだけのエピソードでは終わらない気がするのですが、さて?

■聖結晶アルバトロス
体を汚されたら引き下がるんじゃなかったんですかー?
いきなり度量の小ささが割れてちょっとがっかりだ。

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2006年6月20日 (火)

DEATH NOTE -デスノート- 前編(映画)

(金子修介監督)

『名前を書くと、書かれた人が死ぬ死神のノート』を手に入れ、犯罪者を次々と殺すことで犯罪のない世界を作ろうとする青年“キラ”こと“夜神月(やがみらいと)”と、
姿も殺しの手段も見えない大量殺人者キラを推理で追いつめる世界的名探偵“L”との対決を描いた話です。
原作は週刊少年ジャンプで連載していた漫画で、普通なら絶対立証出来るわけのない超能力的な殺人を巡ってのキラとLの頭脳戦がミソでした。

映画はエンディングと同時に場内でブーイングの嵐がおきていましたが(笑)、自分はとても楽しかったです。
「〜と違う」と嘆く女性の声が聞こえましたが、そんなに原作と違うのがイヤかなあ。
まあ、展開の違いというより、キャラのイメージの違いが嫌だったみたいですが。(つーか、上映中にしゃべるな)
「こんなとこで終わり?」と文句を言われてた方は、もしかして今回が「前編」だと気付いてないですか?(つーか、エンディング中にしゃべるな)
やはり普段映画館に行かない客層が多いのか、客質は相当悪かったです。上映中にしゃべりまくりだわ、そこら中で携帯が鳴ってるわ。まあ覚悟はしてましたが。

さて、
原作とは展開もキャラクターもかなり大胆に違っていましたが、2時間の映画としては案外上手くまとめていたと思います。(一応、単行本の1巻〜3巻序盤あたりに相当)
正直、日本の漫画原作の映画は悲惨な出来になる事が多いので「期待しない癖」がついてましたが、映画として普通に楽しめました。
ジャンプ連載中にダラダラと感想を書いていた身としては、原作と変えた部分の料理の仕方も楽しかったです。そして「原作と変わった」とは言っても、実は本質的な部分は変わっていないかも知れないと、最後まで見ると分かります。
ツッコミ心をくすぐられるネタ映画的な面も確かにありますが、その辺を別にしても面白かったかと。

ただ、原作を全然知らない人がどう思うかは分かりませんが、そういう人は「少年漫画がベース」と言うことだけは認識してから見た方がいいとは思います。(サスペンスとか死のノートによる社会への影響がどうのというより、やはり月とLの「対決」こそがメインの話ですので。期待所は間違えない方がいいかと)
後は「最後まで見ると印象が変わる」とだけ。

原作では月とLの頭脳戦(つーか、ジャンプ漫画的には“頭脳バトル”と呼ぶ方が相応しい)がまさに主軸で、
2人が何を考え、どう策を立て、姿の見えない相手にどうやって辿り着こうとするかがメインですが、
映画では人物の「内心の声」を極力省き、一歩引いた目線で状況を描いていると思えました。
このため、原作よりも登場人物の考えが読み取りにくく、一見人物に取っ付きにくくなっていますが、映画としては複雑になりすぎずにスピーディに物語を描くには悪く無い方法だったと思います。
内心が読めないのは、それはそれでミステリアスさを出すことになりますし。
そしてなにより、この「内心をあまり描かない」演出が最後に大きな効果を発揮していたと思えます。

原作での(少年漫画らしからぬ)大量セリフや説明も映画では省かれていますが、極力映像で事象を見せる演出になっていますので「分かり難い」と言うことはなかったかと思いますし、映画としては「映像で理解させる」のは勿論正しい姿勢でしょう。
まあ、ただ、それでも「ポテチトリック」はやっぱり無理があると思いますけど(笑)
しかし、映画としてポテチの扱いは上手いです(いやマジで)

以下は箇条書きで。直なネタバレは避けますがご注意を

・原作では天才肌の主人公である月ですが、映画の月は正直、あまり頭が良さそうには見えません(笑)
・字も汚いし、字がやたらでかくてノートを無駄使いしてるし、人前で堂々とノートを広げるし(笑)
・しかし、最後にはやられました。詳しくは後述しますが、一見(原作より)凡庸そうに見える事が実は結構ミソなのだなと。

・原作にはいないオリジナルキャラとして登場した月の幼馴染みの彼女“詩織”、月の人間らしい面を強調する意図でオリジナルキャラを出したのだろうか、と、最初は思いました。正直余分なキャラだなあと思っていたのですが…
・しかし、最後にはやられました。まいった。(以下ネタバレ反転)ある意味原作以上の極悪非情展開。この愛や情の入り込む余地のなさこそ、まさにデスノート。まさに夜神月。自分まで月の“演技”に騙されるところでありました。
この通常のモラルをぐらつかせる衝撃こそがこの作品だなあ

・やはり詩織は月というキャラクターを浮き彫りにする為のキャラだったのですね。当初の予想とは真逆の役回りだったけど

・最初に月がキラとして活動を始める動機として、原作では最初は「暇つぶし」だったのが、映画では(本人としては)純粋に悪を裁こうとしたという形に変更された所が印象的でした。
最初が純粋であるほどに、どんどん狂っていく狂気性が強調されるのかなと。

・世間のキラ事件への反応が原作よりも描かれているのは興味深かったです。まあ、それほど深い描写じゃないんですけどね。
・犯罪者の発生件数が原作よりやや減った感じでより現実的な気も(ただの印象ですが)(原作はキラが認知された世界なのに犯罪者発生しすぎだし(笑))

・キャラの内心をあまり描かないこともあって、捜査側の描写も一歩引いた目線で描かれています。原作での捜査本部の和気あいあいさ(笑)はありません。
・原作では愛嬌のあったLがなかなか“嫌な人物”として描かれていますが、そのことでより手強い、薄気味悪い人物に見えるのは悪くないかと。
・目のクマや姿勢の悪さや怪しい挙動は見事に“L”でした。素晴らしい。
・パパは、ちょっと我が強すぎてくどかったかなあ。しかしLとの仲の悪さはこれはこれで楽しい。
・ワタリはイメージピッタリですな。
・捜査本部の面々は今一印象が薄くて個別認識できなかったですが、松田だけはよく分かりました(笑)

・フルCGのリュークがなかなか良かったです。ちょっと浮いた印象も、ヌメヌメした感触も、違和感がある事がかえって死神らしくて良し。
・後編でレムがCGになったら更に気味悪いだろうなあ。期待。

・ナオミ関連の展開が相当原作と変わっています。原作の彼女が好きな人にはちょっと嫌な変更かも知れませんが、最後のクライマックスへの繋げ方は予想外に上手く繋がっていたかと。
・レイを殺したトリックが原作とやや違っていますが、あれは「他の人間を巻き込む形で殺せない」ルールにはかからないのかなあ。まあ、あのルールの制限もかなりグレーゾーンだと思えますけど(映画を最後まで見ると特に)
・ところで響鬼さん(レイ)、少し太りましたか?(^^;

・最後の2人の対面がなかなかゾクゾク出来ましたので、11月の後編での対決に素直に期待です。
・後編はやはりミサがメインでしょうか。ヨツバ編はやらないで一気に決着を希望。(そもそも2時間でヨツバまでは収まらないでしょうね。ヨツバまで入れると一本の映画として芯がブレちゃうでしょうし)
・詩織の存在がミサとの関係に何か影響があるのか無いのか、ちょっと楽しみ。
・映画館で販売してるグッズに「デスノート型の大学ノート」が無かったのがつくづく残念です。絶対あると思ったのになあ。

公式サイト

今回の映画とは関係ない(おそらく後編とも関係ない)デスノートネタ↓(どこかでとっくにやられてそうな気もするが、まあいーや)

↓第二弾。
21日に追加
(まだもう一回やる予定)

↓第三弾。
22日に追加
すでにヨツバ関係ねー。
映画には近づいたけど。


「新世界の神」ったら、やっぱりビリケンさんなんですかねえ。

↓第四弾。
原作第一部のネタバレ度が高いので別リンクに
これで終了ー

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2006年6月19日 (月)

週刊少年ジャンプ29号感想

DEATH NOTE映画見てきました。感想は明日〜。
カラーページのGOODS特集。「デスノート型の大学ノート」が無いのが残念です。

■ONE OIECE
まるごと一週サンジVSジャブラのガチバトル。
回転の摩擦熱で高熱を発する新技登場。熱を扱う技は料理人のサンジにはある意味相応しいか?(どーだろ)
しかし、あれで燃え尽きないとは、なんて丈夫な靴とズボンだ!(笑)

■BLEACH
グリムジョー相手に一護さっそく虚化。どう見ても見事に悪役なビジュアルですな(^^;
初っ端に必殺技を出すと大概破られるんですが、どーなんでしょう。
ところで、死神からの虚化を見てのグリムジョーのセリフが「何だそりゃ」と言うことは、破面の皆さんは仮面の軍勢の事は知らないんでしょうか?
(もしそうでも、藍染は別かも知れないけど)

■銀魂
前回からの高いテンションで、新八もいつのまにか強くなってしまっているのかと思いましたが、
やっぱりそんな急には強くはなってないようで、ちょっと安心しました(おぃ)
つーか、やっぱりメガネのないメガネっ子は本来の力を出せないと言うことか?

■NARUTO-ナルト-
サイが着実にボケ担当への道を歩んでいると思いました。ナルトと2人でボケまくっていただきたい。
無論ツッコミ(どつき)担当はサクラで。

■家庭教師ヒットマンREBORN!
15分以内に勝負が付かなければ学校の3階が全壊だそうで。
なんて迷惑な話でしょう。よそでやれ!よそで!

ところで極寺、明らかに腰と足につけてる以上の爆弾を投げてますな(笑)(今更ですが)
足腰の爆弾が減ってるようにも見えないので、あれはフェイクですか。

■To LOVEる−とらぶる−
バトル漫画になるには時期尚早に思えたので、ギャグで落としてくれたのは安心しました。
オチがザスティン隊長なのも安心感があって良いですな。
「グッ」のところの胸のへこみ方がえろいです。

■アイシールド21
モン太と一休に絡めて桜庭描写がいいですな。頑張れ桜庭。
まあ、ここで泥門が勝てないと次の王城の試合描写も無いわけだけど、阿含がデビルバットハリケーンまで出してきて、まだまだ戦況はギリギリの様子。
いよいよセナが阿含を越えないと勝てない流れになってきました。

モン太にいきなりボールを投げてる浦島さんは、巨深のチアリーダーの人でしたっけ。
突然投げられたボールをキャッチするモン太は格好良かったです。なぜ浦島さんがボールを投げるのかはさっぱり謎ですが(笑)

■太臓もて王サーガ
何もしゃべらずに退場させられる乾の扱いがツボだー(笑)
作戦を伝えてもないのに全員一丸で走る姿は感動です。
つーか、学園長まで投票権あるのかよ(笑)

■こちら葛飾区亀有公園前派出所
あー、確かに、昔はバカボンのほんかんさん並に撃ちまくってましたっけ。

■エム×ゼロ
本物のプレートが手に入った後は、苦労するんだろうなあ。
脇役のみなさんのキャラが少しずつ立て始めたのはよい傾向かと。

■みえるひと
3対3のバトル展開に。うーむジャンプ的展開。
こちらの3人は、澪、明神、ガクでしょうけど、子供等にも出番は来るんだろうなあ。
腕切断はビックリ。腕を返してもらったら直るんですかね(^^;

■D.Gray-man
「ノア」の人達の名前は本当に「ノアの方舟」から来てたんですな。
しかしまあ、本当に絶望的な状況だこと。
連載再開以来、やっと主人公が登場しましたが、アレンの元にもアクマ(レベル3?)が来る様子。もしかするとティキも一緒か?
これで、アレンが力を取り戻す展開になるんでしょうか。

■ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
ストーカーの思考回路の恐さがよく分かる今回でした。
刺されたムヒョは偽物だったようで、ムヒョらしい汚い手で一安心(笑)
先週号を読み返すと、確かに笑い方が違う。
って、分かるかそんなの(^^;

■魔人探偵脳噛ネウロ
人気投票5位の早乙女國春って誰だっけ、と一瞬考えてしまいましたよ。
吾代さんの元社長の人ね。なんだか一部の層の組織票を感じる結果です(^^;
犯人気順位は順当かと。やっぱり人気あるなあドーピングコンソメスープ(笑)

前回の放火犯は、やはり大きな事件の序章的扱いだった様子。
コンピューター春川さんの仕業なんでしょうね。
春川教授が狙って犯罪者を増やしているかは分かりません。
あの教授は、人の脳に影響を与えること自体が目的にも思えますし。
ともあれ、コンピューター内が相手ではネウロも万能とは行かない様子(?)
今回はネウロもただの様子見だったのかも知れませんが、
それでも、これまでとは勝手が違ってくるかも知れません。

コンピューター相手なら、あかねちゃんが活躍したりしないかなあ(まあ、ネウロですらあの始末だから微妙ですが)

■謎の村雨くん
夢オチかーーー!!!(ちょっと違)
そもそも記憶を消すなら殴らなくても秘伝の薬品でもありそうなものな訳で、
色々無理を感じる展開だなあ(^^;
竹刀に噛みついてる壬生先輩は良かったですが。

そろそろスパイ物らしい展開が動き出しそうな様子。(スパイ物と言うよりバトル路線?)

■ べしゃり暮らし
親父、葛藤しつつもまだ大人げなさ全開。
何を思ってても客に態度を出すなと言うのに。
自分だったらこんな店には二度は行かんなあ。
しかし、どうやら自分の過ちにも向き合ってくれたようなので、後は圭右達の舞台に展開を収束させてクライマックスを盛り上げてくれることを期待。
そのまんま本当に終わってしまいそうな掲載位置で不安ですが(^^;

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2006年6月15日 (木)

嫌われ松子の一生(映画)

(中島哲也 監督)

原作は未読。

河川敷で遺体として発見された女性の人生を振り返って描いた話。
中学教師だった松子はある事件により学校を辞め、同棲した男は自殺し、ソープ嬢になり、やがてヒモを殺して刑務所にまで入ることになる…。、

悲惨な話なのだけど、実に面白い。でもやっぱり悲惨だ。それでも面白いけど。
悲劇的な女性の生涯をあくまで陰気にならず、明るく不快感少なく見せてくれる手腕と、総天然色な映像の美しさ&面白さはさすがに職人芸。
私としては(私が男であるためか、はたまたあまりに彼女と性格が違うためなのか)、松子の不幸は彼女の場当たりな考えの足り無さと、男を見る目の無さによる自業自得の面が極めて強いとは思えたし、「殴られても一人ぼっちよりマシ」との心境にも共感はし難かったですが、
それでもリアルなやるさなさと、人としての愛らしさを感じて泣かされました。
(共感が出来るか否かは、見る人の人生経験次第でかなり分かれそうかと)
松子の“あのおかしな表情”も由来を知ればなんとも切ないです。

某人物と松子のすれ違い、
同じように相手を思っていても、その為にかえってすれ違ってしまう哀しさを感じました。
やっぱり相互理解には話し合いが大事ですね。(そういう話でも無い気がするけど)

昭和から平成にかけて切り取られた時代の風景も見所でした。
あんな時代もあったねとしみじみと見てしまいました。
石油ショックでのトイレットペーパー品切れのあたり、
ちょうど今もトイレットペーパーやティッシュが値上げとのことで、妙にタイムリーです(^^;

「まげてのばして」の歌が耳に後々まで頭に残ります。

公式サイト

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2006年6月14日 (水)

週刊少年サンデー28号感想

■クロスゲーム
東には勝ったものの、その後得点されて敗北。
油断大敵なんですが、東を抑えた後のコウのあまりにおおらかな笑顔に笑ってしまいました。
一軍監督や校長代理の問題はどうなっちゃうんでしょう。(青葉と観戦してたじーさんはやっぱり校長なんでしょか)
東はコウを認めたようですが、この2人が同じチームで戦う展開になるのか?

■金色のガッシュ!!
結局ウマゴンも磔の刑に。
清麻復活のカタルシスへのタメを溜めてる状態なのでしょうが、同じ展開を3人(キャンチョメ・ティオ・ウマゴン)続けられるといいかげんストレスも溜まります。
ここまで引っ張ったのだから、清麿復活の際は一息でロデュウ・ジェデュンをぶちのめすくらいのカタルシスを期待したいところ。

モモンはようやくオラ・ノロジオを解禁。他の3人がいる間に連携して使ってればここまで全滅状態にもならなかっただろうに;;

■GOLDEN★AGE
うーむ真っ当にサッカー描写が面白いです。
ぱたたと小さく手を振って慌ててる小波が可愛い。

■MAJOR
家族と会う吾郎を見る寿也のちょっと切なげな顔が印象的ですな。

■RANGEMAN
いや、歩行者が信号無視だろうが牽くのは前方不注意だろう。しかも二回も。
で、今回まではまだ恋愛(失恋)路線だったけど、謎の博士っぽい人の登場で事態が動き出しそうな様子。この爺さんが付けてるスカウターみたいなものは錬児のラブパワー(笑)にでも反応してるんでしょうか?
最後に「“彼ら”の人生を大きく変える」とあるからには、錬児だけじゃなくて、原チャ子さんや内藤くんも巻き込まれるんですかね。

■結界師
妙なテンションの新キャラ登場。
ギャグっぽい性格のようですが、案外シリアスな展開になりそうな気も。
封魔師ということで、良守が望んでいる烏森の「封印」に関しても何か分かる話になるんでしょうか。

■史上最強の弟子ケンイチ
宇喜田の役どころがはっきりした今回でした(笑)
ハーミットはもっと後で美味しいところで一輝兄さんの如く出てくるかと思いましたが、案外早々に出てきましたね。やっぱり美味しいところを持っていきましたが(笑)

■焼きたて!!ジャぱん
前回のコッペパンを霧崎に食わせればいいんじゃないの?
と思ってましたが、それをしなかったのは「魔王」のパンのパワーにまでは太刀打ちできないということですかね。
意志を持った食材というと、杜王町のトニオさんのスタンド(パール・ジャム)を思い出しました。

■ハヤテのごとく!
心を落ち着かせるなら墨汁使わずに墨もすろうよ。
今回の伊澄は可愛かったと思います。

■武心BUSHIN
ついに男装少女登場。これでこそ万乗先生だー!!(笑)
しかし真弓はそんなに少年体型ってわけでもないけど、さすがに柔道で組んだらバレないか?
どきワク。
毎回テンション高い漫画だなあ。さすが万乗先生。

■あいこら
超バカだーーー!!!
メガネフェチはまだよくいるけど(?)、パンストフェチの世界とわっ、目からウロコ!
いやまあ、知り合いにもタイツ好きの人はいるから(笑)案外現実にもいるのだろうか?
パンスト界に完全制覇するだけの価値があるかは知らないが(笑)

>「パンストだけで一晩中? 一体どこに向かおうとしてるんだこの国は…」
胸だ尻だで一晩中語れるあんたが言うな。

■ブリザードアクセル
今回の六花は瞳孔が開きっぱなしでベリー怖い。
鈴木先生の怖い方面の描写力が炸裂ですな。
怖いながらも感動的な方向に持っていくのもさすが。

■最強!都立あおい坂高校野球部
丸一話を使っての高倉先輩との対決。見応えがありました。
これまで勝負に勝つためだけに拘る冷酷マシーンに見えていた高倉の心の内も垣間見えて熱い勝負であります。
キタローの決め球の秘密はまだ解明されない様子。ところでそろそろ球の名前くらい決めてくれないかなあ(^^;

■ハルノクニ
マスコミにもぼちぼち圧力がかかり始めた様子。
これからはアナウンサーの人が独自に動き出したりして、ギリの親に接触し始めたりするんでしょうか。
単純なポケモンバトルよりも、この辺の周囲や世間の動きをもっと見せて欲しいのね。このタイプの漫画は群衆劇が向いてるはずですし。

■絶対可憐チルドレン
やっぱりキスシーンの擬音は「ズギューン」ですね。出来れば「ズキュゥゥゥン」希望。
初めての相手は皆本ではないッ!この不二子だッ!ーーーッ(笑)
そこにシビれる!あこがれるゥ!
キスされてショックを受けるウブな葵と耳年増な紫穂の対比がいいですな。
局長の過去はショックでありました(^^;

と、おちゃらけた展開を見せて最後にシリアスに落とすのがこの作品。
次回はかなり荒れそうですがどうなるやら。
「今のままじゃザ・チルドレンは最終的に兵部の思い通りになる」
とのことですが、薫はともかく紫穂や葵が簡単に兵部に味方するとも思いにくいんだけどなあ。

ところで、自分もOSXに馴染めなくて未だにOS9ですよ。
それでなきゃペインター6が使えないとか絵板が描けないってのが大きいですが。

■聖結晶アルバトロス
うひー、さりげなく11人も死んでますか。案外物騒な作品だのお。
剣のシビアさんは、前回「Poパラジウム」とあったけど、オンライン周期表を見ると、
パラジウムはPdで、Poはポロニウムとなってるけどなあ。
パラジウムの名前の由来はギリシャ・アテネの守護神「パラス・アテネ」だとか。
アテナが元だから女性戦士なのか?

ところで、「一緒に住まないか」と、ほとんどプロポーズを受けたが如き状態のゴミ子がラブリーであります。
このバトルが終わったら、いよいよ同居か?

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2006年6月13日 (火)

ダ・ヴィンチ・コード(映画)

(ロン・ハワード監督)

原作は文庫で読みました。
映像に集中したかったのと(台詞量がやたら多いのは予想出来たので)、吹替の評判が良さそうだったので吹替版で見ました。
以下、決定的なネタバレは避けるつもりですが御注意の程を。

映画の評判がイマイチ(或いは賛否両論)なのは知ってましたし、そもそもあの長い原作を2時間半でまとまられるわけがないと分かっていたので、過度に期待していなかった事もあって、「まあ、こんなものだろう」と思いました。普通に楽しめたと思います。
少なくとも退屈はしませんでした。(つーか、展開が忙しすぎて退屈するヒマはない)

密度がぎゅうぎゅう詰めのため、やはり展開が早い早い、“タメ”が殆ど無いままに凄い早さでストーリーが進みます。
(吹替版なので原語版でどうだったか分かりませんが、セリフ回しも心持ち早口だった気も(笑))
「原作を知らない人は置いて行かれるだろう」との感想を各所で見ていましたが、実際にどうなのかは、原作を読んでしまった身としては公正な判断は出来ません。
ただ、未読の人も大まかな流れは掴めるだろうと思いました。もちろん細かい部分や、「何故この人物はこう動くのか?」というあたりは凄く分かり難いだろうと思いますけどね。
人物描写のスッ飛ばしっぷりが凄いですから(^^;

描写スッ飛ばしの為に割りを食った人物が大量出現してますが、その筆頭はやはりヒロインのソフィでしょう。
活躍する場面がほぼ全て飛ばされたため、完全にお飾りヒロインになってしまっていて、オドレイ・トゥトゥが少し可哀想ではあります。
後、ただの無能な盲信者にされたファーシュ警部や、ただの強盗にされたチューリッヒ保管銀行の人も可哀想。
まあ、この辺りの人はただ「かわいそー」だけで済みますが、原作ではまだ成されていた「オプス・デイへのフォロー」が完全に削除されていたのは、(実在する組織に対しては)ちょっと不味いのではとは思いました。
こりゃ文句も出るわな(^^;
(宗教に関する描写は全体的に原作よりもマイルドになってた気がしますが、オプス・デイに対する扱いは原作よりやけに厳しいと思えるのね)

映画の「ドラマ要素」と「ミステリー謎解き要素」について、
ドラマとしては、えーと、正直元々の原作からして「謎解き(というかウンチク)」部分がメインでドラマ部分は薄いと言うか、正直ちょっと御都合主義と無理無茶が目立つものだったのですが、
映画では更に、人間描写が全然出来ていないため、正直ドラマとして成立してない気もします。「ドラマ」と言うより「ダイジェスト」を見た印象。

ミステリー謎解き部分(ウンチク)としては、えーと、謎解きの面白さもまた映画ではとても薄味です。
「謎の発生」と「解決」がほぼ同時に一息で描かれてしまうので、「謎解き映画」と言うより「参考書的な教育番組」のようになっていました。
まあ、映画という形式自体がこういう「謎解きの面白さ」を描くには必ずしも向いてない媒体だという気もしますけどね。
その辺を映画のメインにしちゃったら、それこそただのTVの特集番組と変わらなくなりますし。
ただ、その辺の事情を考えても謎解き描写はやっぱり物足りないかとは思います。やっぱり詰め込みすぎなんですねえ。

「図書館」の場面を無くして「携帯」にしたのは、時間短縮の為には上手いやり方だったと思う反面、
「その程度の検索で解ける謎なのか」と「謎」の重みが軽くなっちゃった気も。
あと、これは原作からしてそうなのですが、最後のクリプテックスの謎解きは「ニュートン」の名前が出れば、多くの人が真っ先に「アレ」を思い浮かべるのではないかなーと思いました。
チョロいよティービング。

宗教部分については、まあ、後の時代に編纂された書にその時代の編纂者の意志が入り込むのは当たり前だし、
結婚や子供の件も、もし本当にそうでも特に有り得ないとは思いませんが、
信者でもなく詳しくもない身で、あまり無責任な事を言うのも何なので止めときます。

元々の原作の受けたところは、宗教的なウンチクを上手く「娯楽的な読み物」としてまとめた所だと思いますが、
映画は、「ドラマ・謎解き・宗教」の各種要素を取捨選択せずにゴッタ煮のままで無理矢理全部詰め込んでしまった結果、各方面に中途半端な物になってしまったと思えます。
これは仕方ない気もしますけどね。

読み返してみるとマイナス的な事ばかり書いてる気がしますが、楽しむことは楽しみましたよ、ホント。普通に。
欠点・弱点は多い作品だと思うけど、娯楽映画としては酷評するほどに酷いものとは思いません。あまり持ち上げる気も無いですけど(^^;
(この映画の場合、映画としての出来だけで語ってもらえない部分も多いでしょうけどね)

建物や、クリプテックスなどを映像として見れたのは面白かったです。

原作既読者としては、とりあえず小説で文章だけで示されていた物が映像で確認出来たってことでの満足感ゆえに、評価が甘くなってるってのはあるかも知れませんね。
映画を見た、というより確認作業的満足感?(^^;
まあ、最初に書いたように既読の身としては公正な判断は出来んですわ。

公式サイト

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2006年6月12日 (月)

週刊少年ジャンプ28号感想

■NARUTO-ナルト-
サスケ奪還(失敗)篇終了。
サイ主観として今回だけを取り出せば綺麗に収まったように見えますが、
エピソード中でのサイの扱いが中途半端で、サイで話を締めくくるのが適切なのかちょっと迷ってしまう。
最後の2ページは構図に凝る岸本氏らしく決まっていたと思いますが。

■BLEACH
ルキアと織姫はソウルソサエティに行ってるのですか。
みんな学校休みまくってるのね。留年は確定ですな(笑)
「生きる時間は違っても友達ってのはいいものさ」の下りはちょっとホロリ。
時間に裂かれることが前提のシチュエーションは無条件に弱いです。
しかし「今月のセイ霊廷通信(字が出ない)」に「通販目録」って、なんかヤケに楽しうだなソウルソサエティ。

で、十刃が襲ってきましたが、パワーアップ一護の当て馬キャラになるか、ライバルキャラになるかの分かれ目が見所のグリムジョーさんが楽しみです。

■ONE OIECE
パウリーは縛られたフリをしていたのですか。
名もない雑魚キャラに捕まるほど弱かったのかと涙していましたが、見直しました。ごめん。

で、鼻キング、もといそげップ、もとい鼻ップ、もといウソップは、戦闘での見せ場は完全に無いまま終わってしまいそうですが、
まだウソップにはロビンを助けるための大きな役割がありそう。
いったい何をやらかしてくれるのかは全然予想出来ませんが、とにかく期待です。

■銀魂
九兵衛真性レズ告白! ガール・ミーツ・ガール!
てっきり家の事情だなんだと複雑な事情があるのかと思ってましたが(いや、家の事情も確かにあるんだけど)、
ここまでストレートに「女だけど好きだから結婚したい」だとは思わなかったです。ちょっと斬新でした。

■家庭教師ヒットマンREBORN!
ツナ母はマフィアのことも何もしらないのね。
万一ツナが京子ちゃんと結婚したら、同じように相手に秘密にし続ける状況になっちゃうんですかね。(ハルだったらマフィアのこともバレてるけど)

■アイシールド21
たっぷり1話をかけてモン太VS一休のキャッチ対決。
文字通りボールの奪い合いで迫力でした。

ところで実況の「先にボールに触れたのは 〜 細川一休ム!!」て、
よくそこまで見えてるなあ(^^;

■To LOVEる−とらぶる−
本格的にエロ漫画になってきましたな。

■ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
操作系能力者恐るべし。
ロージーに今井さんにムヒョまでが操られて本気でピンチです。(これでムヒョが「操られてる芝居」とかだったら凄いけど)
こういう場合は一見役立たずの意外なキャラが活躍したりするものですが、梅吉が活躍 …するのかなあ?

■謎の村雨くん
つまらないわけではないけど、正直展開を引っ張りすぎかと。
まあ、今回の話は実際には数秒間しかたってないのかも知れないですが。

次回、青葉さんの扱いをどうおさめるかがこの漫画の分かれ目かも知れず。
話に広がりを出せる方向であればいいですが。

■みえるひと
予定より戦闘が早まるのはどこの世界(漫画)も同じですな。

■魔人探偵脳噛ネウロ
放火魔の事件はあっと言う間に解決、ですが、
何故そんな犯罪を犯してしまったかは犯人も自覚が無い様子。
もしかしてこれに春川教授のコンピューター内の人格が絡んでいたりするのかも知れず?

そんな中で刑事らしくない刑事の人登場。
前回「笛吹さん話したい事がある」とあったのはこの人ですか。
ここで「コンピューター内の人格」が絡んでくるようですが、最後のハシラからするとかなり大規模な事態になるのでしょうか。

■D.Gray-man
日本人口の9割がアクマって、すごい世界観ですな。
ところで、生き残った船員3人がとてもヤバイです。絶対死にそう。

甘党の人、以前に出ていたのかも知れませんが全然覚えていません(^^;

■エム×ゼロ
あれで「伊勢バカ」くらいですむもんかい?>ゴールドフィンガー
ちと不愉快。

■テニスの王子様
意外と大したことがなかったなあ>才気煥発の極み
で、最後の扉を開けるのは主人公とライバル(候補)の2人ってわけですね。

■太臓もて王サーガ
真面目ボケな吉下さんは良いキャラですな。
キラ嶋、もとい木嶋の壊れっぷりがナイス。

■べしゃり暮らし
前向きに親父の頑なな心を解かそうとする上妻が好感。
文化祭に事態を色々収束させて盛り上げてくれそうです。

名前を忘れましたが、(自称)辻本に裏切られた彼は、上妻達のネタをパクって先にやろうとでも考えてるんでしょうか。

文化祭の門のハミィが!(笑)

■ツギハギ漂流作家
フリーザというかキメラアントの王というか。

■ピューと吹く!ジャガー
象が一番イヤかと思ったけど、後半4ページ全部イヤか。

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2006年6月 8日 (木)

ジャケット(映画)

(ジョン・メイブリー監督)


湾岸戦争で頭に重傷を負い記憶に障害を持つようになった主人公は、
事件に巻き込まれて精神病院に入れられ、治療中に15年後にタイムスリップしてしまう。
そこで会った女性から、自分が“15年前の数日後”に既に死んでいる事を聞いて…
という話


基本的に自分は映画は前情報を出来るだけ入れないで行くのですが、
やー、戦争場面で始まってタイトルが「ジャケット」なので、
「フルメタル・ジャケット」的な話ではあるまいな、と一瞬思っちゃいました(笑)
タイトルは“拘束着”のことだったのね。

「バタフライ・エフェクト」を思い起こさせるような時間サスペンス物です。
独特な設定や精神病院の描写が印象的ですが、展開自体はシンプルで分かり易い話でした。
まずまず楽しめましたが、ちょっと物足りない気分も残りました。

何と言いますか、作中の各要素がどうもバラバラで、上手く一本の作品として噛み合いきってないように思えました。
“湾岸戦争”や“主人公の記憶障害”などの特徴的な設定がイマイチ序盤の状況設定を作る以外の部分で生きていなかったり、
主人公の行動原理が分かり難く、ただ成り行き任せで行動しているように見えて意志を感じにくかったり
(自分の意志でと言うより“映画の場面を成立させるため”に動いているように見えてしまう。
創作物ってのは元々そういうものだけど、それを感じさせずに上手く騙して欲しいのですね)、
主人公とヒロインの関係性が薄すぎたり(何故あんなに簡単に惚れる?)
等々。
各要素は悪くはないのだけど、もう一押し話を練り混んで欲しかったかと思いました。

また、ネタバレですが「自分の死の運命を変えられないと言いつつ」ヒロインの母の生死を変えてしまって、主人公の言動に一貫性が感じられないなど、どうも微妙に納得がいかない部分も。

精神病院の先生(男先生・女先生とも)など、登場人物はそれぞれ独特な印象強さがあって良かったです。
彼等の意味深そうな表情の演技は素敵でした。

主人公とヒロインですが、時間物でこのくらいの年齢差だと「夏への扉」を思い出したりもして。
ヒロインの名前もジャッキーとリッキィで似てないこともないぞ!(笑)(無理矢理)

ところで、あの後って(以下反転)主人公は2007年の世界にとどまることが出来るのでしょうか?
1992年の体が死にきった時点で2007年の彼も消えてしまったりしたら鬱だなあ
(最後に「あと何時間」云々との言葉があったし)
(^^;

公式サイト

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2006年6月 7日 (水)

週刊少年サンデー27号感想

■RANGEMAN
久々のモリタイシ先生の新連載。
「いでじゅう!」の皮村ばりのモテない男がひたすらに愛を求める話になるのか?
と思いきや、最後のページからするとなんだか予想外の方向に向かうようです。
タイトルからするとヒーロー物にでもなってしまうのか?
おそらく“風香”が絡んでくる事になるんでしょうねえ。
今回の1話だけでは今後どんな話になるのかは読めませんが、それでも久々のこのノリは楽しかったです。次からも期待します。

タイトルはレンズマンへのオマージュの意味があるんでしょうか。

■金色のガッシュ!!
まだまだギリギリの戦い続行中。この状態で随分長くピンチが続いているので、もうそろそろ新しい展開を見せて欲しいです。
しかし、モモンは何故にオラ・ノロジオを使わないのか?、ウマゴンの俊足と組み合わせれば効果絶大なはずなのになあ。

■結界師
きっちり呪いにかけられてる神田さんが素敵でゴワス(笑)

コーヒー牛乳に七三分けに指のポーズ等々、全部キヨコ様の趣味でゴワスかーーー!?(爆笑)
いやー、幕間展開として息抜きしつつ伏線も張って、実に見事な展開でゴワした。
キヨコ様が退治される展開にならなくて良かったでゴワスよ。

ダンディー茶野先生のヅラを取ってしまった事を反省する良守、いい奴でゴワス。

■MAJOR
妹は見つけられず兄妹和解は先延ばしになりましたが、上手く試合のモチベーションアップにつなげてきました。
やはり試合部分とドラマ部分は上手く連動してこそ盛り上がるという物です。

まあ、妹を見つけられずにしょげて「まあ、いいよ試合は…」と言ってしまうあたりは、やっぱり寿也は根本的に陰性というかヘタレ属性だなあとも思いましたが、この状況ではそれは言いますまい。(言ってる)
世界一になって愛の告白ですな(違)

ところで、ホテルで妹の住所を教えてもらうってのは無理ですかね?
アメリカのホテルのシステムは知りませんが、住所を控えてるとも限らないし、事情を話しても簡単に教える訳もないかなあ。

■GOLDEN★AGE
あくまでマイペースな主人公のアドバイスでトラは自分を取り戻し、試合も追い風に。
ところで、主人公の発言は天然さも手伝って頼もしい言葉に思えますが、一歩間違えば嫌みなキャラになりそうで、バランスが難しそうだなあとか思ったり。

やっぱり試合メインになると小波ちゃんの出番が全然ないのお。

■史上最強の弟子ケンイチ
宇宙人の指揮のもと、各地から集まる仲間達。
一人足りてないけど、きっと美味しいところで出てくるんだろうなあ。
チベットにいて伝達が届いたり、ひたすら回ってるだけだったらしいジークフリートが素晴らしい(笑)(なんだかかなり強くなってそうだし)

他の連中は、結局まともに師匠を見つけたのは武田だけだったんですかね。
宇喜田の修業先は町道場だったんですか?、彼は今回も活躍出来無さそうだなあ(^^;

■ブリザードアクセル
幽鬼のように佇む吹雪と六花こわっ;;;
海王院ペアのパンダ目の恐さの比ではありません。
ああいう恐さや迫力が要求される演目なのであれば、
案外吹雪達の身体中の傷も“演出”として効いてしまうのかも知れません(?)
これも計画通りか月!?(色々混じってる)

■クロスゲーム
この回をおさえれば同点なのですな。普通ならここで東をおさえてしまうのでしょうが、あだち氏の場合ここで打たれる展開もありそうな気もします。
二軍チームはいいムードになってきたようですが、さて?

■ハヤテのごとく!
うーむ、子猫が案外ブラックで残念ですブラックキャット

■焼きたて!!ジャぱん
モナコカップが始まったくらいから伏線をバリバリ張ってた気がしますが、よくやく霧崎の正体がご開帳。
やっぱり霧崎はジャぱんを東に教えた人だったのでした。
(アニメでもネタバラしをやったらしいですが、そちらは見ていませんでした)
東と昔最初に出会った後でおかしくなったのかと思ってましたが違ったのですね。
そうでないとソフィやシルヴァンの話等と年齢的に合わなくなるのでしょうか?(未検証)
ところで、東のコッペパンをいま霧崎に食わせてしまえば解決しないんですかね?

■ハルノクニ
ネコの弱点は近接戦のノウハウが無いことだった。体重が軽いってだけのことじゃないのね。
というわけでネコを鍛えることに。ますますポケモンですな。
ネコ話もいいですが、本筋をサクサク進めてくれないとストーリーへの興味がどんどん薄れていくなあ。
両親とマスコミも絡み出したので話の進展を期待したいですが。

■武心BUSHIN
小金丸君陥落への第一歩。
「ご、誤解しないでよ!メンバーに入れてやるのは、明日1日だけだからね!」が出れば以後の彼のたどる道程は見えたようなものでしょう。
試合は、いきなり初戦でライバル対決とは。
思い切りがいい展開だけど、どうするのやら。
(忘れてますが、試合は団体戦だけでしたっけ?)

■最強!都立あおい坂高校野球部
高倉先輩及び相手高にすっかり負けムードが漂ってます。もう少し貫禄を見せて欲しいものですが。

■絶対可憐チルドレン
もともとメインは幼女・少女ばかりで大人の女性が少ない漫画でしたが(大人と言えるのは朧さんや「ザ・ダブルフェイス」の2人やメアリーくらい…って、少ないこともないか?)、
ここで一気にお姉さんキャラ、もとい姐さんキャラを投入してきました。
つーか、見た目通りの年齢では無さそうな気もしますけど(笑)
かなり重要そうなポジションの人らしく、兵部にも因縁があるようですが、やはり高レベルのエスパーなんでしょうか。

表紙の写真で彼女と並んでいるのは昔の兵部なんですかね?
髪が黒いけど、昔の兵部は黒髪だったっけ?? 戦争中の兵部が描かれたエピソードは来週16日発売の単行本5巻に入ってるはずなので今は確認出来ませんが(宣伝)

チルドレン達の訓練は、彼女たちの経験値の足りなさを露呈したように思えます。
つーか、「頭脳」たる皆本の役割がやっぱり大事な要になってるということですな。
良い意味でも悪い意味でも。

■聖結晶アルバトロス
からくり無き後のサンデー巻末はやはりこの漫画になってしまうのですか。(ネコなび除く)
うーむ、頑張って欲しいなあ。
話の方は新しい敵グループの正体が明かされたり、重要そうなアイテム「聖結晶の台座」が登場したりと、進展はしていますが、
その辺よりゴミ子の住居問題の方が気になったりします。

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2006年6月 6日 (火)

かもめ食堂(映画)

(荻上直子監督)

北欧フィンランドのヘルシンキの街に日本人女性が開店した食堂を描いた話です。
少しずつ変わっていく食堂の日常を笑いやシュールさを交えつつゆったりと描いています。
個人的にはかなり好きな作品です。作品に漂う空気感がいいですねえ。
(派手な展開がある映画ではないので、そういう方面を望む方には向かないと思います。念の為)

具体的に“どこが”“どのように”いいか、というのは何とも説明しにくいんですが、
作中の空気がとても心地よく、なんとも幸せな気分で劇場を出ることが出来る映画でした。
異国で働く女性達のゆったりして柔らかな、かつベタベタしすぎず甘すぎないサバサバした人生観や距離感が心地よいのです。子供っぽさと大人らしさのバランスがいいんですね。
それぞれ苦い感情もあるだろうに、あまり言葉で語りすぎないのも良い。
「ガッチャマン」やら「ニョロニョロ」やら、クスクス笑いも絶えない映画でありました。こういうアホっぽい部分もお気に入りです。
ネコを太らせちゃいかんとは思いますけどね(^^;>冒頭

あまりヘルシンキの街の様子がババーンと描写されるわけではありませんが、
垣間見える港や市場や街中や白夜や森がいいですねえ。日本からも割と近いようですし、行ってみたくなります。

そして、やたらと食い物がんまそうな映画でした。
焼き鮭やおにぎりがとても恋しくなる映画で、見た日の晩のおかずは焼き鮭でありました。
んまかったです。

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2006年6月 5日 (月)

週刊少年ジャンプ27号感想

■家庭教師ヒットマンREBORN!
ルールに反してもピンチの仲間を見捨てなかったツナに、それを認めるリボーン。
少年漫画の基本ですが、やはりこういう展開はいいですね。
ツナも最初の頃は本当にダメダメなだけの軟弱者だったけど成長したのだなあ。

で、ツナも失格になってしまいましたが、リボーンもツナの特訓は続けるのですね。
ルール的に試合をどうするかは分からないけど、まあツナとXANXUSが戦わないままで終わるわけもないですし。

9代目がXANXUSを後継者と発表したのにはやはり裏があるようです。XANXUS自身が9代目をどーにかした様子。試合を取り仕切ってる女達も完全にXANXUSの手下のようですし。

「相変わらずだな沢田綱吉」と言ってるシルエットの人は霧のリングの人でしょうか?
ランチアあたりかと思うけどどーなんだろ。

■NARUTO-ナルト-
サスケはいずれ大蛇丸に身体を乗っ取られることをどう思ってるのかと思ってましたが、自分が消えても復讐だけ出来ればいいという事でしたか。納得しました。
しかし、「ナルトが子供」だと言うのはそのとーりですが、そんなサスケの考え方が大人だとは思わないですけどね。

で、サスケが元の仲間に戻ってくるとはもう到底思えません。
ナルトもそろそろ覚悟を決めるべきとも思いますが、この漫画的には簡単に諦める展開は無いかなあ。
こんな「ナルトとサスケのつながりの実状」を見たサイがどう判断するかが興味深かったりします。

■ONE OIECE
表紙連載、こんなところで最終回ですか。まあ「ミスG・Wの話」としてはもう完結でもいいでしょうけど、「0、1、2、3」の四人が今後どうなるかは気になるので別シリーズでも続けて欲しいです。

で、本編はバクくんならぬゾウくんをパートナーにしたスパンダムの「開け、夢の扉!」からスタート。
こんなに歪みきったクロミ様はいやです。(クロミ様も歪んでるって)
ロビンも能力を封じられていなければスパンダムなんか問題にもならないでしょうに(ノД`)

ナミは状況を読んで今後の行動指針を考えていた様子。麦わら一味の頭脳をナミとロビンだけで受け持っていただけあって頼りになります。(フランキーが今後仲間入りしたら、案外フランキーも頭脳面で頼りになりそうですが)
しかし、もう来た道には戻らずに前に行くのみということは、縛られてるガレーラやフランキー一味の連中が心配ではありますが大丈夫やら(^^;

で、ゾロ達はキリン&オオカミと戦闘開始。
キリンの能力を生かしたカクの戦い方がなかなかすご…、いや、
キリン普通鼻で戦わないって(笑)、
「能力をものにしてるな」って、キリンの能力関係ないって(笑)

そげキングの方は大ピンチですが、ここで復活したサンジ登場ですか。
このままサンジと狼でナンバー3対決になっちゃうんでしょうか。
サンジがやっと活躍してくれるのはいいですが、そげキングにもいいところを見せて欲しかったけどなあ。

■アイシールド21
モン太の作戦なんてやっぱりあんなもんかー!(笑)
間違っちゃいないようですが(^^;
次回はいよいよモン太VS一休の大詰めでしょうか。どんな展開を見せてくれるか楽しみです。

雪さんの活躍はやはり嬉しいですね。瀧、雪光、モン太の特徴の差の説明は分かり易かったです。

■BLEACH
腕を切られた破面の人、もしかしてホッチキスで治療してたんですか?(笑)
グリムジョーは十刃からクビになっちゃったんですかね。カワイソー

仮面の軍勢の人達はなんというか本当にアットホームですね。「ホームドラマ」ってやつを見せてもらってる気分です(笑)
どうどうとエロを隠そうともしないツンエロ委員長が素敵です。

崩玉の覚醒予定の12月ってのはやっぱり早まるようで。

■銀魂
前回便所で玉砕した2人に比べてなんて大人な2人。大人って汚い(文字通り)
竹林で猿のように三次元的に動き回るじーさまはやはり強敵の様子。つーか実にヨーダです。

で、ネット上のあちこちで予想されてましたが、九兵衛はほんとに女だったらしいです。
正直あまりに皆が「女だ女だ」と言ってるので、かえって違うのではないかと思ってましたよ(^^;

■メゾン・ド・ペンギン
また読者頼み企画ですか。大丈夫かいな。

■エム×ゼロ
シチュエーションエロ漫画だなあ(笑)

登場した新キャラは、最初一瞬「努力型不幸キャラ」かと思いましたが、どうやら素でゲスで嫌な奴の様子。ちっ
せいぜい痛い目を見ていただきたい。

ヒロインが既に陥落してますな。早

■こちら葛飾区亀有公園前派出所
東京に行ったときに前を歩いたことくらいしか無いですが、交通博物館って無くなってたんですか。(しかも去年)
一度行っておけば良かったなあ。

■To LOVEる−とらぶる−
タンコブは出来るわ犬には噛まれるわのザスティン様の活躍が楽しみになってきました。
テニスの人はやっぱり宇宙人か。

■D.Gray-man
連載再開。休載の理由は明かされてなかった気がしましたが(たしか)、首を痛めていたんでしょうか。落ち着いたなら良いのですが。

リナリー達一行はようやく日本に着くようですが、
船のみなさんはどうやら完全に全滅だった様子。…これは、キツイなあ…

ミランダのイノセンスの能力を解くことでエクソシスト達が受けたダメージも戻ったようですが、
ラビやブックマンのじーさまは生きてるようですね。
じーさまは死にそうなダメージだった気もしましたがよく無事で(^^;

■ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
いやー、ストーカーって本当に怖いですねえ。
ロージーに近づく今井さんへの牽制といい、実に恐ろしい。
しかしロージーも「ペン」くらい身につけておけよ。ポケットにでも入れておけば誰にも怪しまれもしないだろうに。

■謎の村雨くん
あら、青葉さんに正体バレはしてないんですか?
ちょっとがっくし(まだ次回がどうなるか分かりませんが)

村雨には監視役がいたのですね。それで親父にも外での行動がバレてた訳か。
で、(もしかしたら仲間キャラになるのかと思った)壬生さんはあっさり監視役の人に記憶を奪われた様子。
って、こいつも記憶を奪う手段は「殴るだけ」なのかー!?
殴るだけで特定の記憶を削除出来るって、どんな特別な殴り方なんですか(^^;
もう、そういう特殊能力だと思うしかないのか(笑)

■魔人探偵脳噛ネウロ
ネウロにいじられる吾代さんが可愛いですね(笑)
前回のヒキから始まった放火魔編は、あっさり一話で犯人特定。早っ!
3人のうち(?)誰が犯人かは予想するのも無駄なので止めときますが、
この話が教授に繋がったりするのでしょうか?
どう繋がるやらさっぱり検討がつきませんが、期待。

笛吹さんに会いに行くという「例の彼」、こっちも全然誰か予想が出来ません。むーん

■太臓もて王サーガ
悠に「バニーちゃんって呼ばないと宏海は動かん」と言われてあっさりそう呼ぶあいす。
分かって言ってるとしか思えません(笑)
ラフ画はこちらもがっかりでした。

■みえるひと
澪さんの結界で2日ほど時間が出来て様子。電話なりで助っ人を呼ぶってのは出来ないんでしょうか?

学校にいけないひめのんが哀れです(笑)

■ピューと吹く!ジャガー
(工場に)着くまでに気づけよピヨ彦(^^;

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2006年6月 1日 (木)

グッドナイト&グッドラック(映画)

(ジョージ・クルーニー監督)

1950年代のアメリカでの、共産主義者を告発する「赤狩り」の時代、
赤狩りの急先鋒のマッカーシー上院議員に目を付けられれば問答無用で共産主義者と決めつけられ失脚を余儀なくされた恐怖の時代に、
TV番組「シー・イット・ナウ」上でマッカーシーを批判したCBSのニュースキャスター「エド・マロー」と番組スタッフ達の戦いを描いた、実話を元にした映画です。
ちなみに「グッドナイト&グッドラック」は番組の最後でエド・マローが言う挨拶です。

映画はモノクロームで50年代の世界を再現するように描かれ、
決してドラマチックに大きく盛り上げたりはせずに淡々と描写されます。
その静かな描写ゆえに、逆に時代の狂気性や彼等の熱気が迫力をもって感じられる映画となっていました。名作です。

ここで描かれる出来事については、あまり懇切丁寧な説明がされている訳ではありませんが、
映画を見ていれば大体のなりゆきや時代の空気は掴めるかと思います。
ただ、それでもやっぱりある程度は予習をしていった方がいいタイプの映画だとは思います。

ジャーナリズムの良心や正義という物は、正直、今の世の中では素直に信じ難くなってしまったものですが、
そんな今の時代だからこそ意味がある作品だとも言えます。(世の中の状況からしてもですね)

ところで、ひとつだけ難点を上げると、
モノクロームの画面は時代の空気を感じさせてくれて良いのですが、
「字幕」が背景にとけ込んで読み難い場面がかなりありました;
字幕の出る位置を出来るだけ画面の暗い位置に移動する配慮は見られましたけど、
正直それでもかなり辛かった。
もうちょっと何とかならないかなあ。

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