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2006年6月15日 (木)

嫌われ松子の一生(映画)

(中島哲也 監督)

原作は未読。

河川敷で遺体として発見された女性の人生を振り返って描いた話。
中学教師だった松子はある事件により学校を辞め、同棲した男は自殺し、ソープ嬢になり、やがてヒモを殺して刑務所にまで入ることになる…。、

悲惨な話なのだけど、実に面白い。でもやっぱり悲惨だ。それでも面白いけど。
悲劇的な女性の生涯をあくまで陰気にならず、明るく不快感少なく見せてくれる手腕と、総天然色な映像の美しさ&面白さはさすがに職人芸。
私としては(私が男であるためか、はたまたあまりに彼女と性格が違うためなのか)、松子の不幸は彼女の場当たりな考えの足り無さと、男を見る目の無さによる自業自得の面が極めて強いとは思えたし、「殴られても一人ぼっちよりマシ」との心境にも共感はし難かったですが、
それでもリアルなやるさなさと、人としての愛らしさを感じて泣かされました。
(共感が出来るか否かは、見る人の人生経験次第でかなり分かれそうかと)
松子の“あのおかしな表情”も由来を知ればなんとも切ないです。

某人物と松子のすれ違い、
同じように相手を思っていても、その為にかえってすれ違ってしまう哀しさを感じました。
やっぱり相互理解には話し合いが大事ですね。(そういう話でも無い気がするけど)

昭和から平成にかけて切り取られた時代の風景も見所でした。
あんな時代もあったねとしみじみと見てしまいました。
石油ショックでのトイレットペーパー品切れのあたり、
ちょうど今もトイレットペーパーやティッシュが値上げとのことで、妙にタイムリーです(^^;

「まげてのばして」の歌が耳に後々まで頭に残ります。

公式サイト

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»  「嫌われ松子の一生」  一緒に楽しく 虚しく 切なく  [bobbys☆hiro☆goo☆シネプラザ]
中谷美紀主演VS中島哲也監督 話題の映画 「嫌われ松子の一生」を 公開初日に観ました。 撮影中の「悪い」やりとりが 先行した感がありますが 初日の舞台挨拶で和解したとか? 物語は 「川尻松子」と言う女性の 昭和22年から平成13年までの 一生の人生物語。 53年間の波乱万丈を 時におかしく、時に虚しく 時に仰天な映像で 一機にみせてくれます。 ほんと「笑顔」あり「涙」ありの 人生は、観客にも痛感に伝わってきます。 「シリア... [続きを読む]

受信: 2006年6月17日 (土) 17時37分

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