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2006年6月 8日 (木)

ジャケット(映画)

(ジョン・メイブリー監督)


湾岸戦争で頭に重傷を負い記憶に障害を持つようになった主人公は、
事件に巻き込まれて精神病院に入れられ、治療中に15年後にタイムスリップしてしまう。
そこで会った女性から、自分が“15年前の数日後”に既に死んでいる事を聞いて…
という話


基本的に自分は映画は前情報を出来るだけ入れないで行くのですが、
やー、戦争場面で始まってタイトルが「ジャケット」なので、
「フルメタル・ジャケット」的な話ではあるまいな、と一瞬思っちゃいました(笑)
タイトルは“拘束着”のことだったのね。

「バタフライ・エフェクト」を思い起こさせるような時間サスペンス物です。
独特な設定や精神病院の描写が印象的ですが、展開自体はシンプルで分かり易い話でした。
まずまず楽しめましたが、ちょっと物足りない気分も残りました。

何と言いますか、作中の各要素がどうもバラバラで、上手く一本の作品として噛み合いきってないように思えました。
“湾岸戦争”や“主人公の記憶障害”などの特徴的な設定がイマイチ序盤の状況設定を作る以外の部分で生きていなかったり、
主人公の行動原理が分かり難く、ただ成り行き任せで行動しているように見えて意志を感じにくかったり
(自分の意志でと言うより“映画の場面を成立させるため”に動いているように見えてしまう。
創作物ってのは元々そういうものだけど、それを感じさせずに上手く騙して欲しいのですね)、
主人公とヒロインの関係性が薄すぎたり(何故あんなに簡単に惚れる?)
等々。
各要素は悪くはないのだけど、もう一押し話を練り混んで欲しかったかと思いました。

また、ネタバレですが「自分の死の運命を変えられないと言いつつ」ヒロインの母の生死を変えてしまって、主人公の言動に一貫性が感じられないなど、どうも微妙に納得がいかない部分も。

精神病院の先生(男先生・女先生とも)など、登場人物はそれぞれ独特な印象強さがあって良かったです。
彼等の意味深そうな表情の演技は素敵でした。

主人公とヒロインですが、時間物でこのくらいの年齢差だと「夏への扉」を思い出したりもして。
ヒロインの名前もジャッキーとリッキィで似てないこともないぞ!(笑)(無理矢理)

ところで、あの後って(以下反転)主人公は2007年の世界にとどまることが出来るのでしょうか?
1992年の体が死にきった時点で2007年の彼も消えてしまったりしたら鬱だなあ
(最後に「あと何時間」云々との言葉があったし)
(^^;

公式サイト

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