インサイド・マン(映画)
(スパイク・リー監督)
マンハッタン信託銀行で強盗事件が発生する。
犯人グループは数十人の人質全員に自分達と同じ服と覆面を与える陽動作戦をとり、計算し尽くした行動で警察を翻弄する…
★
冒頭からいきなり銀行強盗を実践するという男の独白で始まり、最初から一気に引き込まれました。
彼言うところの「完全犯罪」がいかにして行われたかを描いたクライムサスペンス的作品です。
タイトルだけを聞くとどういう作品なのか全然イメージが湧かなかったですが、見終わってみると、なるほどと納得します。
犯罪物でありながらあまり不快感も無く、小粋で案外骨太で、それでいてきっちりエンターテインメントとして見応えある作品でした。実に面白かったです。
途中で見ながら「?」と感じるところも、最後まで見ればパズルが組み上がったようにピタッと収まるのが心地よいです。
(まさかトイレだったとは(笑))
謎が残る部分もありますが、作品としては問題無いと思います。あの辺りはあえて書かなかったのでしょうね。
事件の進展と警察の対応が(どこまでリアルなのかは知りませんが)なかなかディテールが細かく描かれていて興味深かったりしました。
何と言うか、一つの事件にはあれだけ多くの関係者が関わるのだなあと。(どうでもいい感想ですが(^^;)
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