カーズ(映画)
(ジョン・ラセター監督)
究極生物とは関係ありません。
ディズニー&ピクサーの最新3Dアニメです。
擬人化した車キャラを用い、自分勝手なレーシングカーの主人公が廃れた町で人々、じゃない車々と触れ合って友情や人間性、いや車性を得て変わっていく話。
ピクサー作品は実はまともには「Mr.インクレディブル」と、「トイ・ストーリー」をテレビで見たくらいなので、その辺りについては全然語れませんが、
車にあまり詳しくない私が見ても、真っ当に面白かったです。
子供だけでなく大人も楽しめる渋みがおいしいですよ。判事のドック・ハドソンがとてもいい。
ストーリーはクライマックスも含めて極めてストレートに基本的なものですが、見せる手段が上手く楽しませてくれます。
ラストのレースの展開は「やはりこうなってくれなければ」という観客の期待を十分に満たしてくれる満足のいくものでした。
序盤は正直、主人公の手前勝手さや町の人々、いや車々の痛い悲しさが苦しかったりもしたのですが、この辺りの積み重ねが後半に効いています。
車が主役ということで、「人間」がいる世界観なのかどうかは見るまで分かってませんでしたが、
完全に「車」だけの世界なのですな。
レースの観客席も車だけで埋まっているのが絵的に面白かったです。
野原で舞ってる虫まで車だし(笑)
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