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2006年8月30日 (水)

週刊少年サンデー39号感想と夏休みの友

■MARΩ
元々のMARは、正直面白いと思えませんでしたが、
作者が変わった今作は、1話の時点ではまだ何とも言えませんけど、案外「普通」に読めた気がします。
ストーリーが無いに等しかった無印MARとは違って、ちゃんとお話を楽しめそうです。
ギンタがやたら持ち上げられているのはちょっと微妙な気持ちになりますが;

無印MARのバトル描写の問題点をまとめられたへっぽこぴーすけさんこの文章が明解な分析でとても納得でした。(耳が痛いところもあったり(笑))
バトルの三要素という「バトルの合理性」、「動機付け」、「作画的演出」
全ての要素を満たした漫画はそうそう無いと思いますが、どこか一カ所でも突出した部分があればそれなりの作品になるのでしょうけどね。

新シリーズの戦闘シーンが果たしてどうなるか、次回注目です。

■金色のガッシュ!!
自在に伸びてクッションにもなるゼオンのマントが素敵すぎ。
王族御用達マントなのか?

「答えを出す者」同士の戦い開始。先を読み合うニュータイプ合戦ですな。
恵の言うように少しずつジリジリと追い詰められる様子が緊張感とデュフォーの圧倒感を感じさせます。
「右、左、振りおろせ、右上、右、下、上ーーー!!!」との清麿の指示に的確に応えられるガッシュは凄いとあらためて思いました。(ゼオンもですが)
こいつらなら「赤上げて白上げて」の旗上げゲームも完璧ですよ。

最後はいよいよバオウの登場ですが、清麿の危惧通り、何だかヤバイ状態になっている様子。
これが以前アースが「驚異」と読んだバオウの真の姿なのでしょうか。

■MAJOR
清水がいいこと言った!
本当に、「ギブソンに本田Jr.の成長した姿を見せる」という結論で漫画が完結してもいいような気もしてきました。
が、アメリカの決勝進出自体ヤバそうな様子で、まだ展開は予断を許しません。さて?

今回の清水さんは久々にヒロインっぽかったです。

■ダレン・シャン
単なる脅しで終わらずに主人公本当にバンパイア化。(まだ半分だけど)
先が読めなくて順調に面白い。原作にも興味が出てきましたが、先を知らないままで漫画を楽しみたい気も。うーむ。

「…信じてもらえんだろうが… お前の気持ちはよく分かる」というホーストンさんは、
昔は人間だったりしたんでしょうね。

■結界師
兄貴&烏森に迫る、頭の大きい扇の罠。
今は先手を取られてる兄貴がそのうち逆襲に転じそうでドキワク。
裏会が絡んでくると展開に緊張感が出て面白さが上がる気がします。

裏回の調査役の奥久尼さんは確かに中立なのでしょうか。
扇とも兄貴とも関わりが無い方が話が混み入って面白くそうなので、中立独自路線希望。

■最強!都立あおい坂高校野球部
間近で見たナインの戦う姿に心底胸を打たれた教頭が遂に涙を見せる。
うむ、いいっすねえ。なりふり構わなくなった人の感情の発露はやはり心を打ちます。
ナインも気合いが入ったようで、
たとえドリル教頭でも、やはり女の涙は強いのか。(なんか台無しな発言)

教頭のドリルって、帽子をかぶってる時は下を向くのですね。気付いてなかったですよ。

■犬夜叉
あらら、生き返ってしまった;
「命とは〜軽々しいものではない」の言葉の後だけに、余計に軽々しく見えてしまった気もちょっとします。
悪い流れでは無いのだけどー。
邪見の涙は良かったですし。

■ハヤテのごとく!
全然信じてないマリアさんが(笑) 幽霊を目の前で見てもこの人なら信じ無さそうだ。
ヒナギクなら、幽霊も悪霊も体験済みなので(つーか神父とお話中だし)、話がちゃんと伝わればハヤテの状況も理解してくれるんでしょうけどね。
でも、話がちゃんと伝わらないあたりが漫画的強制力なのですな。

「ぐおおおお」なマリアさんの一コマでの長ゼリフ。
何ですか? 今の
斬ですか? 今の
どうせ斬なら台詞の分量は1.2倍(※)くらい欲しかった(笑)

※後日注釈
「斬」1話の載ったジャンプも捨ててましたので、最初は適当な記憶を元に「3倍」と書いてたんですが、
ヤマカムさんの記事を見て文字数を確認してみたところ、「斬=126文字」「ハヤテ=106文字」でありました。(、や…は除く)(数え間違ってたらすんません)
1.18:1ってところで、約1.2倍ですね。
さすがに3倍は無いか。いつのまにか私の脳内の斬のコマは実物以上に小さいフォントで多大な文字数のコマに変換されていたようです(^^;

それにしても1.2倍とは惜しい。これが「1.3倍」だったなら、
「3倍が誤認で3割増しが正解とは、シャアじゃねえってーの」と書けたのに;(書いてる)

■史上最強の弟子ケンイチ
ふむ。パンツはいてないジェニーさんは逆鬼師匠より大分年下なのか。
童顔なのではなくて本当に若いのね。良し。(何が?)

杖術の伝承者であるフレイヤは、実は元から「達人の弟子クラス」だった訳ですか。なるほど。
秋雨師匠でさえ知らない流派とは意味ありげに聞こえなくもないですが、これ以上ツッコミはしなさそうかな。

■ハルノクニ
意外に情に熱かったのですな>キリコさん
本当に仲間入りも有り得るのか???

■GOLDEN★AGE
典型的なイヤミライバルっぽく登場したスポーツ刈りの一色君ですが、嫌みなだけのキャラでは終わらなそうな様子。かもめ中のヤンキー達と言い、作者は心底の悪人は出せないタイプと見ました(笑) 結構好きだなあ、この作者のキャラクター描写。

“ゴールデンエイジ”の9〜12歳までに技術を身につけられなかった選手は大成しない。ブリアクでも同じような事は言われていましたね。(年齢を何歳と言ってたかは忘れましたが)
確かにそれは真理なのでしょうね。わざわざ今この考えを記したからには今後の展開にも関わってくる設定だと思いますが、近江はどう乗りこえていくのでしょう。説得力のある描写を期待したい所。

唯くんは、ゴールデンエイジ期に手品の技術を身につけられなかったんでしょうね(笑)

■焼きたて!!ジャぱん
>目がパンに
そのうち頭全部パンになるんですかねえ。
僕の顔をお食(略)

■RANGEMAN
読者の言いたかった事を代弁してくれるブルーの発言が心地よい。よく言ってくれた。
この会話は確かに鎌児をひとまわり成長させてくれるでしょう。

なんだけど、最後の鎌児はときめき値まで上がっちゃってますか?
多くの人が思うことでしょうけど、えと、目覚めちゃったんですか?(そっちに)(ポ)
「運命の出会い」なんですか? 大塚ハーマイオニー?
…単に恋愛に関係ない心の高揚もときめき値に含まれるだけかも知れませんが。

短い時間の間に別の女の子に恋をしちゃってたりしたら最低なんだけど(^^;

「風香お嬢様」と呼ぶということは、風香は博士の孫って訳ではないんですかね。
ところで、限界を超えたら爆発するスカウターはマジで目が危ないと思います博士(^^;

■ブリザードアクセル
相手がセリフを読んで照れているのを見て、自分が読む時の危険性を察知出来ないバカさ(若さ)が素晴らしい。
お約束もそれはそれでいいものですね。親父の涙も含めて(笑)

しかし、縄で縛るわ満足させちゃうわ、
中学生の試合でこんなカルメンを選んだ大会運営者は本当に一体何を考えているんでしょう(笑)

■絶対可憐チルドレン
>皆本を取られても薫を独り占め出来ればそれはそれでオッケー
未来で皆本と薫が引っ付いたらマジでヤバイよ(^^; 葵・紫穂パンドラ入りの危機か!?
今回は、バーチャル人生経験豊富でも紫穂も子供だなあと、よく分かる回でした。
まあ賢木も大人とは言えないけどな(笑)

花京院は強いなあ(笑)

■武心BUSHIN
根性で相手の裏をかいた戦いが見応えでした。
最後の姉さん乱入は、余計な横やり展開で嬉しくないなあ。

■聖結晶アルバトロス
こういう状況での別行動は失敗の元ですが、階段が壊れちゃあ仕方ないですな。
もう一人の侵入者は本当にユヒナの様子。

■ネコなび
突然ど新人が担当ですかー。
正直不穏な想像が;


「こわしや我聞」の藤木俊先生の同人誌「夏休みの友 闇に舞い降りた天才」を読みました。
「こわしや我聞」のメインキャラ達が真柴壊滅の祝いに温泉旅行を楽しむというスペシャルな企画です。
温泉物として守るべきお約束がきっちりとやり倒されていて楽しめます。コメディパートの楽しさは藤木先生の本領発揮です。
「親公認の仲(笑)」になった後なので、我聞を意識しまくる國生さんがまた素晴らしい。
そして今回の話は、朴念仁の我聞もちゃんと男の子だったんだなあとよく分かりました。
連載時にファンだった人は是非見るべきかと。

照れ屋の藤木先生がバッチリ脱衣に挑戦されていますが、その「隠し」の創意工夫が、なんだか凄いです(笑)

まだ通販で扱っているかも知れません。
「29日(昨日)の夜頃からとらのあな通販で扱われるかも」とあったので、もう売り切れてるかも知れませんが、「瞬殺された場合は増版」もあり得るようなので欲しくて入手出来なかった方は先生にエールを送れば応えて頂けるかも?

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2006年8月29日 (火)

スーパーマン リターンズ(映画)

(ブライアン・シンガー監督)

別名「帰ってきたスーパーマン」

19年ぶりのスーパーマンの新作で、リメイクではなく、きっちりこれまでの映画シリーズの続編として作られています。
ただしストーリー的には旧シリーズの2・冒険編の後のようです。3・4は考慮してない…のでしょうか? (4は見てないのでよく分かりません。)
一応自分の鑑賞歴は、シリーズ1〜3は子供時代に見て結構内容も覚えていて、
1は先日TVでやっていたのを再見しました。4とスーパーガールが未見。

以下ややネタバレなので注意。

5年間地球を離れていたスーパーマンが帰ってきたところ、地球では事件が増えてたり、
想い人のロイス・レーンが子供を作って他の男と結婚を控えてたりした、という状況です。

スーパーマンの続編として、「ヒーロー物」として実に直球な作りで素直に面白かったです。
昔ながらのテーマ曲にはやはり胸が熱くなり、鑑賞後も気持ちよく劇場を出ることが出来ました。
監督はX-MEN1・2の人で、ヒーロー物の映画化には流石に手慣れた様子。
154分の時間の長さが気にならなかった良作です。

映画はかなり旧作を踏襲していて(制作者の愛が籠もっていて)、
旧作ファンであればかなり楽しめるのではないかと思いました。
クラシカルな世界観を保ちつつ、随所に旧作へのオマージュを挟んでいてニヤリとさせます。(「飛行機~」のセリフとかがまたニヤリ)

そして、その一方で現代的な要素も盛り込み、最新のSFXでスーパーマンが立ち向かう事件のスケールも広げて、“今の時代”にスーパーマンを作る意義を感じさせる映画として仕上がっていると思えました。

ただ、旧作を知らない世代にこの映画が受け入れられるかどうかは自分には分かりません。
やはり、旧作ファン向きの映画には違いないでしょう。設定の説明もあまりされてませんし。
ですので、旧作の1は復習しておいた方がよさそうです。
出来れば2もでしょうね。(ロイスとの仲のあたりとか)

それでも、旧作を知らないと全く理解できない、と言うことも無いのではないかとも思いました。
確かに説明は少ないですが、元々が割とベタな、と言うより「ヒーロー物の典型的基本」と言える設定ですし。劇中のセリフから推測は出来ると思いますし。
最低限、
・スーパーマンとロイスは元いい仲だった
・スーパーマンはクリプトンナイトが弱点
・レックス・ルーサーは宿敵
が理解できれば概ね大丈夫ではないかと。

主役のクラーク・ケントを演じるブランドン・ラウスは素晴らしいハマり役でした。ホントスーパーマンですよこの人。
今の時代でもあくまで「土地」にこだわるレックス・ルーサーもニヤリでした。
ちょっとネタバレですが、「あんな土地はいらねー」と思いました(笑)

ヒロインのロイスとの恋愛劇は、ロイスがスーパーマンを「待ってなかった」あたりが実に現代的。
そりゃあ5年もほっとかれたら普通はフラれますよ。
想い人に他の相手が出来ていたりする展開は最近の「スパイダーマン2」を連想しましたが、
今作ではロイスも相手役も大人なので、スパイダーマンのMJに感じたようなモヤモヤ感があまり感じずにすみました(笑)
ちなみに、ロイスの相手役の人はX-MENのサイクロプス役の人と言うことで、
いい人なんだけど、微妙な可哀想感がサイクロプスと被ります(笑)

劇中で描かれる「スーパーマン不要論」はもう少し突っ込んで欲しかった気もしました。
まあ結論をぶっちゃけると
『お父さんは子供の宿題を手伝いすぎても駄目だけど、子供の手本にはならないといけない』と言うことか?(超意訳)

スーパーマンの衣装がちょっとバージョンアップしていて綺麗になっていました。
最近のスパイダーマンみたいな生地で通気性の良さそうです。
ところであのコスチュームって、スーパーマンの育てのお母さんの手作りじゃなかったっけ?(これってアメコミ版だけの設定でしたっけ?)
器用だなあお母さん。

20年近く前の時代から約「5年後」くらいのはずですが、デイリー・プラネット社ではパソコンや液晶テレビが使われているのはご愛敬です(笑)、携帯電話も出てますし。

飛行機事故のシーンでは、先日「ユナイテッド93」を見たばかりと言うこともあって、さすがに揺さぶられました。
所々で9.11を連想する要素が織り込まれているのは、やはり「今」の映画です。

それにしても飛行機シーンのロイスは頑丈です(笑)

今作では悪人が結構死んじゃってますよね。そのあたりがちょっと残念。

「スーパーマンの子供」問題については、スーパーマン - Wikipediaで「 地球人の体は彼から放出される精液弾により容易 に破壊されてしまうのでロイスとの間に子どもを作る事は物理的に不可能」とありますが、これって本当に公式設定なんでしょうか?(笑)、
検索してみると、ara.logさんの記事で「スーパーマンの子孫存続に関する考察」がラリイ・ニーヴン著の「無常の月」という本(トンデモ本?)で書かれているがとのことですが、もしかしてwikiで書かれたことの元ネタってこの本なのでしょうか?(^^;

その辺はさておき、映画については、2で一度スーパーマンが人間化した時に出来ちゃったと考えればいいんですかね。
(2を見たのはかなり前なのでウロ覚えですが)

公式サイト

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2006年8月28日 (月)

週刊少年ジャンプ39号感想

■家庭教師ヒットマンREBORN!
八代で八の型。伝承するごとに型が一つ増えていく訳ですね。これが100代後になったら108も型を覚えないといけない訳で大変だ(^^;
伝承をベースにして新たな型を作っていくということなら、流派を越えろというディーノの考えとも合致すると。
新たな型が野球ってのは山本らしくていいと思いました。

■ONE PIECE
ルフィ以外の麦わら一味合流成功。しかし人魚ショックはかなりでかかった様子。さもありなん(笑)
ココロさんはツインテールマーメードだったそうですが、カラーレンジャーに助けられるどころか逆に助けてしまうあたりが逞しすぎ(笑)
(カラーレンジャー的には、そげキングがレッドか?)

30歳を境に尾ヒレが二股に、ということなら、もしかして前回ラストでも「一股」ではなくて二股だったんですかね。
前回を見返すと、尾ヒレの下部分はベタで塗られていて、どちらとも取れる描き方をされてますな。なるほど。
ところでスパンダムはどーしたんでしょう。橋で放置されてるのか?

いよいよ話も収束してきて、後はルフィVSルッチの決着と脱出を残すのみ
…ではなくて、フランキー一家や船大工達が超ピンチです。助っ人が来るとも思いにくいし、どーなるのやら;

■アイシールド21
遂に1点差。で、キックかタッチダウンかどうするか?
ここで以前の阿含の言った「詰み」が効いてきました。
素直にタッチダウン狙いだろうと思っていたんですが、ここで迷う回を入れてうまく盛り上げてくれます。

しかし、
「なんと神龍寺ナーガは創部以来ただの一度もタッチダウン後の2点狙いを許したことがないのです…!!」
と言われちゃった以上。
「神龍寺がタッチダウンで2点取られる」事は漫画展開的に決定事項とも思えます。必ず外れる鬼兵の解説のジンクスみたいなもので(笑)

ヒル魔に祝砲キックを浴びせようとする三兄弟が(笑)
試合に勝てたら是非とも挑戦してもらいたい。

■To LOVEる−とらぶる−
臨海学校で自前の水着でオッケーなのかー。
因果応報と言いつつ今回は校長は何もしてない気もするけど、まあいーか。

■NARUTO-ナルト-
アスマさんに賞金首設定が追加。死亡フラグがまたひとつ…;
ナルト側ではラーメン屋に新キャラ2人追加。
こういうキャラでドジッ子をやられても嬉しくないっす。
修行展開もいいかげんのんびりすぎるなあ;

・後刻追記
他サイト様の感想を見ていてやっと分かりましたが、ラーメン屋のあれってお笑いの人とのリンクネタだったんですね。
巻末コメントでレギュラーがどうと書いてたのはそういうことでしたか。
「あるある探検隊の人」としか覚えていなかったですよ;
自分の芸能ネタへの疎さがよく分かりました;;

■銀魂
なかなか読ませてくれるのですが、土方さんがおとなしく年貢を納めればみんあ幸せになれるんですかね。(沖田弟除く)
土方がミツバを受け入れない理由は何なんでしょう。(これまで何か描かれたことありましたっけ?)

■BLEACH
一護たちは虚園に旅立ちましたが、友達連中にもしっかりバレてた様子。
彼等が事情を知って話に影響があるかどうかは分かりませんが、これで彼等も少しは話に絡んでくれるかも知れません。
しかし、一護を甘いという浦原さんも十分甘い気はしますな。

井上の能力は「事象の拒絶」だとか。そういう風に言われるとすごく後ろ向きな能力に聞こえるなあ。

グリムジョーは完全復活。最初は雑魚い敵役なのかと思ってましたが、案外一護のライバル的キャラとして引っ張るつもりなんでしょうか。

■OVER TIME
野球部だけはいかんぞって、どんな学校だ?
作風がややリアル系寄りな分、展開の不自然さが目立つ気が。

■太臓もて王サーガ
「全員が片想い」って書いたらハチクロみたいですね(怒られます)
文字通り「大西洋血に染めて」だったジョセフおじいちゃ…もとい矢射子がツボでした。もちろん「おまたせ」のネウロ落ちも(笑)

ところで、使うたびにヒドイ目にあってるのに武装セイバーを持ち歩いてる矢射子はマゾですか?

■魔人探偵脳噛ネウロ
1台目のスフィンクス破壊。
ネウロ&ヤコとHALとの会話が成されましたが、ヤコにとっては現時点ではまだあまり有意義な接触にはならなかった様子。
人間相手の事件とは違い、今回は存在意義が見いだせていないヤコですが、さてどう立ち位置を見つけていくのでしょう。

警察のヒグチさんは春川の動機を「犯罪者だらけの世の中を見たいんだろ」と言いますが、今回の「生きる事が目的」というHALの言葉と比べても、ヒグチさんの読みはズレているような気もします。

漢字が読めない吾代がかわいい(笑)

スフィンクス第の番人の人は、えろかったです。

■スケットダンス
読切。
ちょっと説明的なセリフが多すぎて不自然には感じましたが、よくまとまったかと。
ヤバ沢さんはちょっと良かったです。

■ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
普通に話が通じそうな相手かと思いきや、案外切れやすいイサビさん。
これで切れられるのもちょっと理不尽な気もするけど、元々普通に話が出きる相手でも無かったということか。

ペイジさんはやっぱりピンチになってしまいました。
だから漫画で「(技を破るのは)不可能」みたいなセリフを言っちゃ駄目なんだってば。

■斬
武士がいるなら忍がいても不思議じゃないわな。

>「必ず彼女を助けてみせる」
主人公らしいセリフです。実は勘違いなんだけど。
少年漫画の主人公には「思い込み」が大きな要素だとよく分かります。(困ったことに)

■こちら葛飾区亀有公園前派出所
>女性の売り子が有利
なもんなんですかね?
自分だったら選択基準は「近くにいる方」だけだろうけど。

■D.Gray-man
ちょめに乗って巨大アクマの頭上から攻撃しようとしたじー様達はあっさり墜落。
しかし駆けつけた神田とマリの助太刀であっさり撃破って、
おい。

神田達2人が強いというより、(怪我人だらけとは言え)5人もいて勝てなかったラビ達の弱さが強調されたように見えて、ちょっと切ない。

船乗り生き残りのチャオジーさんはいよいよ駄目かと思いました。
生き延びられたようで良かったです。

■エム×ゼロ
伊勢と支部長の過去判明。
あれが“本当に”支部長の本音の全てだとしたら、伊勢が裏切られたと思うのも分かりますが、どーなんでしょ。

最後の光は、いよいよ主人公がなんかに覚醒したのか?
「エムゼロ」のカードには何か隠された秘密があったようなので、
名前の通りだとすると、相手の魔法を解除する能力があるカードだとか?

■みえるひと
ベルトで変身するヒーロー登場。
「ううッッッとーッしーッッ!!!」とひらがなカタカナ混じりで喚くコクテンの気持ちも分かる気がする。たしかにうっとおしいわコリャ(笑)

姫乃は落ちるわボスキャラは出てくるわで実にしっちゃかめっちゃかな状況です。面白いですが。
落ちた姫乃はどうやって助かるのやら。
クロックラビットさんが時間を戻して助けるとか?(そこまで便利に使える能力ならこれまででも使ってそうだから無いか?)

■謎の村雨くん
結局親父の仕込みかーーーーー!
これで本格的なスパイ物としての展開が始まるのなら綺麗に今回のエピソードも決まったような気にもなるかも知れませんが、
果たして続くのか終わっちゃうのか。

■ピューと吹く!ジャガー
>お前とオレが組めばきっと最強なんだぜ
幻想です。
>デビューして半年もすればテレビのお笑いトーナメントとかで優勝しちゃうはずさ
幻想です。
>意外と普通の一般の人(といっても美人)と結婚したりすんだよ
幻想です。
つーか、ええと、彼女とは別れたんでしたっけ?(忘れてる)

ラスト2ページのハマーのネタで「いける」とふんでしまうあたり、
ハマーだけでなくビリーの駄目っぷりも強調させるいいオチでした。

「きそばAT」はおろか「ストローク・オブ・フェイク」にも勝てないだろうなあ。

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2006年8月23日 (水)

週刊少年サンデー38号感想

■クロスゲーム
何かと思ったらラフの映画の宣伝かい(笑)
飛び込みはさすがにしないのですね。
どうせなら飛び込み台から「いっけーーーーー!」と叫んで飛び出して欲しかった。(それでは時かけの宣伝です)

■金色のガッシュ!!
父曰く、私情より才能とのこと。
キャンチョメやモモンにも何か評価するところがあったんでしょうか。うーむ。

ゼオンとまともに渡り合う清麿が実に格好いいです。
「答えを出す者」ですか。
清麿が初めて使う術の事を知っているかのように使えたのも、この新しい能力のおかげなんでしょうか。
ついでに、般若や悪魔に変身する能力もこの力によるのでしょうか?(無いって)

■MAJOR
つい先日野球を掘り出しかけた寿也と一緒じゃないか、と作中でも指摘が入ってくれました。読者の気持ちを代弁してくれてありがたかったです。
しかし、吾郎もそのあたりは分かっていて、分かっていながらもどうしようもない様子。
確かに人生の目標が喪失したとさえ言える状況ですし、寿也の場合と違って「野球を頑張れば解決する」訳でもないですしねえ。
正直自分は、高校編あたり以降の吾郎の手前勝手すぎる性格は好きではないですが、今回の件ではさすがに同情を感じました。

一方でギブソンはやる気満々ですが、どーなるんだろ。このシリーズでの対決はさすがに無いかと思っていたのですが、今シリーズで対決が実現しちゃう可能性もあるのか?

■ワイルドライフ
やっぱり普通に手作り出来るのね>エリザベスカラー
うちでは動物は飼えないのでエリザベスカラーの実物がどうなってるかよく知りませんが、
強度の問題というより、クチバシで咬めないように角度をつければいいのではないかと思いましたがどうなんでしょう。
あと、作中の品だと、フチの首に当たる部分が痛そうな気が(^^;
角くらい落としてやれよ。

■ダレン・シャン
バンパイヤの人が意外と良識派のようで新鮮。かと思いきや最後にはハードな要求を言い出したりして、キャラも先の展開もなかなか読めなくてなかなか面白いです。
盗みをしてしまったり悪いと思いつつ謝れなかったりする弱さが昨今のサンデー漫画の主人公としては珍しい気も。良くも悪くも人間的に見えます。

■犬夜叉
りんの命と引き替えに命の大切さに目覚める殺生丸。これでテルーにも嫌われずに(略)
見応えのあるエピソードでした。(りんが万一でも生き返ってしまったら台無しだけど)

■結界師
結局ギャグだけのエピソードとして完結しましたな。面白かったですが(笑)
その反面でHENTAI扱いされる殿はやはり切なかったです。
良守もあの流れでは烏森の話も出来ないわなあ(^^;
若く生まれ変わった殿がクラスメートとして再登場する日が楽しみです(笑)

良守がもらった烏と話せる羽。式神が使える良守にはあまり意味が無いんじゃないかとも思ったけど、
捜し物だとかには意外と役に立つかも知れず?

■史上最強の弟子ケンイチ
なんと逆鬼師匠にフィアンセが!?
試合の内容よりこちらが気になります。

■GOLDEN★AGE
スポーツ店の親父もたらしこむ唯の魅力がさすがだ。
ところで小波ちゃんは、唯とのフラグ立てに失敗しまくってる一方で近江とのフラグが順調に立ってる気がします(笑)

■焼きたて!!ジャぱん
河内の扱いが心底ひでえ。結局対決は無しですか。
ダルマがずっと戻らないのはリアクションへの伏線だと信じていたのに;;;

■最強!都立あおい坂高校野球部
先輩達の頑張りでだんだんと応援する生徒達もいいムードに。
凡人が頑張る姿はやはりいいですな。
これで教頭が本格的に体面を捨てて応援を始めてくれれば、伸之助との和解も有りか?

■RANGEMAN
錬児、メガネスターの来訪を待たずに失恋。
しかし、そこでブルーの人に「恋すること」の本質を正されるとは、思ったよりも早い段階で深い部分に突っ込んできました。
この話の「戦いのたびに恋を忘れる」設定的に、「恋愛に対しての主人公の成長」というものが描き難いだろうと思っていましので、この辺りの話を深めてくれるなら嬉しい誤算です。
未だに物語の方向性が完全には見えてこない作品ですが、次回は意外と大事な回なのかも知れません(?)

■ハヤテのごとく!
ハヤテ女装少年化の危機。全然危機と思えないあたりが恐ろしい(笑)
しかし「一生女装が趣味の男の子になってしまう呪い」なら、歳をとっておっさんになって「男の子」じゃなくなったら呪いは解けるんでしょうか?
「一生」って言ってるから無理か?

ハヤテメイド服はヘッドレストがネコミミ調なあたりが凝っております。
ところで、ハヤテ女装の謎が明かされるシーンでナギが席を外しているのにはなにか意味があるんでしょうか。

■ブリザードアクセル
残されたわずかな期間の中で燃え上がる愛
…冗談じゃなくて本当にそんな展開になってきました。こうなればとことん盛り上げて欲しいところ。

■武心BUSHIN
相手の先を読んでうかつに動けない、剣豪のような戦いです。
実況の人の空気の読めなさは相変わらずですが、…だんだんこの実況が楽しくなってきました。

■ハルノクニ
回想シーンで故ハルがネコミミを出してるあたりが意味深です。

■絶対可憐チルドレン
葵が視界を奪われながらも戦えたのは「心眼」に目覚めたからだった!!(あながち間違いではない)
高レベルのテレポーター故に空間認識力に優れているという説明は面白かったです。下手すればしょっちゅう「石の中にいる」になっちゃうのだろうしなあ。(1巻で調子が狂ったときのように)
てっきり皆本やケンが何らかの形で手助けしているのかと思いましたが違ったようで、
皆本はアドバイスはしたのでしょうけど、ケンは本格的に役立たずだったと言うことでFAですか?(笑)

葵の「目隠し」はメアリーが外してくれましたが、京都の文化財のラクガキもメアリーなら剥がせるんでしょうか。だとしたらお役立ちだなあ。不二子ちゃんと違って(笑)

「礼なんかかまへん。」の葵は、葵祭りに相応しく実に可愛かったです。
金箔寺(仮名)の鳳凰を武器にするのはイカンけどな(笑)

浪費に走るお母さんが素敵だ。自分の嫁なら困るが(^^;
「あんたは若いコにデレデレしてはったらええんです!」は勿論ツッコミ所ですね?>不二子ちゃん

■聖結晶アルバトロス
なるほどー、そりゃ気体のモノバイルがいてもおかしくないですね。
液体の人もいるんでしょうか。

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2006年8月22日 (火)

ゆれる(映画)

(西川美和監督)


田舎を出て東京で写真家として成功した弟・猛と、
田舎で偏屈な父と家業を継いで暮らす温厚な兄・稔。
彼等は幼馴染みの女性・智恵子と3人で思い出の渓谷を訪れるが、
そこで兄と吊り橋を渡っていた智恵子が橋から落ちてしまう。
これは事故なのか事件なのか、公判が進む中で兄妹の関係もゆれていく』


と、いう話。ちなみに邦画。
タイトル通り、吊り橋のようにゆれまくって変化していく兄弟の内面と関係性を描いた心理劇です。
相手に対しての感情が変化するとともに、事故の記憶までもが(当人の自覚・無自覚に関わらず)揺れ動いていきます。
兄妹2人の(必ずしも分かりやすく描かれるとは限らない)内面の細かい描写がとても目を引きつけられる映画で、
そして「記憶」というものの曖昧さがとてもリアルに感じられる、何とも複雑な気持ちにさせられる作品でした。
面白かったですが、自分的には重い気分が残りました。この映画が「好きかどうか?」と聞かれればちょっと悩みます。

結局「真実」はどうだったのでしょう。
弟が最後の最後に辿り着いた結論が本当に真実だったのか、
だとしたら、ラストの兄の表情は正直しっくり来ないのですが、
それさえも人の感情のゆれ幅の内だと考えるべきなのか、
それともあれが「兄弟」というものなのでしょうか?
一人っ子の私には分かり難い事なのかも知れません。

弟の無軌道さと彼女の夢見がちで無邪気な残酷さに、途中までは正直嫌悪感を感じていましたが、
なかなか本心を現さない兄の内面が垣間見えてくると、印象も変わって見えたりします。
かなり周到な構成の作品です。兄の「背中」の演技が凄い。

劇場の音響のせいなのかも知れませんが、セリフが聞き取り難い所がチラホラあったのが残念です。

公式サイト

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2006年8月21日 (月)

週刊少年ジャンプ38号感想と今月のスティール・ボール・ラン他

■BLEACH
つれない一護にたつきのガラスぶち込みパンチ。
気持ちは分かるけどたつきさんやりすぎだから、普通大怪我だから(^^;
初期にたつきが霊に襲われた時に、たつきのバトル仲間可もあるかと思ったけど、さすがにもう有り得ないでしょうね。このまま蚊帳の外のままなのかなあ。

浦原さんの井上への「戦力外通知」はやはり額面通りではなかったようで。
しかし「藍染に井上さんの能力が狙われることを恐れてた」なら、
それなりの実力者(死神の雑魚2人クラスではない)のガードをこっそりつけるなり、単独行動を避けるように注意させるなりいくらでもやりようはあるだろうに、
人の扱いの下手な人だ。

で、ソウル・ソサエティ陣営が先週引っ込んだと思ったら、なるほどここで初期の人間側パーティーの出番ですか。
最強親父ーズや隊長格等の黄金聖闘士は聖域や人間界に残って、青銅聖闘士が海域を強襲する構図ですね。
織姫誘拐は登場味方キャラがやたら増えた漫画で各人を活躍させる為の措置だったわけだ(身も蓋もない)

ところで石田は親父に「死神と関わらない」と約束させられたんじゃなかったでしたっけ?
一護は死神とは別派閥だからいいという判断なのか?

■NARUTO-ナルト-
ヤマトさんかわいそー
上と下に挟まれる立場は辛いっすね。
(中間管理職というならむしろカカシだろうけど)

■ONE PIECE
8年前のトムさん連行の日からの思いをはらしたフランキーが熱いです。
スパンダムのやられっぷりが胸のすく思いだ(笑)
ぶんなげられたファンクフリードは可哀想ですが(^^;
眉間に銃口をつきつけられてあっさり鼻の剣をおろすファンクフリードのへたれっぷりがラブリー

縮んだルフィは戦闘力はほとんど無いんですね。
子供時代レベルの身体能力しか出せないんでしょうか。

で、
最後… … …

マジで!!!!!!!!????????

ココロさんは魚人だか魚人のハーフかだったりしたんですかっ!?
凄まじいインパクトだっ!!!
最後に全てココロさんにもっていかれた!

■メゾン・ド・ペンギン
ラーメンはナイスでした。
「すっ…涼しいよ兄ちゃん」 …むしろ熱くないですかい?

■家庭教師ヒットマンREBORN!
これで片目失明とかだったら嫌だのお

■ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
ペイジさん、50年前であの外見ということは、
70歳代位なんですかね。もうちょっと若いのかと思ってました。

50年前にペイジの師匠や仲間達が全滅したというのは、
この時点で有能な人材が壊滅しちゃったから現在の魔法律教会がヘタレて堕落しているのか、当時の魔法律教会もヘタレ揃いだったということなのか、
どっちなんでしょう。

■アイシールド21
観客を使う、作戦決行。
「観客を」というよりも、観客を煽る姿勢そのものが作戦だったわけですね。
なるほど、確かに意表を突かれました。
そしてトリックに次ぐトリックでヒル魔が遂にタッチダウン。
ヒル魔と阿含の因縁溢れる直接対決を見せてくれるとは、さすがのサービス精神です。
これで1点差…でしたっけ?
となればボーナスゲームはやはり2点を得られるタッチダウンを狙わねばならず、
最後はセナの出番でしょうか。

ところで今回、股下からボールを投げる栗田の絵が妙にマヌケで可愛かった。

■To LOVEる−とらぶる−
校長といい、まともな大人の出ない漫画だ(笑)
春菜がいい感じに壊れてきたと思いました。

■エム×ゼロ
支部長のキャラは黒いのか否か、今回の時点ではまだよく分からないですな。
さて?

■銀魂
総悟の姉ちゃん登場。
一見物静かそうに見えて、やっぱりこの漫画のキャラでした(笑)
普段の態度とまるで違う総悟は、やっぱり「ギャップ」と言うのはキャラの魅力として効果的なのだと思いました。
今回の話で総悟と土方との関係もよく見えた気がします。

で、姉ちゃんの嫁ぎ先の「貿易商」が闇取引をしてたりするのですな。

■OVER TIME
1ヶ月一緒にいて名前も覚えられてないのかー(^^;

■こちら葛飾区亀有公園前派出所
全国の大原さんにも迷惑な(^^;

■魔人探偵脳噛ネウロ
スフィンクス1体目との攻防。本当に既に「探偵」の域を超えたバトルに突入してますな。
ヤコは当人の言うとおり置いてきた方が良かった気もするけど、「盾に」といいつつ結局かばっているし、ネウロも何のかんの言ってもヤコを気にいってて側に置いていたかったりするのか?(どーだろ)
実際ネウロがどれくらいダメージを受けているのかは分かりませんが、普通に血を流すネウロは確かに弱体化しているのだなと感じさせてくれました。

■D.Gray-man
アレンがようやく日本組に合流間近な感じの中で、ちょめ助が撃墜されて(るぽかっ)たり、クロス元帥の秘密が垣間見えたり(?)、なかなかに慌ただしい状況です。

神田は久しぶりだなあ。

■みえるひと
明神の黒髪は、捨て身の一撃必殺技の証でした。
ゴウメイが典型的な少年漫画的バトルバカで、ちゃんと正面対決してくれて良かったです。いいキャラだなあゴウメイ。
3対3バトルの予定調和な展開が崩れて面白いです。

最後に「自称ヒーロー」さん登場。ベルトまでしてるし(^^;

■太臓もて王サーガ
怪物ランドに里帰り編(違)
親父ひでえ(^^;
悠がどれだけ太臓の側近に相応しいかよく分かりました。

赤マルジャンプを読みましたが、
荒木先生とのコラボが素晴らしすぎる!!!!
余計なことを書くとサプライズを阻害しそうなのでこれ以上書きませんが、
もて王ファン及び荒木先生ファンは赤マルは超必見です。
なにこの色っぽさ。燃えつきるほどヒート!

■ピューと吹く!ジャガー
公務員試験も年齢制限があるはずだから寄り道しない方がいいと思うなあ。
ビリーが受かる姿は想像出来ないけど(^^;

■今月のスティール・ボール・ラン
レラレラレラレラ♪
…バカだこいつ等(笑)
レース終了後はバンドを結成するといいと思うよ。
(一周前だけど)時代が時代なら花京院典明も仲間に入れてやって欲しいところです。レロレロレロレロ♪

いよいよドット・ハーンにも出番が?、と思ったら捨てゴマのようで哀れ;
やっぱり敵の正体はヒガシカタなんでしょうか。
「バカラ」とか書いてる恐竜はやはりDioの能力のようですし。
「爪弾」の非力さを噛みしめるジョニィには何らかのパワーアップが待っているのか?
「脊髄」を手に入れたからパワーアップしてもおかしくない頃ですし。

鉄球はもうないと言ってますが、以前もブンブーン一家との戦いで無くした鉄球が補充されたりしてますから、このステージを乗り切ればまた補充出来るのでしょうか。

■DEATH NOTE ANOTHER NOTE ロサンゼルスBB連続殺人事件
西尾維新小説版。
遅ればせながら読みました。出遅れなので少しだけ。
西尾氏の小説は初めて読みましたが、実に面白かったです。
原作ファンとしての視点で見てもLやナオミのキャラクターが生かされていて大満足。
内容については触れませんが、実に小説ならでは、と思いました。

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2006年8月15日 (火)

ユナイテッド93(映画)

(ポール・グリーングラス監督)

2001年の9.11テロの際、ハイジャックされた4機の旅客機のうち、ホワイトハウスに突入「しなかった」ユナイテッド93便の内部の状況を軸に、
各管制センターや関係当局の当日の状況を淡々刻々と積み上げて描いたノンフィクション“的”な作品です。

関係当局や遺族に綿密な取材を行い、管制官や当局の関係者の多くを「本人」が演じているようなドキュメント指向的な作品ですが、
ハイジャック犯に乗客が立ち向かっていった93便内部の様子は、機内から遺族にあった電話などから想像された、あくまでフィクションの内容ですので、その辺りはちゃんと認識してから見るべきではあります。

とはいえ、余分な感情や善悪的な判断を極力廃して、ひたすらに淡々と状況だけを積み上げていく描写は恐ろしく臨場感と緊張感があり、当時の各現場の混乱ぶりも実によく伝わります。
WTCビルへの突入を初めて知った機長の反応などは、第一報を聞いた時にそれを現実的に感じられず悪い冗談と思えてしまったような当時の“自分”の感覚も思い出させてくれて、
まだこんな事件が起きることを想像もしていなかった当時のアメリカの空気感までもがリアルに感じられて、非常に様々に複雑な思いで感情を揺さぶられる作品でありました。
状況の描写に徹して声高なメッセージを謳っている作品ではありませんが、それだけに無言の迫力と映像の力を感じさせられる映画でした。

最後に93便がどうなるかは、見る前から観客は分かっていますし、
決して見ていて楽しい作品ではありませんが、一見の価値はある映画かと思います。

ああいう状況で家族に電話が出来るとしたら、やはり最後のセリフは「愛している」なのでしょうか。
それを言う自分はいまいち想像出来ないですが、日本人だったとしても大なり小なり似たようなセリフになるのかなあ…

公式サイト

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2006年8月13日 (日)

時をかける少女(2回目)

★1回目の感想はこちら

まだ見ていなかった妻に見せるという建て前(笑)で、2回目行ってきました。
大阪では公開3週目だけどやっぱり立ち見の混雑ぶり。
混雑自体は嬉しくないですが、いい映画が盛況なのはやはり嬉しいです。

いやー、やっぱり良かった。
一度見た後に、その時々の真琴の心境に突っ込んで思い入れしていたこともあって、初回以上に泣けました。
あのボロボロな泣きっぷりが実にいい。

以下はネタバレモードですので未見の人は現金5000円、もとい厳禁です。

続きを読む "時をかける少女(2回目)"

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2006年8月12日 (土)

からくりサーカス最終巻(43巻)

ついに最終巻です。長く続いた話だけに感無量。
軽く感想を挟みながら内容を紹介してみようかと思います。

まず表紙が、本編では結局最後まで描かれなかったマサル・鳴海・しろがねの三人が一堂に会した姿を見せてくれて実に嬉しい。これを期待してたのですよ。
そしてサンデーコミックスにしてはかなりの分厚さでビックリでした。
なんと描き足し多数で256ページも。(ちなみに42巻は190ページくらい)

本編ですが、雑誌連載時にはやや急ぎ足に思えたものの、一気にまとめて通して読むとやはり感慨深いです。
特に鳴海としろがねの「抱擁」からアルレッキーノ・パンタローネの最後、そして「お代は…いかほどいただけるんで…」への流れの密度はただただ圧巻。泣き所です。
連載時には少々唐突に思えたフェイスレスの改心も意外とすんなり読めました。
まあこれは、一度連載時に読んでいるからスッと入りやすかったのかも知れませんが。

描き足しについては、古いサンデーは捨ててしまっているので細かい比較は出来ませんが、
最終回の「6年後」に至るまでの部分ではそんなに多くないような気がします。
しろがねの「歌」に関する記述の追加とか、チョロチョロとはあるのですが。

本格的な描き足しはやはり6年後から。
連載時には描かれなかった黒賀村が(一コマだけ)描かれたり、
そして6年後のミンシア姉さんやエリ様の姿が描かれてたりでかなり嬉しい。
アルレッキーノからリョーコに送られた木彫りの鳥もフォローされていて良かったです(これは連載時にあったかどうかウロ覚え)
連載時に描かれていた面々については、絵を大ゴマで直されたりはしていますが、展開は変わりません。

鳴海がギィから返してもらった「箱」の中身が描かれているのはお得でした。

ちょっと期待した「一堂に会するマサル・鳴海・しろがね」は、表紙と下記で触れる部分を除いた本編中では結局描き足し部分でもありませんでした。
まあこれは話の流れから言って仕方ないと思いますので、表紙で描いてくれた事で満足したいかと思います。

そしてそして、本編が閉幕した後に、実に嬉しいページが!!
これまで42巻に登場してきた主立ったキャラクター皆による10ページに渡るカーテンコールです。
ああこんな人もいたっけ、と思う懐かしいキャラから、ちょっと誰かを思い出せないキャラまで、
味方も敵も人間もしろがねもOも動物も自動人形までもがにこやかに手を振る姿は素晴らしく感慨深いです。
いやもう、見ていて嬉しくなりますわー
別時代・別年齢の同一人物が別々に描かれてたるのも嬉しい。
しかし一体何人いるのやら。人々の隙間で判別しにくい人もいますのではっきりとは言えませんが、
えーと、ざっと180キャラくらい???(^^;;;
43巻も続けばさすがにこれだけの人数になるのですねえ。これだけの人数のキャラが見ていると大体思い出せるのも凄い。
本当によくここまで複雑な話を描き上げてくれたものです。

話自体への感想は連載時に書いていますので新たには語りませんが、
とても満足度の高い最終巻でした。はらぁいっぱいですよ。
藤田先生には本当にお疲れ様でした。
また英気を養われての新しい作品も楽しみにしております。

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2006年8月10日 (木)

ハチミツとクローバー(映画)

(高田雅博監督)

美大を舞台に、それぞれが一方通行の恋をする5人の学生達を描いた青春群像劇です。

原作は羽海野チカ氏による少女漫画で、アニメになる前から好きで思い入れがあった事もあり、
実写化には正直あまり期待出来してませんでしたが、
見てみると、映画として案外悪くなかったと思います。自分的には割と好感を持って見られました。

原作よりも現実的な美大生らしく、汚く、泥臭く、格好悪く、人間くさい方面に各要素が強調されていて、
キャラクターもストーリーも原作とはかなり違っていますが、2時間の一本の映画としてなかなか上手い具合に原作を材料に再構築してまとめていたかと思います。
(それでも妻には不満だったようですので、本当に原作の雰囲気を期待する人には不向きかも知れませんが)
終盤は冗長になった気もしますが、甘酸っぱく“痛い”青春映画としては良作だったかと。

以下は箇条書きで雑感など。

・才能ある者同士の通じ合う世界に入れない竹本の凡人っぷりが、原作以上に強調されていて非情に痛々しい(^^;
・真山のストーカーっぷりは実写で見るとホントにヤバいよこいつ、と思いました(笑)
・花本先生が「はぐ離れ」出来てるのが印象的(笑)
・はぐの“不思議ちゃんぽさ”は割といい感じで表現出来ていたと思います。実写でああいう雰囲気のキャラを再現するのはかなり難しいだろうと思ったいたので嬉しい誤算。
 ただ、その“浮世離れした雰囲気”を出すための演出方法がもっぱら「セリフを喋らせない」(喋っている部分を撮らない)方法に頼っているのが、ちょっと安易だった気もします。
・「ニャンざぶろう」は完璧でした(ローマイヤ先輩じゃないけど)、ノリの良い動きも素晴らしい(笑)
・出てくる美術作品が「凄い」のかどうか今一ピンと来ませんでした。漫画や映画などの作中で「凄い」とされるものを、観客にもちゃんと「凄いもの」として表現するのは難しいわけですが。

公式サイト

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2006年8月 9日 (水)

週刊少年サンデー36・37号感想

■ダレン・シャン
昨今で有名な児童小説だとは知ってましたが未読。
ですので今回の漫画が原作にどれほど忠実なのかは分かりませんが、
少年漫画には相性の良さそうな話には思えました。
それでいて「少年漫画的な定番」からは外れた話が読めそうなので期待したいところです。
ダークそうな雰囲気は悪く無さそうかと。

■金色のガッシュ!!
一撃を耐えたご褒美にゼオンの昔話公開。
「バオウを奪われた」という話はたしかアニメでもやってたし、驚きもしなかったですが、
次回辺りではついに「この戦いの仕組みそのものの謎」にまで触れてくれそうなので期待。
ゼオンが王選びの戦いへの「参加資格」を得るのに苦労したと言う一方で、
無理矢理戦いに参加させられたとしか思えない魔物の子も沢山いるわけで、
この戦いの仕組みがどうなっているのかはかなり興味がありました。

過去語りをしながらも戦いを続けているのが、緊迫感が途切れなくていいですな。

■結界師
良守だけの力で土地神を縛り付けられるのだろうか?
と思ってたけど、その辺りはカラス天狗もちゃんと考えていた模様。そりゃそうか。
ドーピングで鬼神になってる良守の姿に笑ってしまいましたが、大丈夫なんでしょうか、アレ(^^;
大天狗の怒りも買いそうだし(^^;;
がんばれ良守。

大天狗が若く・小さく「お世継ぎ」として生まれ変わって、学校に転校してきて良守と時音を巡るこのライバルになる展開が有り得るかも知れないと妄想しました(笑)
ありえないとは言い切れない気がします(^^;

■MAJOR
ギブソンの病気を知らされて吾郎ショボーン。
仕方ないですが、どーするんですかね。
「吾郎がギブソンに手術を進めて→ギブソンが手術して→数年後に頑張って復帰した後にメジャーリーガーになった吾郎と勝負」の流れを予想しましたが、
吾郎のしょぼーんはかなり大きそう。
さて?

■史上最強の弟子ケンイチ
達人の師匠にはついてなかったトールもフレイヤも実力は十分な様子。次戦以降も期待出来そうです。
武田のジャイアントネコメガエルは、他サイトさんでも書かれてましたが、よくあれで当たるなあ。

■最強!都立あおい坂高校野球部
あお高卒業生の看護士さんが気を利かせてくれて、鈴ねえを球場まで連れてくるとか、それは無理でもメッセージを届けるとかしてくれたら、ナインにとっていい起爆剤になるのだろうと思いましたが、
問題はこの漫画がどこまでそんな「漫画みたいなベタな展開」を許容するかですな。
や、漫画なんですけど。基本設定もかなりベタだし(おぃ)

進之助は試合が始まっても“困ったちゃん”のままなのか、とちょっとゲンナリしましたが、それは杞憂だった様子、か?
教頭への態度で株を落としていたので、いいところを見せて欲しいです。

■GOLDEN★AGE
期待通り、今回はトラと近江のいいところを見せてくれて試合終了。
その上で近江の能力を見越した唯の凄さも見せ、
前回まででナリアちゃんと蓮葉の見せ場も描いて、とメイン全員の能力を見せてくれたので、
彼らと一緒ならやれるかも、とその気になるチームメイトの感慨も分かり易いです。

■ハヤテのごとく!
>噂の絶界〜
口に出しての会話では無さそうなのに息ピッタリなハヤテとお嬢様がお似合いだと思いました。

やはりヒナギクには親に纏わる辛い過去がある様子。
ハヤテの親に「理由」は無さそうな気もしますが(^^;
「クジラとイルカ」の例えはこの状況ではなんだか意味深っぽい気がしないでもありません。

■クロスゲーム
こういうタイミングでプール話を入れてくる(?)あたりがあだち漫画だなあ(笑)

■焼きたて!!ジャぱん
>ついにヒロインまでイジったねV
ハートマークがなんかムカつきますが、それはさておき、
月乃ってヒロインなんですか?

■RANGEMAN
風香と練児、2次遭遇。
話の流れを見ていると、「風香が本音を見せられる相手」に練児がなっていくんですかね。

ぬいぐるみのゲロ助が以前しゃべっているように見えたのは、本当にしゃべっていたのですね。
てっきり風香の一人遊びなのかと思ってました(^^;
どうも「風香の深層心理の働きがメガネスターを呼び寄せている(風香は無自覚)」という設定のように思えるので、ゲロ助が風香の心理状態の探知役をやってるのかと思われます。

自殺(勘違い)を止めようとするメガネっ娘さんがますますいい味を出してますが、後1〜2週しか出番が無いのかなあ…、もったいない。

■ブリザードアクセル
アメリカ行きが本格化してきている六花。
確かに、中学1年生で親と完全に離れるという選択肢は辛いですわな。
しかしまあこれで、吹雪にも恋愛感情が芽生える可能性は高そうです。うむ。

ところで今回すごかったのは変身小雪ちゃんでした。
カルメンの気持ちをつかんだとたんに15歳分くらい一気に成長してませんか?
胸まで増えてる気がするし(笑)
小雪ちゃんは魔法少女だったのか!?

■絶対可憐チルドレン
ボニーが二次元キャラだったとわ!(文字通り)
複数の人間が多方向から見たら一遍でバレそうですが、
先週号までを見返しても全然分かりませんでした。首もとの影とかも自前か。芸細かっ(笑)

葵は目を封じられ皆本は口を封じられて、最後にどうやって葵が戦っているのかは分かりませんが、しかし熱い展開です。
ケンも何らかの形で力を貸してるんでしょうね。(でないと存在が無意味すぎる)
ここで2週間待たないといけないとは辛いなあ(^^;

■ハルノクニ
コウとキリコが直接対面。
コウがいることを知っていたキリコに対して、今警察にキリコがいる事を知ったばかりのコウは動揺しそうなものですが、
さすがコーさんは落ち着いてます。本当に高校生か?(笑)
で、実力者同士の対峙に割って入ってしまった志乃は、やっぱり足手まといになるのですが、
さて、ここでギリが戻ってきたとして役に立つんでしょうか?
志乃の二の舞にならなきゃいいんですが(^^;

■武心BUSHIN
弟のイジメ問題を金で解決しようとする兄貴もかなり問題がある気はします。解決になってねーって。
しかしその分、嘉納のがんばりは素直に満足出来ました。

流星の親父は、普段無口で選手の横暴も放任してそうな感じですが、言うべき所ではきっちり締めますね。
その親父が次の選手に特別な指示を出すというのは、流星達相手にも本気で倒すつもりで仕掛けてくると言うことでしょうか。

■聖結晶アルバトロス
トライアッドの仮砦に侵入したところ、他にも侵入者がいる様子。クレイン一派のユヒナでも来ているのでしょうか?
ところでアイビスが出した地図がDS Liteにしか見えないのは目が歪んでますか?(笑)
(御都合的に)素石を失ったアイビスを見て思いましたが、素石=MPという扱いになってきたような。

■ネコなび
さすがに今の時期にこれは不謹慎かと。
危ないネタでも不快感を与えない描き方はありますが、これは厳しいと思いました。

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2006年8月 8日 (火)

ディセント(映画)

(ニール・マーシャン監督)

女6人の川口浩探検隊(違)がアパラチア山脈地下の洞窟探検に挑むという、イギリスのホラー映画です。
別名は“ドキッ!女だらけの洞窟探検!”(違)

前半は、暗く狭い謎の洞窟の閉塞感や不安感がメインで現実的に描かれ、
閉所恐怖症や暗所恐怖症の人にはマジでお勧め出来ないリアルな恐さを描いた映画に思えました。
人一人が這い進むのがやっとの狭い洞窟の恐怖感がよく分かります。

が、しかし
中盤からはなんだか全然別ジャンルの映画になってしまいます。
ぶっちゃけて言ってしまうと…(ネタバレ注)

…“モンスタースプラッタアクション映画”に(^^;;;
更にそんな中で女同士の疑心暗鬼が描かれたりしまして、
一本の映画の中で

「洞窟恐い」→「白ゴラム恐い(微妙)」→「女ってこえー!」

と、どんどん『恐さの対象』が変わっていってしまうのでした。
(あと「車のよそ見運転怖いって、マジで」とか「怪我が生々しくて恐;」とかもありましたが、流石にそれは余録です)

これを「一粒で三度美味しい」と見るか「B級映画楽しー」と見るかは、人によって分かれるかもしれませんが、
自分はバッチリ「わーい(もうちょっと真面目な映画かと思ったけど)素晴らしくB級だ! わーい」と楽しめました(笑)

後半はすっかり「戦うバトルヒロイン映画」と化してしまって、遂には女同士(?)のドロレス格闘にまで発展したりして、
前半との豹変っぷりがある意味清々しいです(笑)

ただ、最後のオチは意味不明です。一体何なんでしょう。パンツァダストですか?
意味ありげにも見えますが、意味など無い気もします。
しかし、見ている間だけ恐がって楽しめればいいタイプの映画ですので、“どうでもいい”とも思います。

暗い中でヘルメットを被った女6人の区別が少し付けにくかったですが、
まあ、主要人物2人(主人公とリーダー格の黒髪女)だけ区別がつけば概ね問題ないです。

とりあえず自分は、洞窟は「観光地の鍾乳洞」だけで十分だと思いました。
白ゴラムが出なくても、あんな所で冒険したいとは思いません(^^;

公式サイト

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2006年8月 7日 (月)

週刊少年ジャンプ36・37号感想

男女別でダブル表紙。
ヒロイン版表紙の方にネウロのヤコが見あたらないと思ってよく見たら…
こうくるか!携帯 (笑)

■ONE PIECE
ルッチが「背中に5つの傷がある男」だったとは。
世紀末暗殺者伝説です。

ルフィVSルッチの戦いの続き、
ルッチが海に落ちて終わり…、とはなりませんでした。
しかし、ルッチをして「意識が飛びそうだ」と言わせるように、ギア3による攻撃は確実に効いているようです。
強力なギア3ですが破壊力が増す分スピードは落ちるそうで、ちゃんと弱点がある所はいいですね。(通常の状態やギア2にもそれぞれのメリットがあるということで)
前にギア3を使ったときは全身が縮んでましたが、時間制限がある訳では無いんですかね。単に「ギア3を使うことを止めたら」反動で縮むとか?

海水が迫る地下通路の面々は、今回の時点では為すすべがない様子。
どうやって助かるんだろう(助かると決めつけてます)

■BLEACH
総隊長、井上を反逆呼ばわり。厳しいなあ。
ルキアが以前ソウルソサエティに連れ戻された時も半ば「ルキアが自ら戻る事に同意する」ような形になったのだし(たしか)、色んなパターンが想定出来そうなものなのですが。
まあ、わざと最悪の事態を想定して厳しい言い方をしてるのかも知れませんけどね。

ところで松本さん達は井上が残したノートは見てないんでしょうか。
見てたら「殺害された」とは考えなさそうだけど。
あのノートが「別れをつげていいのは1人だけ」に反するかもと思って井上が処分した… ようにも見えなかったしなあ。

井上と同種の回帰能力を持つハッチが直せなかった一護の傷も井上は治せた様子。
井上とハッチは能力は近くても霊圧の種類は違うってことでしょうか。

■アイシールド21
終わって…     なかった!
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!

先日出たばかりの単行本を読んでいて、こうも色々な伏線を残したままで泥門が負ける展開があり得るだろうか?、と思ったり、
もし「負け」を覆すとしたら(理屈づめ過ぎず読者に無理を感じさせない為に)どんな展開が有り得るのかと考えたり、考察サイトさんを見て悶々としたりと、実に待ち遠しい一週間でしたが、

実に実に、熱い形で、文字通り“最後のチャンスを掴んだ”姿を見せてくれました。
モン太最高!! 審判の人もグッジョブ!!!
モン太が握っていた手を開いた瞬間のカタルシスが素晴らしい。
『漫画として“絵”で盛り上げる手腕』の上手いこと上手いこと。

ここまで来れば負ける展開はありえないと思いますが、
“観客を使うプレイ”の意味はさっぱり分かりません。
どんなサプライズを見せてくれるのか、素直に大期待です。

■家庭教師ヒットマンREBORN!
生まれついての殺し屋って、
いいのかそれで、少年誌的に(^^;

■ジャンプキャラス〜パ〜サマ〜バケ〜ション
ブリーチ:ルキアの美的センスは義兄譲りか!(笑)
アイシル:一瞬可愛い犬と思ってしまったじゃないか!
リボーン:確かに、「変なオカマ」としてしか覚えてなかったっす
Dグレ:指つっこんでるし
・ネウロ:回想されるたびにひどい人になっていく(笑)

■NARUTO-ナルト-
暁お笑い軍団計画進行中。
それはそうと、最近死亡フラグが立ちまくってたアスマ先生がいよいよヤバイ?

■銀魂
将軍登場。まさかこんなエピソードで出てくるとは(笑)
最初、お妙さんか九ちゃんあたりが将軍に惚れられる話になるのかと思いましたが、それどころじゃなかったです(笑)

■To LOVEる−とらぶる−
ララが宇宙人だとバレても何の問題もない気がする。

■魔人探偵脳噛ネウロ
ネウロ電脳世界から帰還。
下手したらしばらく意識不明になるんじゃないかと思ってましたが、案外あっさり帰ってきました。
しかし、“あの”ネウロが「この謎は喰えない」などと弱音を漏らすとはかなり意外で不安です。
その後のヤコへの反撃を見ると安心しましたが(笑)

ヒグチさんに、吾代にと、皆が関わる話になりそうですな。
各方面の話がどう絡み合ってくれるのか期待です。

■D.Gray-man
アレンのイノセンスパワーアップ、というか真の姿が完成とのこと。
変なマントが付いたり右腕まで変形したりと、「一体何がどうなってるんだー?」と言う状態でしたが、発動を解けば普通の状態には戻るんですね。
ずっとマントマンだったらどうしようと思いました(笑)
分解されかけてたバクとフィーも(どうやってかはよく分かりませんが)助かったようですが、
のんびりしているようですが「江戸」には急がなくていいんですかね。
江戸の皆は下手したら全滅してるんじゃなかろうか;;

■ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
いきなり学園話で何事かと思ったら、先週の予告にも「番外編」って描いてましたね。
夏らしい怪談で後味も良く、最近こういう短編的な依頼話がなかったので新鮮でした。
1話で完結する密度の高さが上手いです。

■太臓もて王サーガ
「餃子(チャオズ)がいる」
自分でもどこかで使いたくなる上手い言い回しです。使えそうな状況はかなり限定されそうですが。
矢射子はやっぱり「火星」なのだなあ。

■OVER TIME
憑依物だけじゃなくて、「一から部活作り物」も絡めるのか。

■エム×ゼロ
ドクロが使えようが使えまいが迷惑な人だ;>支部長

■みえるひと
どうやら普通の3対3のバトルでは終わらなそうな様子。
妙な“自称ヒーロー”も現れて、なかなか話が読めなくて面白いです。

■謎の村雨くん
手錠から無理矢理引き抜いてきたであろう楓の左手を徹底的に描かないところが嫌です;;

読み切りとジャガーを別として、これで実質3週連続で巻末ですかー。
全2巻コースかなあ。

■ピューと吹く!ジャガー
いやあ、夏らしい話だ(笑)

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2006年8月 4日 (金)

ブレイブ ストーリー(映画)

(千明孝一監督監督)

宮部みゆき原作のファンタジーアニメ。
願いを叶えるために現実世界から異世界である“幻界”に旅立つ少年の話です。
なお、原作は以前に少々本屋でめくった程度で未読。
コミックバンチの漫画版はたまに立ち読みで見ますが、あれは“少年漫画的フィルター”が相当かかっていそうだから参考にはならない気がします。

各所で低めの評価ばかり見ていた為か、はたまた『ゲド戦記』を先に見てしまっていた為か(苦笑)、
案外“普通”の出来だと思いました。
しかし、良くも悪くも“普通”で、
思ったほど悪くは無かったけど良いとも言えず、面白いかと聞かれれば微妙です。
ベタベタに普通すぎる展開で意外性や新鮮味はありませんでした。
子供向けにはこれでもいいのかも知れませんが、子供向けにしては少し重い気もするか(?)
これも各所で言われていますが、ターゲットがどの層を向いているのかが今一ハッキリしません。

長い原作を詰め込んだ為か、原作未読の身で見ても明らかに詰め込みすぎで、
2クール程度のテレビシリーズを無理矢理ダイジェストでまとめた映画のようだと思えました。
(ほんと、中期的なテレビシリーズでやればもっとまともに楽しめる作品になりそうなんですけどね)
話の繋がりを「多分こうなのだろう」と想像で補完する必要があるところがかなり多いです;

キャラクターは魅力的な雰囲気はあるのですが、それも『長期で話を追ってきていれば感情移入出来て魅力的に思えるのだろうなあ』と言うところ止まりで、とても惜しいです。
『キャラの魅力が伝わるはずのシーン』が見事にダイジェストで流されてしまってますからねえ。
なんとも“勿体なさ”ばかりを感じる作品でした。絵は奇麗なんですが。

ところであのラストは何故“ああなる”のでしょう? サービスなんでしょうか?
直前に語ったテーマが台無しになってしまった気がするんですけど。

テーマをセリフで語りまくってしまったり、“影との戦い”をやっちゃったり、やけにゲーム的だったり、竜に乗って飛んだり、プロ以外の声優ばかり使ったりと、妙に『ゲド』と被るところが多いのが不思議です(^^;
声優の件以外は偶然だと思いますが。

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2006年8月 3日 (木)

笑う大天使(ミカエル)(映画)

(小田一生監督)

うーむ、それなりに楽しめるところもあるけど、正直微妙です。

原作者の川原泉には昔から思い入れがあって、「川原泉の作風を実写で表現するのは無理だろう」と思ってましたが、やっぱり無理でした(苦笑)
あの独特なリリカルに哲学チックな空気感はありません。
本来なら映画と原作との比較はあまりすべきでないと思うのですが、
自分の原作者への思い入れが強いので今回は無理です。すんません(^^;
見ているとスタッフは「川原節」を再現しようとする意欲すら放棄しているように見えるので、
『何故わざわざ(ファン人気は根強いけどあまり有名とは言いにくい)18年前の作品を掘り起こして、下手なオリジナル要素で劣化させた“俺映画”にしてしまうのか?』くらいの文句は言いたくなります。
これが元から超メジャーな原作なら話も違いますけどね。
何故にこの作品で、中途半端なVFXアクションにあれ程比重が置かれるのやら。

映画は映画で、漫画チックな表現もまあまあハマって、それなりには楽しる部分もありますが、
しかし、どうにもテンポが悪く、映画単体として見ても、やはり良い出来とは言えません。
安っぽいCGは別にいいんですが、映画全体のバランス感覚がどうにもおかしい。

聖ミカエル学園というお嬢様学校に紛れ込んだ庶民3人娘が猫を被りつつもそれぞれらしく生きたり誘拐事件を解決する話です。お嬢様という生き物と庶民とのギャップがミソ。
原作での1・2巻の誘拐エピソードをベースに、3巻の史緒さんと兄ちゃんの話を混ぜ込んでいます。
史緒と兄ちゃんの関係も固まってない段階で3巻の話を混ぜるのはどうかと最初は思いましたが、
ソコを入れて盛り上げたくなる制作者の気持ちは分かります。方法論としても正しいと思う。
ただ、それをやって妙に湿っぽいセンスが漂ってしまうのは、やはり「普通の感覚」で作るとこうなってしまうのかなあと思いました。
“本”のオリジナルエピソードはちょっと良かったですけどね。

史緒がメインになっている事自体はいいのですが、
ほぼモノローグが史緒の一人称だけで進むこともあり、他の2人の影がとても薄いです。
そして2人のバックボーンがほとんど語られないため、3人が互いに猫を被っていた事を知って友情に目覚めるシーンがまるで生きず、
結果として史緒のキャラクターも上手く生きてこないのがどうにも悪循環かと。

そして、劣化キルビル的なエセアクションシーンがやたらと無駄に無意味に長いのが最大の問題点かと。
制作者は力を入れるべきところを完全に間違えていると思いました。
まあ『巨大化史緒』まで見てしまうと、あまりの馬鹿馬鹿しさにちょっと許せる気分にもなりますけど(^^;

しかし、“お嬢様と庶民のギャップ”だとか、3人のそれぞれの個性の掘り下げだとか、もっと作品として生かすべきシーンは多かったとは思います。
「それを描写する時間が無かった」などとは言わせません。
監督はVFX出身の人だと言うことなので、アクションを優先させたかったのかも知れませんが、
やる作品を間違えてるのではないかと。

CGで描かれた黒犬ダミアンはちょっといい味でした。
しかし「てえーてえー」が無いのが甚だ残念ですけどね。
甘い物好きだと伏線まで張ってるのに、なんで回収しないんだろ。やらないならあんな伏線張るなよ。

あの不可思議な制服のセンスは本当に不思議です。道着にしか見えない体操服も。
あれがお嬢様学校の制服と言われても、その…なんだ、困る。

ところで、なんで史緒が関西弁キャラになってるんだろう(^^;?
…「モノローグ」と「口で話すセリフ」を区別しやすくする為なのだとしたら効果的ではあったかも知れないか?

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2006年8月 2日 (水)

週刊少年サンデー35号感想

■金色のガッシュ!!
前哨戦も終了していよいよゼオンとの頂上決戦。
…と言うところで、ファウードも遂に日本にほぼ到着してしまい、
(久々の)スズメや町の人たちにもばっちりファウードを見られてしまいました。
これまでも、魔物の事を一般の人々に本気で隠してはいなかった気もしますが、
ここまで大々的に世間に魔物的事項がバレてしまうと、いよいよ物語的にもクライマックスに近づいてきたような気がします。
ファウード篇が終わって日常生活が戻ったとしても、清麿と学校の友達との関係に多少の変化が出るかも知れません。どう描かれるか期待。
それにしても、あまり時間もかけてなさそうなのに、一気にカレーを作り上げるワイフがすげえ。

ゼオンとガッシュの戦闘開始。
前にも書きましたが、「手」から術を出すゼオンと、術を「口」から出して更に気絶してしまうガッシュとでは、術の威力が仮に同レベルになったとしてもスピード等で大きな差が出そうです。
清麿がフォローが鍵かも知れませんが、さて?

■結界師
良守の万年睡眠不足は育ち盛り世代には辛そうな気もしますよー。
で、今回は天狗と神祐地の話。
「結界で土地神を縛りつける」って、人間に出来るレベルの事なんでしょうか(^^;?
天狗の大きさに係わらず(^^;;

>「ヘタなことを聞けば殿のお怒りをかう恐れもあります」
ヘタなことを言う以前に、結界で縛り付けようとした時点で怒られそうな気がします。
が、がんばれ良守〜(^^;;;

>「今、何か孫のようなものが飛んでおったような…」
いや、孫だから(笑) 言い回しに笑ってしまいました。
じー様&ばー様も天狗の話に関わってくるんでしょうか?(地上からは登れないと言ってはいますが)

■GOLDEN★AGE
今回はナリアちゃんのターンでした。おとなしそうな顔でのプレイが凄みを伝えます。
地道に蓮葉もいい役割をしていて、唯以外の主要キャラを今回の話で掘り下げていく展開のようです。
となれば、次あたりはトラの出番でしょうか?
トラは微妙にヘタレ臭が漂っているので、そろそろいいところを見せて欲しいところ。

■ハヤテのごとく!
昔、友達の行ってた進学高でも数学の問題が英語で出るって言ってたなあ…

西沢さんの「恋とは応援してもらうものではない」の言葉はなかなか格好良かったです。
たとえその後が「勉強を教えてください」でも(笑)
学生の本分はやっぱり勉強ですし。

ナギ・伊澄・咲夜・ワタルの「飛び級」の話はちょっといい話でありました。
ワタルは、やっと伊澄に想いを伝えられたと言うのに、ヘタレだなあ(^^;
新展開が開けるかと期待したのに。

■MAJOR
ギブソンと吾郎の対決は、この漫画の一つのゴールとも思える重要な勝負なのですが、
ギブソンの病気で暗雲が立ちこめてきました。
ジュニアの行動は当然の事でしょう。
ジュニアが吾郎に事実を伝えれば、流石に吾郎も勝負を望みはしないでしょうが、
一体どうなってしまうのやら。

1.「ジュニアがギブソンを引き継ぐ」
2.「ギブソンが手術を受けた上で選手に再起して対決」
といった展開が考えられますが、
3.「このまま勝負してギブソンマウンドで立ち往生」
の可能性も有り得そうで怖いです。
そんなことになったら吾郎も一生トラウマものですし、出来れば後味の悪くない勝負として欲しいですが。

漫画的にはやはり「2」の展開として、
「数年後に立派なメジャーリーガーになった吾郎と、再起を果たしたギブソンの対決」
で作品を締めるのが一番綺麗かなあ。

今一印象の薄かったキューバがかわいそう。

■史上最強の弟子ケンイチ
水沼の仇に燃える武田が熱いですが、バカだ(笑)
こんなにバカキャラだったかなあ(^^;
しかし、バカだけど、実に格好いい。
本当に一撃で勝負を決めるとは、本気で相当レベルアップしたんですねえ。

■最強!都立あおい坂高校野球部
地道に着実に弱点を突かれ続け、こちらのリズムも崩れてきて、ピンチが続きます。
このムードから反撃するにはかなり大きな起爆剤が必要かと思いますが、どうするんでしょう。
鈴姉と教頭が鍵なんでしょうけど。

■武心BUSHIN
「歴史も語っているように、士気の高さは時に力と数を超える!!」
と言うわけで頼りなかったメンバーも奮戦してくれました。
チームの為に一丸になっての戦いは、みっともなくてもやはり格好いいです。
実況は分かってないけどな(^^;

■クロスゲーム
東の兄登場。弟とは似てないけど、気のよさそうないいキャラです。
着々と東の仲間入りフラグが立っている気がします。
同時に恋のライバルフラグも立ってる気がしますが(笑)

■ハルノクニ
ここでギリが捕まってたら本当に終わってましたな。
昨晩の内に他のルートも試しておくべきだったんじゃないかなあ。
ネコにだんだん感情移入してる志乃が可愛いです。

■ブリザードアクセル
次は同門対決ですか。決勝に進んでも村雲&三条院ペアと対戦することになりそうですね。
この2試合は相手を蹴落とすというよりは、純粋に競い合う気持ちのいい試合になりそうです。
カルメンと聞いて「カルメン故郷に帰る」が真っ先に浮かぶ自分はどうかと思いました。
しかも映画ではなくて「究極超人あ〜る」だし;;
で、ここで六花にアメリカ行き話が。
“このアメリカ行き話がカルメンの演技のヒントになったり”で終わる話ではすまないでしょうね。(どうヒントになるかも分からないし)
実際に行く展開も行かない展開も有り得ると思いますが、さて?

■焼きたて!!ジャぱん
うーむ、今回のテーマは愛なのか?
ただちに恋愛配置につくのだっ!

■RANGEMAN
「ときめいて待機せよ!!」
ちょっと考えてみると、いや、考えなくとも、実に非道い事言ってますな。
錬児が「変身の秘密」を知った後がどうなることやら。
で、さっそく錬児の次の恋愛発生。なかなかいい感じのメガネっ娘ですが、
この娘も使い捨てられるキャラなんだろうなー;
そして、このタイミングで風香とセカンドコンタクト。そろそろ色々な謎が解けてくるのか?

■スペース用心棒でござ候
元気なノリと絵柄がマッチしていて読みやすく、
オチも含めてなかなかいい読後感でした。

■絶対可憐チルドレン
自分も『サ○エさん』思い出しましたよ(笑)
京都を舞台に何故に「架空の舞台(笑)」ばかりなのかと思ったら、架空で仕方ない展開でした(^^;
京都にツンデレに、葵祭りは豪勢だなあ。

■聖結晶アルバトロス
アルバトロスの素石の謎に言及。
炭素は確かにコモンですが、単行本2巻にも載ってる素石命図だと「C」の列の一番「上」に変なマークがあるわけで、やっぱりこれがアルバトロスなんですかね。
今回「素成炉」なんてものが出ましたが、これはどんな素石でも作れたりするんでしょうか?
それが出来るならほとんど錬金術ですけど(^^;
ダイアモンドが作れるなら姫さまの「時間がない」問題も解決なんですけどねー

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2006年8月 1日 (火)

ゲド戦記(映画)

(宮崎吾郎監督)

少々ネタバレありなので御注意を。

一言で言って、普通にあまり面白くなかったです。
一応は映画としての体裁は整えていないでもないですが、良くも悪くもインパクトが無く、映像的な面での「面白み」も乏しい、印象の薄い映画でした。
事象をあまりに「そのまんま」に描写しすぎていて、「イメージの膨らみ」という物は感じられません。
話をまとめるのに精一杯で、見る人を楽しませようとか、話を理解してもらうために表現を工夫しようとか言う余裕が持てなかったのかと思いました。
初監督にそれを求めるのは酷なのかも知れませんが。

いいところを探そうかと思ったのですが、
正直ちょっと思いつきません。うーむ
どうしようもない駄作、とまでは言いませんが、褒められるところはありません。
最初から否定的な目では見るまいと思っていたので残念ですが;

とりあえず、原作ファンにはお勧めしません。
1〜5巻の要素をゴチャ混ぜにして表層的に整えた、文字通りに「超縮小再生産」な内容です。
(ちなみに原作の「外伝」はまだ未読なので、映画に外伝の要素が入っているかは分かりません)
原作とは大きく話が違うので、原作を知らない人に原作もこういう話だと思われないかと、ちょっと心配です。
私自身は「原作と違うこと」それ自体は別にいいのですが(映画は2時間程度でまとめないといけないのだし、そもそもジブリの原作付き映画は原作を大きく分解・再構築してるものだし)、
今作はその再構築が、毒にも薬にもならない凡庸で世界観の狭い箱庭ファンタジーと化してしまったのが、題材に対して、ひたすら「勿体ない」と思ったのでした。

いやー、本当に世界観の狭いこと狭いこと(^^;
広大な世界を舞台にしたはずのロールプレイングゲームで最初の町に寄ったら、
いきなり主要キャラ全員とボスキャラが勢揃いしてしまった感じと言えばいいでしょうか(^^;;

「説明不足」というより「説明が下手」なのでしょうが、どのシーンにどんな意味があるとか、何故こんな事が起きるのかとかが非常に分かり難い映画かと。
“伏線”というものをもう少しちゃんと張っておいて欲しいと思いました。
特に最後の「アレ」は、「イヤボーンの法則」としか思えないのではないかと(苦笑)
クモが具体的に世界に何をしたのかも、何故にアレンが父を殺したのかも、最終的に「世界の異変」は解決出来たのかも、テルーの唐突な正体も、映画を見ているだけではほとんど分からないのではないかと思います。(かといって、アニメのオリジナル要素も強いので、原作を読めば全て分かるとも言えません)
そして、説明不足すぎるかと思うと、一方でテーマを全て人物の「セリフ」で語りまくってしまったりとか、
あーーー、うーーー、とにかく見ていて辛い。

最終対決の安っぽさはどうにかならないものかと;
勧善懲悪RPGのボスキャラ戦と考えればいいんでしょうか。

「ゲド」があまりに何の活躍もしないのには少し驚きました。
主人公をアレンに設定したのは分かりますが、本当にゲドは「何も」しません。
アレンを支える師匠的ポジションでのやり取りさえも、描写が皆無とは言いませんが、十分とは言い難いです。
「ゲド戦記」なのになあ(^^;
タイトルになってる人物の活躍し無さっぷりで「トイレット博士」を思い出したりしました(笑)
アレンも、あの描写でアレンに感情移入しろと言われても困ります。

あちこちで言われていますが、「どこかで見たシーン」がてんこ盛りな印象でありました。
ナウシカやもののけやラピュタや千と千尋の香りが濃厚なこと(笑)
他にも、建物の足場の悪い箇所を移動する様を見ていると「ICOやワンダは面白かったなあ」とか思い出したりもしました(笑)

エンディングで「原案:シュナの旅」と出ていたのは何なんでしょう?
原案というか原作は「ゲド戦記」では無かったのでしょうか?
後からシュナの旅の本を読み返してみたら、「人買いの車」なんかは確かにそのまんまっぽいと思いましたけど(苦笑)

ジブリの今後が心配です。
後継者の育成は大事なのだなあと、アレンとゲドの姿を見ながらも思ったのでした。

公式サイト

■8/16追記
原作者 ル=グウィン氏のコメントが出ましたので参考までに。(英語です)

で、Wiki翻訳

自分で英語を訳してはいないのであくまで翻訳を見ての話という前提ですが、
いちいち「全くごもっとも」と思える内容で頷いてしまいました。
大人の対応を取られながらも、深い失意が伝わる文章で痛々しく、とてもやりきれません。

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