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2006年9月26日 (火)

もしも昨日が選べたら(映画)

(フランク・コラチ監督)

家電等のリモコンが多すぎてテレビのリモコンがどれかも分からないと切れた主人公(二児の父親)が、
複数の機器をまとめて操作出来る「万能リモコン」を買いに行ったところ、
本当の意味での『万能リモコン』を手に入れてしまう。

そのリモコンは「現実の人間」に対しても「早送り」「一時停止」「消音」等の操作が自由自在に可能で、その他にも「過去の人生の再生(愉快な解説付き)」や「チャプター」などの便利機能が満載で、
仕事に、家族関係にと便利にリモコンを使いまくる主人公は、やがてリモコンに人生を翻弄されていくのだった…


という話。
非常に面白かったです。笑った笑った。
「リモコン」らしいアイデアのギミックが満載でとても楽しかったです。
アメリカのファミリードラマに「藤子SFテイスト」を組み込んだような作品だとも感じました。
話が進むに連れてだんだん恐くなってくるあたり、「どくさいスイッチ」的な匂いを感じたりして。(オチも含めてですね)

ストーリーや先の展開などは結構読めるのですが、先が読めて問題になるような作品では無いので無問題。
こうなるだろう、こうあるべきだとの観客の思いを実に面白く形にして見せてくれて、
そして家族愛を高らかに歌い上げてくれる。まさにファミリードラマの鏡のような安心感と満足感を与えてくれる作品です。
そして最後やお祖父さん絡みのシーンには泣かされてしまいましたよ。基本的にはバカな映画なのに(笑)
人物描写が上手くて結構感情移入させられるんですねえ。
御都合主義な)オチも主人公の最後の行動ゆえと考えればちゃんと納得出来て、幸せな気持ちで劇場を出ることが出来ました。

アメリカファミリードラマらしく、「下品なネタ」や「ひどいギャグ」が満載なあたりは、少々好みが割れるかも知れませんが、
割と可愛いレベルでの下ネタなので、それほど問題では無いのではないかと。
実際劇場では男女問わずに非常に受けていました。
気楽に楽しい作品でお勧めです。

それにしても、
アヒルひでえ(笑)

サブテーマはファーストフード偏食への警告でしょうか。スーパーサイズミー?(笑)
“皮”が嫌だー(^^;;

ちなみに原題は「CLICK」
邦題は内容に合っていないと思えるし(主人公の心情を考えれば合ってると言えるのか?)、
印象が弱くてイマイチな気がします。

公式サイト

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コメント

なかなか面白そうな内容ですね。
CM見たらもうちょっとシリアスな内容だと思ってたのに・・・

投稿: ゆざいちょ | 2006年9月30日 (土) 14時21分

かなりギャグでしたよ。展開自体はシリアスでもありますが。
面白かったです。

投稿: でんでん | 2006年9月30日 (土) 17時46分

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