16ブロック(映画)
(リチャード・ドナー監督)
NY市警の刑事ジャックは囚人のエディを裁判所まで護送する任務を言い渡される。
裁判所はわずか16ブロック(約1.6キロ)先で、15分もあれば終わる簡単な仕事のはずだったが、護送中に彼等は何者かに襲われる。
実はエディは警察の不祥事を証言する証人で、襲撃はジャックの友人の刑事達の差し金だったのだ。
周り中が敵(警察)だらけの中でジャック達はどうするのか…
■
という話。
白人刑事と黒人囚人のコンビによる典型的なバディムービーですが、
全体的な地味さ・地道さが効いて適度な重みのある作品になっていました。
「人は変われる」というエディの前向きな姿勢に好感が持てます。
序盤から中盤にかけての展開はやや単調な気もしましたが、
作中で流れる時間(約2時間)がほぼリアルタイムでの進行する事もあり、適度な臨場感と緊張感があるとも感じられました。
終盤に明かされる「事実」もなかなか効果的で、傑作とは言いませんが誠実ないい映画だったかと思います。
しかしまあ、街中で躊躇無く撃ち合う辺り、街の人々の迷惑度が凄い映画だったなあ(^^;
ちなみに1.6キロと言うと、大阪で言うと梅田から淀屋橋くらいの距離だとか。確かに15〜20分くらいですかねえ。
(東京だと東京〜新橋、名古屋だと名古屋城〜テレビ塔くらいらしいです)
映画を見ていて「今どのくらいの地点にいるか」と言うことがもう少し分かり易く描かれていて欲しいと思いました。
ニューヨークの地理に詳しければもっと楽しめるのかも知れないと思いましたが、ロケ地はニューヨークじゃないんでしたっけ(^^;
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