王の男(映画)
(イ・ジュンイク監督)
いつものごとく、前情報は入れないで見ることにしましたが、
事前に妻にこれに行くとタイトルを言ったところ、「ブロークバック・マウンテンに続いてホモの話か」と聞かれました。
大分前に見た予告編の印象も朧気になっていたので「たぶん違うだろう」と適当に答えましたが、
映画を見てみると、『ホモ成分もあるけども、タイトルで強調するような事かどうかは微妙』と言うところでした。
主人公はどちらかと言うと「王の男」の相方の方だしなあ。
というわけで、
王を風刺した寸劇をやって逮捕された芸人コンビが、王の前で芸をやったところ王に気に入られ、
芸人に現を抜かした王によって王朝は乱れに乱れていくという話。
見た後で分かりましたが、実在した朝鮮の李王朝の暴君・燕山君を「王」のモデルにした話だった模様。
基本的に映画を見るときは新鮮な驚きを感じたいので前情報はシャットアウトして行ってますが、このあたりの背景情報くらいは調べてから見るべきだったかも知れないと思いました(^^;
事前に情報を制限しながらそれを判断するのは難しいですが。
王の暴君っぷりの話自体は前情報無しでもある程度覚えのある話でしたが、それを芸人の側から見た所は面白かったです。
考えをなかなか表に出さない「王の男」コンギルには正直少し苛立ちましたが、最後まで見ると泣けてきます。
王が芸人のギャグ…もといネタに「受ける」ところは正直説得力を感じませんでしたが(おぃ)、
身内をネタにされるってのは、当人にはやはり面白いのかも知れないと思いました。
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