Gガール 破壊的な彼女(映画)
(アイバン・ライトマン監督)
地下鉄で知り合った地味な女性ジェニーと付き合うことになった主人公マットは、
やがてジェニーが鋼鉄の肉体で空を飛び街を守るスーパーヒーロー(ヒロイン)“Gガール”(ユマ・サーマン)であることを知る。
当初はそんな彼女との刺激的な日々や空中SEXなどを楽しんでいたマットだったが、
独占欲が強く偏執的に嫉妬深いジェニーに嫌気が差し、元々気になっていた同僚の女性ハンナに惹かれていく。
そうして怒り狂ったジェニーによる恐ろしい報復が始まるのだった…
★
という話。
“男女逆転版スーパーマン”かと思っていると、とんでもない展開になります。
下品な大人ネタ満載なアメコミヒーローパロディ映画ですが、しかし一本の映画としての完成度もなかなか真っ当に高くて楽しめました。脚本が上手いですよ。
「超人とのSEX」が(直な描写ではないですが)話にがっちり組み込まれているのでお子様には勧められませんが(笑) (と言うかこの映画、年齢制限は別に無いのね)
ユマ・サーマンが地味に派手に実にいい存在感で、可愛くも壊れたストーカー的スーパーヒロインをいきいき演じていて魅力的です。長身が格好良い。
ユマ・サーマンが好きな人なら一件の価値はあるかと。
もう一人のヒロイン・ハンナ(アンナ・ファリス)もいい感じです。
駄目男に嫉妬するスーパーヒロインということで「うる星やつら」的な関係も思い浮かびますが、終盤の展開はなかなか予想を裏切ってくれて痛快でした。いやー面白かった。
36歳のユマ・サーマンは「ガール」とはちょっと言い難い気もしますが(^^;。
高校時代に能力を身に付けたという設定なので、開業当初は確かにガールで問題なかったのですな。
歳と共に改名するのもなかなかタイミングが難しいかも知れませんねえ、
やはり今の年齢ならGレディとか、
母親になったらGマザーとか、
おばあさんになってGグランドマザーとか、
太ったらGブルとか(すみません)
週刊少年ジャンプを読んでない人には分かりませんが、
ジャンプ10号での銀魂を思い出したりもして。(単なる偶然なのか、実は本作を見てのパロディだったのか?)
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