« 週刊少年ジャンプ13号感想 | トップページ | 週刊少年サンデー13号感想 »

2007年2月27日 (火)

善き人のためのソナタ(映画)

(フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督)

冷戦時代の東ドイツで国家保安省(シュタージ)によって行われていた国民の相互監視システムという国家の暗部に切り込んだ映画です。
多くの人間がシュタージの諜報・盗聴等の活動により“政治犯”として拘束された影には、約17万人の密告者(IM)の存在があったとか。
そして東西統一後にシュタージの“公文書”が開示されたことで、シュタージの被害者を売ったIM=被害者の隣人・家族のことも明らかになって相互不信の種となっているとのことで、映画は4年にわたるシュタージに関するリサーチを生かして作られています。

映画のストーリーとしてはシュタージの大尉ヴィースラーが劇作家ドライマンとその恋人クリスタの日常を監視することになる中で心に変化が起き始めるという話で、
静かながらも重みのある展開で見応えのある映画です。
淡々とした描写にリアリティを感じさせられました。

“統一前”と“後”のギャップや、公文書の閲覧風景の描写なども興味深かったです。(もっとも、現在は公文書も電子化されていて、映画のような書類での閲覧は無くなっているようですが)

公式サイト

|

« 週刊少年ジャンプ13号感想 | トップページ | 週刊少年サンデー13号感想 »

コメント

こんにちは。
大道芸観覧レポートという写真ブログをつくっています。
映画「善き人のためのソナタ」もとりあげています。
よかったら、寄ってみてください。
http://blogs.yahoo.co.jp/kemukemu23611

投稿: kemukemu | 2007年3月 8日 (木) 23時03分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/50221/5503577

この記事へのトラックバック一覧です: 善き人のためのソナタ(映画):

» 『善き人のためのソナタ(Dus Leben der Anderen)』 [chaos(カオス)]
『善き人のためのソナタ(Dus Leben der Anderen)』 東西冷戦下の東ベルリン。シュタージ(国家保安省)局員のヴィースラーは、劇作家のドライマンと舞台女優である恋人のクリスタが反体制的であるという証拠をつかむよう命じられる。 盗聴で知った二人の生活、そし...... [続きを読む]

受信: 2007年3月10日 (土) 23時43分

» 『ブラックブック』&『善き人のためのソナタ』のセバスチャン・コッホ! [映画『ブラックブック』公式ブログ〜バーホーベンはお好き?〜]
『ブラックブック』を宣伝している間に勝手に人気が急上昇したのは アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『善き人のためのソナタ』にも出ている セバスチャン・コッホでしょう。 ヒロインのエリスが憎むべき敵でありながら愛してしまうナチ将校ムンツェ役の セバスチャン。 もちろん、設定的にも、いい男でなければいけない。 バーホーベン監督のアシスタントのMさんによると 何人か..... [続きを読む]

受信: 2007年3月23日 (金) 16時41分

« 週刊少年ジャンプ13号感想 | トップページ | 週刊少年サンデー13号感想 »