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2007年2月15日 (木)

どろろ(映画)

(塩田明彦監督)

手塚治虫先生の原作は読んでますが、アニメは断片的な記憶しかありません。
で、自分は基本的に漫画原作の実写映画には期待しないようにしてる為もあるでしょうが、
思ったより悪くなかったです。素晴らしい出来とは言いませんが娯楽物として普通に楽しめたかと。

以下ややネタバレで。有名な話なのであらすじは省略。めんどいからと言うのは秘密です(・e・)

映画は原作の「発端の巻」「百鬼丸の巻」「鯖目の巻」「ばんもんの巻」辺りをベースにして、
“百鬼丸”を話の主軸として描かれています。
親に捨てられた子供達の話を「鯖目」で示し、親から“魔物に売られた”百鬼丸の親子話の発端から決着までを描くという、『親と子の関係』を主題としたのであろう構成になっています。(描き方は浅めですが)
百鬼丸に対して“どろろ”自身のエピソードはかなり削られてますが、一本の映画としてのまとめ方としては悪くなかったかと思います。
ただ、時間は138分とやや長すぎて中盤から終盤にかけてダレます。こういう勢いが大事な映画は出来れば2時間内に納めて欲しいところ。

各設定は原作から結構変更されていました。
無国籍性が増していたり(原作でも言葉使いとか結構無国籍だけど)、
どろろが最初から女とバレてたり、年齢が上がってたり、
百鬼丸に身体を与えた育ての親が「医者」から「呪い師」に変わってたり、
打ち切り的な原作のラストと違い、それなりの決着を付けていたり。

どろろの変更は、最初は不安でしたが、映画を通してみれば受け入れられました。
ただ、百鬼丸の育ての親の「医者」から「呪い師」への変更は、まあ『原作のままでは映画に出来なかった』理由は、そりゃあ、昨今の世の中では仕方ない気もしますけど、
しかし曲がりなりにも『生身の手足』を百鬼丸が得てしまっているのは、原作ほどの『不自由さ』に欠けて、どうも百鬼丸が身体を取り戻さねばならない切実感が薄れてしまったかと思います。
(「呪い師」と言うよりほとんど錬金術師だったか)

あと、他の変更点はともかく、琵琶法師はちゃんとハゲにして欲しかった(笑)

怪獣、もとい魔物特撮については、チープに思える場面もありますが、この手の映画はチープさも味なのでノープロです。B級臭いのはそれはそれで良し。
桜の魔物のビジュアルなど面白かったです。

ところで、ラストに関わる大きなネタバレなのですが、
おそらく誰もが思うことでしょうが、最後まで見ると『ち●こ』はちゃんと取り戻し済みなんだなあと思いました(笑)(・e・)

今回の映画で百鬼丸の親子話の決着はついてますが、どうも続編もあり得そうな終わり方にも見えました。
しかし、続編をやったら完全にオリジナル展開になってしまいそうな気も。それだと、別に見たくないなあ。

公式サイト

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受信: 2007年2月22日 (木) 14時30分

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