ミス・ポター(映画)
(クリス・ヌーナン監督)
「ピーター・ラビット」の作者ビアトリクス・ポターの半生を描いた映画。
ちなみに自分はピーター・ラビットの本はちゃんと読んだことがありませんでした。すんません;
妻実家にある(はず)らしいので今度読もう。
まだ社会や家庭にお堅さの残る1900年代のイギリスを舞台に、ピーター・ラビットの本の初出版やビアトリクスの恋が描かれます。
派手な展開はなく淡々とした静かな映画ですが、穏やかに見られる良作だったと思います。尺が短い(93分)のも良かったかと。
こういう映画だと、出版絡みの経緯や困難がもっと描かれるのかと思いましたが、
そのあたりの描写は少なめです。冒頭の様子ではそういったあたりが描かれそうに見えましたので少し拍子抜けな感も。
どちらかと言うと、30歳を越えるまで自作の「ピーター・ラビット」一筋で生きてきた上流階級のお嬢さまの初恋話が主眼として描かれていました。
が、そのあたりも“極端なドラマチックさ”はあまり無いので、退屈に思う人もいるかも知れません。
作者のファン向けの映画ではあります。
何と言いますか、ああいうお堅い社会(母)の元では、オタクは苦労するだろうなあと思いました。
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