アイ・アム・レジェンド(映画)
(フランシス・ローレンス監督)
例によって前情報を入れずに観ましたが、「地球最後の男」のリメイクだったんですね。
と言っても元作品の事はかなりウロ覚えですが;
最初に予告を見た時には「地球で1人だけ生き残った男」の“SF物”かと思いましたが、
実際はかなり“ゾンビ物”でした。新しい予告ではそれらしいモノが映ってましたので、もしやと思いましたが(^^;
ホラーとして怖さはそれなりですが、予備知識無しに子供が見てしまったら泣きそうです。
ストーリー自体は(リメイクと言うこともあってか)古典的な終末物で目新しさは無いのですが、誰もいなくなって荒廃したニューヨークの映像の迫力はなかなか見応えがありました。
“人がいた頃の街の風景”が“現在”と交互に描かれる為、人類滅亡前・滅亡後の世界の変わり様がよく分かって興味深く、大画面で見るべき映像だと思えました。
そして映画前半の、“最後に生き残った男(ウィル・スミス)と犬”という“1人と1匹だけ”の暮らしぶりの描写がなかなかに面白いです。
何十分も延々と犬を相手にしゃべっている日々を見せられるだけなのに、演技・演出が上手く退屈はさせられませんでした。主人公の孤独さが伝わる抑え気味の演技が良かったかと。
小出しに出させる情報の見せ方も上手く興味を引っ張ってくれたかと思います。
そして、犬のサムがいいですねえ。子犬時代がまた可愛くてウハウハです。
なんですが…
“その後”の“映さない演出”が泣かせます。
前半は良かったのですが、後半から結末にかけてはちょっと、「ありきたりな終末映画」臭さが強くなってしまった気もします。(ツッコミ所も後半で加速度的に増えていったような)
ゾンビ(と言うか感染者)の頭の良さはなかなか怖いんですけどね。
マネキンの使い方も不気味な違和感を演出してくれて良かったです。
ところで1、最後の状況、酸欠にならないものですかね。(火事になった訳じゃなければ衝撃にさえ耐えられれば大丈夫なのか?、その衝撃に耐えられるかどうか自体がかなり疑問だけど)
ところで2、寒いところなら大丈夫って、人類結構生き残ってるんじゃないですか?、復活の日。
ところで3、血清が出来たと言っても、数で絶対的に負けてる生き残った人々が感染者に(危険を冒して)注射していくんですかね? 無理があるよなあ;
ところで4、宗教臭さがちょっと…、
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コメント
こんにちわ!いつもサンデーの感想を読んでいます。今週はお休みですよね。2度買いしないようにしなくっちゃ(笑)
私は、原作も元作品も知らないので、もうびっくりでした。
後半、ありきたりな終末ゾンビ(吸血鬼?!)物になって、宗教色も色濃く出るのは...でしたが、ウィルの健闘で飽きずに楽しく観れました。
犬好きなんで、サムも可愛かったデス(^^)
投稿: あん | 2007年12月19日 (水) 12時50分
どもです~。今日は出てないと分かっていながら本屋に寄ってやっぱりガッカリしました(笑)
前情報を入れてなかったら元映画・原作を知っている人でも見るまでソレと気付かないのではないかなあと思いました(^^;
犬は良かったですねえ。(後が…ですがー^^;;)
投稿: でんでん | 2007年12月19日 (水) 20時59分