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2008年3月25日 (火)

バンテージ・ポイント(映画)

(ピート・トラビス監督)

今年に入ってからずっと公私ともに目が回る忙しさでしたが、ようやく一息つけたので久々に映画に行ってきました。休日に休めるなんてホント久しぶりだー;
映画は実に2ヶ月ぶりですよ。一応映画感想サイトの端くれと言えなくもないサイトなのに;;;
今後はもうちょっと見られるはず―。

大統領暗殺という一つの事件を、テレビクルー、シークレットサービス、観光客、刑事といった複数の人々の視点から真実に迫っていくという話。
30分前後の事件を計8人の人物の視点で繰り返し描写していき、視点主を変えることでその都度新たな真相が浮かび上がってくるという趣向のサスペンスです。

いやー、面白かった。
8人もの人間の視点を追うために、個々の人物描写はあっさりしたものですが、
映画を観ている間はきっちりのめり込んで楽しめる、スピード感に満ちた良い娯楽作品でした。
多彩な視点の情報を理解するために観客には集中力は必要ですが、描写自体は分かりやすく描かれていて時間も90分と短いため、余計なことを考えずに気負わずに楽しめる映画だったと思います。
むしろ「余計な描写」を削ぎ落としすぎなので、映画を見終わった後にはスッキリしすぎてあまり残る物が無い映画とも思えますが、上映中には目一杯ハラハラドキドキさせてくれたので、娯楽映画としては十分かと。
その「削ぎ落としっぷり」かなり割り切った作りと言えます。

最期のカーチェイスはなかなか凄かったです。ちょっと現実離れなほどに(^^;
ちょっと“偶然性”が強すぎる気もしますけど、ああいう「1人の行動が思いがけずに他人に影響を与えていく」のが群像映画の醍醐味だからコレでいいか。

“非情なテロリスト”の「最期の行動」が印象的でした。(以下ネタバレ)
関係ない人も平気で巻き込むテロリストが咄嗟に子供を避けてしまうあたりがねえ。

公式サイト

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