ブラックサイト(映画)
(グレゴリー・ホブリット監督)
デスノートというかデスサイトというか、
人を処刑する映像をネットに流し、閲覧者のアクセスカウントが増えるほどに処刑執行の速度が上がるという殺人サイトを巡るFBI捜査官(ダイアン・レイン)の話。
一般大衆の興味本位のアクセスが“イコール殺人の共犯者”になってしまうという設定の悪趣味さがミソで、『現実にもあり得そう』と気味悪さを感じさせてくれます。
やっぱりこの映画を見ると「自分だったらこういうサイトを見るか否か」とは考えちゃいますね。
自分は(そういうサイトだと知っていれば)見ないとは思うのですが、映画と同じ状況ではなくても“よく知らずにうっかり加害者になってしまう可能性”というのは今日日案外転がっている気もしますので、やっぱりなかなか恐い話ではあります。
あらすじだけでも想像出来そうな通りに、なかなか正しく気分悪い映画です。
面白いことは面白いのですが、R15なのも当然ですね。殺し方も実にエグく気分悪いです。
しかし、サスペンス物としては割と普通で、オーソドックスにまとまった映画だったとも思います。展開が予想しやすいとも言えますけど。
ネタバレですが、主人公が犯人に捕まるあたりはなんとも「ホラー映画的ツッコミ」をしたくてたまりませんでした。(苦笑)
そこまでお約束的な軽率な行動をしなくてもよかろうに(^^;
とりあえず、
この手の映画を見ると思いますが、
人間腹筋は大事ですねえ。
あと、英語が苦手な身としては、劇中のPC画面上の細かい英語にも字幕を付けて欲しかったとか思ったり;
以下ネタバレですが、
2回目までの殺人はまだ犯人の動機として理解出来ないでもないですが、3回目以後は単なる逆恨みだよなあ…
最初に“主人公の家族”が出たときは「あー、ヤバそう、特に娘がヤバそう」と思いましたが、
それを逆手にとったのはちょっとホッとしました。
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