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2008年5月 7日 (水)

電脳コイルスペシャルステージ in NHK大阪会館

■ゴールデンウィーク最終日の5月6日、大阪のNHK大阪会館(NHK大阪ホール)でのイベント『BKワンダーランド』の中で行われた『電脳コイルスペシャルステージ』に行ってきました。(ちなみに時間は11:15から12:30)(ちなみにNHKの案内ページはもう消えてしまったようです)

以下、ウロ覚えな部分もありますがレポートなど。

普段は電脳コイル関連の文章やイラスト・漫画は『今日のこいるその1その2その3その4』の方でまとめていますが、そちらには後で文章を整理してから置くとして、とりあえずこちらで速報的に書いてみます。(追記:今日のこいる4に入れました)

■ステージの内容は、磯光雄監督、フミエ役の声優の小島幸子さん、OP・EDを歌われている歌手の池田綾子さんをゲストに迎えてのインタビュー、歌のライブ、クイズといったもの。
司会の方は名前をきっちり覚えていないのですが、コイルのプロデューサーの方で、ゲストの方々への質問にも進行にもコイルへの深い愛情と理解が感じられて、インタビューも予想以上につっこんだ内容で、とても満足度の高いイベントになっていました。

NHK主催ということで、お子様~ファミリー層向けのイベントなのですが、チビッ子から大きなお友達(笑)まで幅広く楽しめるいいイベントになってくれていたと思います。
ちなみに、会場は200席ほどで、子供:大人で1:3くらいの割合で埋まっていて、大人は見た感じでは“子供連れの親”と“大きなお友達”とで半々くらいの割合だったのではないかと。
ちゃんと“チビッ子が番組を楽しんでくれていた”と感じられて良かったです。

会場は座席自体は200席程度でしたが、周囲は開放されていて、ホールに訪れていた人達も自由に見られる開放的なイベントになっていて、和やかな雰囲気で心地よかったです。

■イベントの流れとしては、最初に総集編のVTRを15分ほど上映。
22話くらいまでの内容で、現在の再放送のタイミング的にも適切だったかと。
その後にゲストインタビュー、会場からの質問募集ときて、プレゼントがもらえるクイズが行われました。

インタビューについては後述しますが、
クイズはチビッ子向けの簡単な問題(「黒い生物の名前は?(答え:イリーガル)」とか、「ウイルス駆除ソフトの名前は?(答え:サッチー)」とか、「普通の30倍の値段が付くというメタバグの名前は?(答え:キラバグ)」)から少し難しめの問題(電脳メガネを最初に作った会社は?(答え:コイルコイルス社、コイルスでも正解))までの計8問。

そのうちの1問、「アキラが嫌いな食べ物は?」というクイズがあって、答えは「納豆」でしたが、これについては納豆が嫌いなのはむしろフミエではないかなあと思いました(^^;
あと、「ダイチの父がダイチに教えたスポーツは?」は答えは「柔道」でしたが、最初に答えが出ていた「卓球」も決して間違いでは無いのではないかなあとかー(笑)
いや、細かくてすみませんすみません(^^;

で、クイズ正解者へのプレゼントは『デンスケぬいぐるみ、オヤジぬいぐるみ、サイン入りのロマンアルバム、サイン入りの小説1巻』から選べるようになっていましたが、
何故だか「オヤジぬいぐるみ」を選ぶ正解者がいなくて、人気が無くて悲しかったです。
かわいいのに…素敵なのに…なまめかしいのに…。
フミエ役の小島さんも「オヤジが一番好き」と言われていましたので、残念がっておられました。
やはりオヤジのオヤジ的魅力が分かるのはチビッ子よりも大人なのか?、大人の魅力なのか!? (笑)

クイズは手を一番早く挙げた人が答える形式になっていましたが、自分は大きなお友達ですので自重しました(笑)、オヤジぬいぐるみは欲しかったですが~。
やはりこういうイベントは子供が主役であるべきかと思いますので~。

■クイズの後は、池田綾子さんによるOP「プリズム」、ED「空の欠片」のフルコーラスライブでした。
生です。感動です。
司会の方も「空の欠片」は昨年で最も好きな曲ということでした。いい曲ですよねえ。

で、最後に、先のクイズでのプレゼントの「オヤジぬいぐるみ」が(大変に残念なことに)余っていたので、即興のクイズ2問にて終了。
最後の問題(磯監督による「サッチーの正式名称は?」という問題(答え:サーチマトン))に手を挙げたのはお子様…だったのですが、どうも実際に答えていたのは「お父さん」だったっぽい様子…
お父さんが「オヤジぬいぐるみ」を欲しかったのか!?
もしそうだとすると、気持ちはよく分かります(笑)

■さて、インタビューについては、これまでに聞いたことが無かったお話も飛び出して聞き応えがありました。
以下、列挙してみます。(記憶が間違っているところもあるかも知れませんが)

■磯監督によると、
コイル作中でヤサコの部屋やオバチャンのカバンのストラップなどの形で各所に登場する“ブリーフをはいたぬいぐるみキャラ『惑星ココイル』”は、実は最初の構想ではちゃんと作品内で活躍する予定のキャラだったとのこと。
そもそも最初はオバケのような電脳生物がメインで活躍する『~えもん』的な番組になるはずだったそうです。
コイル本編でもポスターとして登場した『惑星ココイル デカパン帝国の逆襲』は、皆がブリーフをはいている惑星ココイルに、皆がトランクスをはいているデカパン帝国が侵略してきて、無理矢理にココイルの皆にトランクスをはかせてしまうが、それに主人公が立ち向かっていくという話になるはずだったとのことでしたが…
…って、全っ然コイル本編の内容とカケラもかすってないじゃないですか!(会場爆笑)
どうしてそこから電脳コイルが出来たのやら、本当に監督の脳内が不思議です。(褒め称えています)

ちなみにその構想では、デンスケも登場する予定で、おっさんぽい口調でココイルを慰めるキャラになるはずだったとか。
…デンスケしゃべるのか!?
驚愕の事実でした。

デンスケもブリーフをはくはずだったんですかねえ? (笑)

ココイルはココイルで作品として見たい気もしますが、DVD最終巻の特典とか映画化の同時上映とかで実現出来ないものでしょうか?(難しいと思います)
オマケ映像的なものでもいいんだけどなあ。

■「フミエとダイチは今後つきあうのか?(結婚するのかだったかな?)」といった内容の質問に対して、
フミエ役の小島さんは「ダイチは将来有望」というように答えられていたと思います。たしか。
「ダイチとなら結婚もあり」と言う感じで答えられていた…かと、ちょっとウロ覚えで記憶に自信が無いですが。

「フミエはダイチを好きか?」に対して磯監督は「(フミエは自分がダイチを好きだと)気付いていないだろう」と言われていたかと。(たしか)
「気付いていない」ということは、「実際は好き」と捉えて良い物でしょうか?、ワクワク。

■「好きなイリーガルや電脳ペットは?」の質問に対して磯監督の答えは「ヒゲ」でした。ナイスです。
それに対して小島さんが「オヤジが一番好き」と答えられていたかと。

■「オヤジ=沢庵説」浮上(笑)

■磯監督によると、
「サッチーは最初は顔がついていないデザインで、声も出さずにビームを放つ恐い存在」だったが、それだと大黒市民に怖がられて嫌われてしまうと心配した空間管理室室長のヤサコパパがサッチーに顔をつけて「ボクサッチー」のセリフを喋るようにしたとのこと。
その結果、サッチーは笑顔で朗らかに「ボクサッチー」と言いながらビームをぶっぱなす、余計に恐い存在になってしまったのだという事でした。

もしも本編でも顔無しで出ていたら、ホントに恐いキャラになっていたでしょうねえ。
その場合、おそらくサッチーは今ほど愛されるキャラにはならなかったのではないかと思います(^^;

■当日の磯監督の格好は、コイルロマンアルバムの写真でもかぶっていた白い帽子に、大黒黒客のシャツでした。さすがです。
磯監督がノースリーブの黒シャツで現れなくて良かった…(おい)
客席が黒いノースリーブのお客さんで埋め尽くされていなくて本当に良かった…(おいおい)

と、こんな感じで、本当にいいイベントでした。
来て下さった磯監督、小島幸子、池田綾子さんに司会及びスタッフの方々は本当にありがとうございました。

■御一緒させていただいた、ゆすらさんによるレポートはこちらです。↓
磯光雄@NHK大阪のレポ、開始します『電脳コイル』(きなこ餅コミック)

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