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2008年9月22日 (月)

週刊少年ジャンプ43号と今月のスティール・ボール・ラン感想

■アスクレピオス
「カイン」の内水融氏の新連載。以前読切でも描いていた外科医と助手の話ですね。
“神の目”というファンタジーな要素もありますが、それ以外は基本的に現実的な医療技術や戦闘手段で描かれる様子。
読切版では主人公と助手は既に一緒だった気がしますが(たしか)、2人の出会いからを、主人公の決意と共に描くことで主役2人により感情移入し易くなって良かったと思います。

後書きコメントでもあるようになかなか少年漫画では大変なテーマかも知れませんが描ききってくれれば面白い作品になるかも知れません。頑張ってほしい所です。

ところで、タイトルが間違えやすそうです(^^;

■ONE PIECE
女ヶ島話2回目。
この島の名前って「鬼ヶ島」のもじりなんですかね。だとすれば桃太郎のもじり(姿は金太郎だけど)の戦桃丸とも微妙に繋がりを感じる名前なんですけど、設定上は繋がりがあるようには思えないか。
この島は子供はどうするのかと思ってましたが、外の島で何とかしてくるわけですか。

発見された男がルフィだけなら、他の麦わら一味はやはりこの島にはいないみたいですね。
ルフィは一体この島からどうやってシャボンディ諸島に戻ればいいのかと思っていましたが、“蛇姫様の船”で戻ることになるのでしょうか。
普通に予想すれば、蛇姫様と一度戦った後で和解という流れかと思いますが、さて。

とりあえず、ルフィの服がいつまであのまんまになるのかが気になります。
話の流れ的にもここらで新コスチュームにリニューアルというのも有りかも知れない(笑)

★★★9/24追記★★★

感想を書いた時点で気付いていませんでしたが、ボア・ハンコックの名前って以前登場していたのですね。単行本50巻の「489話“8人目”」の回で、サンジ・ブルックとローラの部下との会話で。
約半年前から伏線が張られていたとは、尾田先生恐るべしです。

更にはToLOVEる☆LOVEさんの記事によると、どうもワンピースの100話(グランドライン入り直前の“伝説は始まった”の回)が載った『99年のジャンプ表紙』で既にボア・ハンコックの後ろ姿が描かれていたとか。
リンク先記事の画像を見れば確かに“蛇を背負った女性”が描かれており、これが“蛇姫”だとすると納得がいきます。
この表紙は確かに印象的で『この先グランドラインで出会っていく強力なキャラなのだろう』とワクワクした覚えがありますが、現物も画像データも手元に無かったのですっかり忘れておりました。
(ちなみにこの表紙の左上にいるのは巨人族のブロギーでしょうか?)

しかしまあ、9年も前からその姿が決まっていたとは…、尾田先生はどれだけ設定を練りまくってるんですか!!!???

ネット界隈では「ボア・ハンコック」=「四皇の名前が不明の一人」説や「七武海の名前が不明の一人」説や、「ローラの母親」説などいろんな説が出ていますが、少なくとも大物であることに間違いは無いと思われます。
個人的には「女ヶ島篇」は本流から外れたエピソードになるのかと、正直少しテンションが下がっていたのですが、俄然気分が盛り上がってきました。
ボア・ハンコックがどんなキャラで、ルフィとどんな接触をしてくれるのか楽しみです。

“くま”がルフィを飛ばした先が“女ヶ島”だったことに意味があるのかどうかが不明でしたが、
もしもボア・ハンコックが(世界政府に対抗する側の勢力と言える)四皇だったりすれば、“ドラゴン”とも縁があるらしい“くま”には明確な意図があってこの島にルフィを送ったのかも知れません。うーむ、オラワクワクしてきたぞ!
他の一味のメンバーもそれぞれにとって意味のある場所に飛ばされてるかも知れませんね。

ハンコックが強者であればルフィのゴムの身体にも攻撃が出来たりして、
そのあたりから“レイリーや戦桃丸やガープが能力者にもダメージを与え得た方法”をルフィが知る展開に結びついていかないかなあ…、などと妄想が広がります。
この展開でルフィが黄猿のような自然系能力者への対抗手段を得るってのは有りな展開だと思うんですよね。

また、「ハンコック=ローラの母」だったりすれば、ナミはローラの母のビブルカードを持っているわけで、意外とナミとの再会は近いかも知れないと妄想したりします。

★★★追記終了★★★

■BLEACH
結局一角は卍解を出し惜しみして負けたわけですか。特に考えがあった訳でもなく。
さすがに「馬鹿じゃない?」としか言い様がない。元々馬鹿ではあるのだけど。

■トリコ
「得体の知れない何か」
物凄くヤバそうではありますが、一応トリコ達は戦闘は回避出来た様子。
サメやラスト2ページでの男達がやられたのは、彼等が先に手を出したから反撃されたということなのでしょうか。トリコ達は威嚇(?)しただけだから見逃されたということか?

急展開で何がどうなるか読めませんが、バトル展開の前振りだったりするんですかね?
この作品はあまりバトル物にはなって欲しくないとも思うのですが。

■銀魂
なんだこれは(笑)、何いい話みたいにまとめてるんだー!(笑)
やはりシリアス展開の後はギャグが冴えます。
ワンピを読みながら「ルフィも黄猿に勝つためにはそろそろ修行が必要だろうか」などと思っていた矢先にこの展開とは酷い(笑)
熱血展開を逆手に取るのが相変わらず上手いなあ。

■アイシールド21
帝黒に自殺点。これは屈辱だろうなあ。そろそろ勝ち目も見えてきた様子。
瀧の活躍に加えて雪光やまもりも地道に大事な活躍をしていていいですね。雪さんのは本当に地道だけど。

■バクマン。
ダブルアースはまずいだろ;

まだ何もしていない2人が調子に乗って他人批判をしていたり、ダメ原稿を持ち込んでみようとか、相変わらず中2病でしたが、
ようやくシュージンがネームを切ってくれたのは良かったかと。
しかしこの調子でどんどん「漫画のアイデア」を具体的に作中で消費されていくとしたら、正直勿体ないような気にもなります。ネタ潰しだよなー。
とりあえず、「馬鹿げてる事」を突き詰めるのが漫画家の思考法だろうとは思います。

「ネットに書き込むな」な編集都市伝説は実際ウソかホントか分かりませんが、本当に有り得そうで嫌だな。

■魔人探偵脳噛ネウロ
海のぬしがちょっと小物なのは残念でした。浅田を超えて欲しかった…
基本的にはお気楽な幕間話でしたが、やはりそれだけでは終わらなかったようで、笹塚さんの失踪と来ましたか。
“内通者”の存在が暗示されたりと焦臭くなってきました。製薬会社突入前に笹塚さんが姿を消した伏線もありますし、「内通者=笹塚さん」と思わせるような描写なんですがどうなのやら。
笹塚さんがシックスに近づくために独力で動いている可能性もあるし、既に“成り代わられていた”なんてこともこの漫画ではやりかねないですね。

■ぬらりひょんの孫
鳥居さんのピンチに黒田坊が格好良く登場。痴漢容疑で捕まったんじゃなかったのか?(笑)
まあ、もしそうでも簡単に抜け出せるんでしょうけど。
三羽ガラスを呼ぶリクオが格好良かったです。大分様になってきましたね。
袖モギの相手は黒田坊やリクオの役目でしょうけど、鳥居さんの回復には千羽も頑張ってほしいところ。

■SKET DANCE
あーちゃんが黒なのではないかと言うのは基本でしたが、本当にそうでしたか。
次はヒメコが人を傷つけてしまうことになりそうで、やはり後味は悪い話になりそうだなあ。

■PSYREN-サイレン-
これが鳳凰幻魔拳か!?(違)
雨宮さんの独壇場でしたね。イカレ女っぷりがナイスです。

■ピューと吹く!ジャガー
ひでえ(笑)
ピヨ彦全然出てないなあ。1ページ目6コマ目右下にいるのはピヨ彦か?

■今月のスティール・ボール・ラン
マス目使いの敵(ディスコ)との戦いは案外あっさり決着。
“チョコレイト・ディスコ”は相当怖い能力だったけど、やはり正々堂々と直接姿を晒しちゃったのが敗因ですね。あれは気付かれないうちに相手を葬れる暗殺向きの能力だろうに。
スタンド名以外を一切しゃべらない戦闘スタイルは良かったんですけどね。本来、敵に自分の能力を解説するなんて馬鹿な事だしなあ。ジャイロは解説してるけど(笑)
ところでこのスタンド名、左腕のアレは確かに板チョコっぽいかも知れません。

勝利したジャイロはジョニィを襲った敵を探り出しましたが、なんだか「訳が分からない」としか言えない状態に。
大統領とDioが敵なのは確かですが、ウェカピポはどういう立ち位置なのやら。敵では無かったはずなんですが。
ラストでの会話からすればジョニィを襲ったのはDioでは無さそうな気もしますし、普通に犯人は大統領か、或いはまだ出ていない新キャラなのでしょうか?

単行本16巻の「7日で一週間」を読みました。描きおろしですよね。
なんだありゃ(笑)
ジャイロがジョニィに新作ギャグを披露するというギャグ短編(5ページ)ですが、素晴らしいシュールさです。ジャイロとジョニィはどれだけ仲がいいんだよ。
ラストのコマが妙に味があっていいなあ。
「いともたやすく行われるえげつない行為」というコミックス全体のタイトルがこの短編にやけにハマっています。

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