崖の上のポニョ(映画)
(宮崎駿監督)
遅ればせながら、やっと見てきました。
とても面白かったです。
混沌とした映画だとは聞いていましたが本当にカオスだったなあと(笑)
宮崎監督以外の人が同じストーリーで作っても決して同じ印象の作品は出来ないだろうなあと深く思いました。
登場人物全員の異常事態順応能力の高さが凄いです。まともな人いないよ(笑)(あえて言えばトキさんが一番まとも、というか“現実的”)
普通に考えたら物凄っっっくハタ迷惑な話なのにみんな笑っているバイタリティの高さが(陽性サイドの)宮崎アニメだなあ。
ディフォルメのきいた絵もグニグニとよく動いて“絵が動く楽しさ”を久々に感じられました。
見る前は決して可愛いと思えなかったポニョのデザインも、見ているうちに可愛く思えてきて良かったかと。例えインスマウスでも(笑)
「試写会では子供の反応があまり無くて監督がガッカリしていた」というニュースを以前見たと思いますが、自分が行った劇場では子供達がよく反応していて楽しんでいたように見えました。
以下はネタバレ感想を箇条書きで。
・金魚に水道水って…と一瞬思わないでもないですが、まあアレはポニョという特殊な生き物だからいーのか。しかし子供が真似したら不味い気はします(^^;
・5歳児にして将来を決めてしまう宗介君が男です。分かってないだけとも思えるけど。
・宗介君はモテモテですから今後は修羅場が発生するかもとも思いましたが、女あしらいがやけに上手いので大丈夫かも知れません。
・フジモトと母との馴れ初めが気になりましたが、パンフを見るとフジモトって海底二万マイルでノーチラス号に乗っていたって人なのね。
・宮崎監督は人魚姫の結末が嫌いだったのだろうかと思いました。「マッチ売りの少女」が嫌いと言って現在「月光条例」を描いている藤田和日郎氏のように。
■これまでに描いたポニョ(?)絵↓
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