チェンジリング(映画)
(クリント・イーストウッド監督)
行方不明になった子供が別人になって帰ってくるという話。
…との概略だけを知った時はてっきりSFかホラー的な話かと思いました。
「フォーガットン」とか、すんばらしい(笑)映画もありましたし。
なんですが、本作は真面目な作品。
行方不明になった息子を警察が見つけた言うので母親が喜んで迎えに行ったら、
顔は違うし背は7センチも低くなってるし歯医者も歯の治療痕から別人と認める完全な別人だったのだけど、
警察はミスを認めず、母親を警察の威信を落とす邪魔者として精神病院に放り込まれてしまうという、
1920~30年代のロサンゼルス警察の腐敗を描いた、実際にあった事件を元にした信じ難いような話です。
そういう話なので見る前から分かってはいましたが、見ていて実に胸くそが悪くなりました。酷い話だ。
しかし、しっかりと作られてエンターテインメント作品として見応えのある映画でした。
あんな状況で最後まで戦える母親は本当に(恐いくらいに)強いと思いました。
自分だったら最後まで戦えるやらどうやら。
現代ではあそこまで理不尽な自体はそう起こらないと思いたいところなんですが、
…冤罪事件とか実際に起きている事件を見ているとそうとも言えないですね。
たまらない話だ;
「きれいなジャイアン」が帰ってきた時のジャイアンママの反応が知りたいと思いました(おぃ)
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コメント
クリント・イーストウッド監督
俳優からは引退し制作側に専念するそうですね。
投稿: | 2009年4月 1日 (水) 22時27分
グラン・トリノが最後の出演になるかもとのことですか。寂しいですが。
投稿: でんでん | 2009年4月 1日 (水) 23時54分