おくりびと(映画)
(滝田洋二郎監督)
遅ればせながら観ましたが、面白かったです。
納棺師の仕事を描いた話でテーマ的に当然シリアスで厳粛な話でありながらも結構笑えるシーンもあって、
重くなりすぎずに、しんみり楽しめるいい映画でした。評価されるのも尤もかなと。
死は誰にも身近に訪れるもので、やはり観ていると自分に当てはめて考えさせられていました。
納棺の様子自体は、自分の身近な葬儀体験では幼少時だったり遠方だったりそもそも病院で亡くなっていたりで、
映画のような形のやり方は初めて見るものでした。
病院の場合はやり方も異なるようですが、あの舞台設定ではしっくり来る物だったかと。
作中ではこの仕事が嫌われる様子も描かれますが、
こういう仕事が実際にどんな意味を持つ仕事なのかは、実際に現場を目にしないとなかなか納得出来ないと言うのはあるのかも知れません。
まあ映画での拒否反応の表現は極端過ぎる気もしますけど。
あと、問題解決の為に起こる事象のタイミングが良すぎるのは気になりましたが、まあいいか。
生と死を描くだけに、食べ物の表現が美味しそうな映画でした。困ったことに。
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