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2009年7月14日 (火)

ノウイング(映画)

(アレックス・プロヤス監督)

50年前に書かれた数字の羅列が書かれた紙が、世界で起きてきた大事故の日付と死亡人数を予言していた物で、そこには「これから先」の日付も書かれていた…、
という人類絶滅物です。

勝手にB級パニックテイストの作品かと期待していたのですが、思ったより案外生真面目な映画でした。
と言うのも、事前に何人かの感想で「フォーガットンを思い出す」と言う言葉を見かけていたので、フォーガットンのような“見ながら大爆笑出来るB級馬鹿映画”を期待してしまっていたんですよね。
見終わった後では「フォーガットンみたい」と言う言葉が、決して『馬鹿映画』と言う意味で使われていたわけではないと分かるんですが、
自分の中で『フォーガットン=トンデモ馬鹿映画』という図式を作ってしまっていたのが敗因でした。
やはり先入観を持って映画を見るのは危険です;

で、本作ですが、結構丁寧に作られた映画でした。
しかし完全に好みの問題ですが、正直あまり楽しめませんでした。(前述の先入観のせいもあるでしょうけど)
個人的にはオチが今一好きではありません。本当に好みの問題ですけどねー。

“主人公が行動してもしなくても結果は何も変わらなかっただろう”と思えるあたりに無常観を感じるからかなあ。少なくともカタルシスを得られる映画ではありません。
お話的には一言で言うと「幼年期の終り」でしょうか。
宗教が身近な国の映画かと思いました。

とりあえず、自分的には「フォーガットン」は連想しなかったです。確かに●●●はモロに出てきますけど。むしろ宗教要素の強さの方が印象的でした。

絶滅描写は容赦なくて、迫力ある映像が結構見応えがあって良かったです。
予告で出ている飛行機や地下鉄のシーンはちょっと生々しすぎるくらいですが。

公式サイト

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