今週のアニメ特撮感想(前半:9/28-10/2分)
■懺・さよなら絶望先生 13話
最終回。
感想は1話以来書いていなかったけど見てました。
最終回と言っても普段と特に変わりない話ですが、本作は別にそれでいいと思います。
めるめるパパの背景ネタは、マガジンで読んだ時にアニメだとどうするのだろうと思いましたが、普通にアニメでも背景ネタとして出来るものですね。
きよ彦エンディングのブツ切りっぷりが素敵でした。
■うみねこのなく頃に 13話
過去のベアトリーチェが素直すぎてギャップが凄い。
だからセルの岩には足をかけるなと…(違)
婆さんすげー。EP1・2では無力な老婆を演じてるだけだったんですかね。
ベアトの家具七姉妹が登場しましたが、今の所それぞれの個性も出ていないのであまり興味が持てないなあ。
ところで、ストーリー表層で殺人事件に巻き込まれてる方を「表バトラ」、ベアトと推理対決してる方を「裏バトラ」として、
EP2での表バトラも魔女を否定して終わっていたら、エピソードごとに裏バトラが増えていくなんてことになったんでしょーか?
4人ほどの裏バトラが推理しあってベアトが寝てる横で殴り合いになる「バトラえもんだらけ」と言うのも楽しそうではあります。描かないけど。
■東京マグニチュード8.0 11話
最終回。
当初はもっと、未来を主人公として個人レベルでの震災状況を描きつつも、マクロ的な状況も平行して描いていくような災害シミュレーション的な作品になるのかと思っていましたが、最後は極めて個人レベルの話になりました。
悠貴を失った未来がまた歩き出すラストを通して「喪失と再起」を描いたのは良かったと思いますが、最後は少しミクロな個人レベルに寄りすぎた気もするわけで、どうせならそこにもっと「東京の再生」も絡めていって欲しかった気もします。
悠貴の死については、ドラマとして本当に殺さねばならなかったのだろうかと迷ったりもしましたが、
しかし「地震」を真っ向から描くなら「死」は避けられない題材であるわけで、
それをちゃんと描こうとするならば「脇役の死」ではなく主要人物で描くべきだと言うのも分からないでは無いのだなあ。
それでも幽霊的な描き方が良かったのかどうかは悩ましいところではありますが、それで泣かされたのも確かでした。
いい子すぎるぜ悠貴…;;;
携帯の使い方が上手かったですよ。
小学校の教室にいくつも花瓶が立っているのがたまらないなあ…。
地震ドラマの描き方としては他にも色々可能性があったかもとか、見た後も色々と考えて頭がグラグラしますが、確かに良作だったと思います。
自分的には阪神を体験したこともあって興味深く見ていました。
東海地震の危険性もますます高まっていると言われている昨今ですし、防災意識啓蒙作品としても意義のある作品だったと思います。
■CANAAN 13話
最終回。
作品全体として面白かったとは正直言い難いのですが、最後は綺麗に終わったかのような気もします。(?)
なんか錯覚してる気もしますけど。
アルファルドについては、…一言で言うと迷惑な人だったなあと。
生きていたカミングズにはほっこりしました。
思い入れし難いキャラが多かった本作で、あんたとタクシードライバーはこの作品の清涼剤だったよ…。
■かなめも 13話
最終回。
1話での、かなが新聞専売所に居着くまでの成り行きの無茶苦茶さに引っかかった事と、
「まにまに」「CANAAN」と本作の3本がほぼ同時刻に重なっていた事もあって2話以降は見ていませんでしたが、
先週でまにまにが終わったので最終回を見ました。
自分が見ていなかった2~12話の間は、ネットでの評判を見る限りではガチレズがどうとかミュージカルがどうとか原作の黒さが飛んでるとか、あまりいい評判を見かけませんでしたが、
最終回に関しては結構素直に面白かったかと。
妄想自転車レースを繰り広げる女子中学生2人はバカで微笑ましく笑えました。
しかし、「ジョニー」と言われると全裸だとかパンツだとかジョニー狩りだとかを思い出して困ります。おのれ東のエデン。
■涼宮ハルヒの憂鬱 27話
ラス前(のはず)
射手座の日。
やっぱりこの頃は素直に面白か…(いいかげんこれを言うのも嫌になってきたので省略)
この回は長門がいいね。くるくるー。
ところで、エンドレス1本目のDVDの売上が、1期より大きく下がった「笹の葉」と比べても更に大幅減だとか。
実に当たり前の結果だと思いました。
(それでも初週で1万以上売れるのが凄いですが)
エンドレス2・3本目は更に落ちるでしょうねえ。
最後の4本目は多少回復するでしょうが。
制作側にとってファンというのは(あえて悪い言い方をすると)「食い物」なのかも知れませんが、
だからと言ってそんな姿勢を露骨に出して、商品を水増しして儲けようとすれば、ファンにもそっぽを向かれるのは当たり前、当たり前、当たり前ぇー!!(←味っ子的に発音)の事だと思いました。
まあ実際の所、何を考えてあんなことをやらかしたのか、真意は分からないのですが。
しかしまあ、新作の作品としての出来といい、販売の方法やタイミングの不味さといい、ここまで見え見えな悪手を打ち続けた商売も珍しいかと。(笹の葉DVDや止マレCDは、笹の葉直後に出していればもうちょっとは売れたでしょうし)
責任者にまともな判断力が無かったんでしょうねえ。
どこまでやればファンを離れさせる事が出来るのかというテストケースにはなったかも知れません。
■バスカッシュ! 26話
最終回。
話のケリはついているのだけど、
どうも流れがブツ切りでテンポが悪いと感じてしまうのは思い込みなのだろうか。
勢いづいたと思ったらすぐ諦めるダンのアップダウンが激しいなあ。あんなに諦めのいいキャラだったっけ?
リーンの翼を付けたナヴィがナイキを運んでくるシーンに吹きました。実にコマーシャルフィルム的だ。
番組開始当初は、何か新しい物を見せてくれるのではないかと期待したのですが、
結局最初から最後までグダグダした展開で、盛り上がりきらずに終わってしまったと思いました。。
素材は悪くなかったと思うのですが、やっぱり内部のゴタゴタが作品にも現れちゃったんですかねえ。
バスケにロボに伝説に世界救済にアイドルにと、色々要素を詰め込みすぎだったかとも思います。
バスカッシュの試合描写自体があまり面白く無かったのも痛かったかと。
試合経過とかが殆ど読み取れず、ひたすら走り回って投げ回ってばかりだったからなあ。
試合で面白かったと思えたのは同じ顔3人組と戦った辺りくらいだったかなと。
ネタに走る形でもいいから試合自体にもっと興味を持たせて欲しかったなあ。
勿体ない作品だったと思えました。
■大正野球娘。 12話
最終回。
ピンチがあって、それを乗り越えて、皆の応援を受けて、それぞれに見せ場があって、親父も駆けつけてと、
ベタではあるけど、地道に押さえるべき所をきっちり押さえた気持ちいい最終回でした。
試合の決着の付け方も無理が少なくていい感じです。
最初は地味だと思ったけど、好感度の高い作品になってくれましたよ。
試合後は、お嬢については上手く収まったけど(家の問題は未解決のままですが)、
小梅とランデブー男の問題はどうなったんだろ。
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コメント
>ハルヒ 射手座の日
けいおん!の堀口悠紀子作監回ですな。
動きがアニメチックで面白くていいんだよねー。
この頃はよかった…
「我ら狼っ地獄の使いっ!!!!SOS団っ!!!」
「というわけで今回は惜しくもエンドレスエイトが失敗に終わったわけだが」
「ははあ」
「なぜエンドレスエイトが失敗に終わったかわかるかね諸君!!!」
「監督の頭が悪いから」
「奴だっ!!!ヤマカンのせいなのだ!!!奴さえいなければこんなことにはならなかったのだっ!!!」
「いなかったよね」
投稿: くらげうんたん | 2009年10月 3日 (土) 07時50分
この回のキャラ(特に長門)は丸っこくて可愛いんですよねー。
自分が堀口氏を意識したのはこの回からでした。(憂鬱3も堀口氏作監だったけどその時はまだあまり意識してなかった)
ヤマカンがいればやはり違っていたんですかねえ…
投稿: でんでん | 2009年10月 3日 (土) 08時09分
ヤマカンがいてもやっぱりダメだったかも。
反対してたというけど監督降ろされちゃうような立場じゃなんともならなかったでしょう。
それもネットの反応みて言ってるだけで京アニ在籍してたら一番ノリノリでやっちゃいそうな人だと思ってるし。
投稿: くらげうんたん | 2009年10月 3日 (土) 20時55分
どうなんでしょうねえ。歴史にもしもは無いので今更言っても仕方なくはありますがー。
ともあれ、正直今のスタッフで消失はやって欲しくない気がします。
投稿: でんでん | 2009年10月 3日 (土) 21時33分
正直、同じ脚本を八話やった程度のことで何をそんなに怒ってるのかまったく理解できません。
一話あたりのクオリティが低かったわけではなく、どの一話を抜き出してもそれぞれに良い出来だったにもかかわらず、スタッフの能力まで疑うのはいかがなものでしょうか。
そもそも、このハルヒの放送はベースとしては再放送でおまけとして新作が付いてくるかも、というスタイルで発表されていました。
その「おまけ」部分がご自分の予想と違ったことが、判断を曇らせてはいませんか?
投稿: | 2009年10月 4日 (日) 08時03分
程度の事ですか。
自分は無理でしたが楽しめた方はそれで良かったんじゃないでしょうか。
投稿: でんでん | 2009年10月 4日 (日) 10時28分