2012(映画)
(ローランド・エメリッヒ監督)
1999年が過ぎたと思ったら今度はマヤ終末説と言うことで、毎度お馴染みの人類絶滅映画です。
これまで隕石だの宇宙人だの氷河期だの感染だのと様々な危機に瀕してきた人類ですが、今回は地球規模の大地震や大津波や大噴火でした。
(ちなみに「宇宙人」と「氷河期」は本作と同じエメリッヒ監督でしたね)
以下ややネタバレ。
この手のディザスター映画らしく、主人公達は『周囲の人々が容赦なくガンガンドンドン死んでいくトンデモ状況の中でしぶとくしぶとく生き残り続ける』わけですが、
本作はこれまでの災害映画と比べても特にその傾向が顕著で“生き残りっぷり”が凄まじく、「異能者かお前は」と思いました。(ボトムズ的に)
周囲の大破壊っぷりが凄まじい中で、「自分達だけ助かればいい」と思ってるようにしか見えない主人公達の行動が中々凄いです。まあ余裕も無いんでしょうけど。
ラストで主人公の活躍シーンがありますが、そもそもピンチの原因を作ったのが主人公達なあたりもなかなか微妙な気持ちになります。
まあ、主人公以外の連中も(博士など、一部を除いて)割と好感が持てない奴ばかりなんですけどね。
好感が持てる人は、基本的に死にます。
最終的に助かるのが基本的に金持ちばかりというあたり、結構身も蓋もない話でした。
ちなみにこの手の映画のお約束的に、犬は生き残りました。
誰が生き残って誰が死ぬかは、比較的読みやすかったです。
大破壊の映像は凄かったです。
序盤から割といいテンポでカタストロフしていきますが、クライマックスは少し冗長でグダグダしてしまったかなと。
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