カールじいさんの空飛ぶ家(映画)
(ピート・ドクター/ボブ・ピーターソン監督)
つい「よお、カール…」と言いたくなって困ります(挨拶)
つい「カールおじさん」と書き間違えてしまって困ります(挨拶その2)
冒頭のじいさんと奥さんの半生のドラマは見応えがあってかなりじいさんに感情移入してしまいました。
予告の印象では、ここのシーンでそれほど尺を取るとは思っていなかったので、余計に予想と違った重みにズッシリ掴まれましたが、
そのために、少しじいさんに入れ込みすぎたかも知れません。
おかげで子供(ラッセル)が終盤まで邪魔に見えて仕方なかった(^^;
ラッセルの足の引っ張りっぷりはなかなか凄かったです。最後の最後以外は始終じいさんの邪魔しかしないあたりは徹底していました。
じいさんはじいさんで意固地だし、ラッセルにも彼なりの思惑はあるにしても、正直「犬(ダグ)より役に立ってねー!」と思ってしまった(苦笑)
「いいキャラ=役に立つキャラ」って訳じゃないですし、価値観の異なる者同士でも人生の救いになるという話だと思いましたが。
ラッセルがいなければじいさんは滝を死に場所にするだけだったでしょうし。
中盤に出てくる某キャラについては、
子供向き作品でもどうしようもない悪役を出して救いのない結末を与えるあたりが、ピクサー的と言うよりディズニー的に思えました。
彼に関して結局最後までフォローが無いあたりが、見終わった後で後味の悪いしこりが残ります。
風船はついてたけど、どーなったんでしょうね。
家が浮かび上がるシーンは実に綺麗で素晴らしかったです。地上や他の建物にうつるカラフルな風船の影が実に美しい。
ただ、個人的には肝心の「家」が期待したほど活躍やギミックを見せてくれなかったのは少し残念に感じましたが、
途中で「タメ」を作ったために終盤の展開は爽快ではありました。
日数が経過するうちに次第に濃くなっていくじいさんの髭が芸が細かいです。
エンディングでまでカラーを付けてた犬が…(笑)
杖(もとい歩行器)が必要な爺さんなのに、腕力と体力は大した物でした(笑)
やはり、映画の主役をやるには爺さんであろうと自分や他人の体重を支えられる程度の腕力や腹筋は必須だなあ。
アバターに続けて3Dでは見れなかったのがやや残念。映画館を選べる余地は無かったですが、つくづく3Dには縁がありません。
| 固定リンク
コメント