運命のボタン(映画)
(リチャード・ケリー監督)
1976年のヴァージニア州で、
ある夫婦に赤いボタンの付いた箱が届けられる。
説明によると、ボタンを押せば100万ドルが手に入るが、見知らぬ誰かが死ぬと言う。
ボタンを押すべきかと悩む2人だが…
…という話。
てっきり陰謀物的サスパンスのように「理屈で説明出来る」タイプの作品かと思っていましたが、予想とは大分方向性の違う映画でした。SFです。
何と言うか「チェンジリング」かと思っていたら「フォーガットン」だったと言うような感覚でした。
まあ、テーマは割と真面目だし、フォーガットンみたいな馬鹿映画ではありませんが(^^;
そもそも「トワイライトゾーン」でも映像化されたことがある短編小説の映画化だったそうで、そう言われてみれば納得です。
途中、かなりトンデモホラー的展開になるあたりでは、
見る前に監督が誰かをチェックしていなかったので、シャマラン監督だっただろうかと思ってしまいました。
正直自分的にはちょっと期待外れでした。ミステリーを期待していたせいかも知れませんが。
或いは、あんなボタンを押してしまうなんて有り得ないと思ってしまう人間には向かない映画なのかも知れません。
後味は良くなかったですが、その不快さや後味の悪さこそがミソなのだとは思います。
時代背景的にはやっぱり「ボタン=核ボタン」なんだろうなあ。
見ながら脳内で「赤いボタンを知ってるか」と音楽が流れて困りました。
ネタバレですが、
あの「死ぬ」人間の選定方法だとボタンが押されなくても死にそうなんだけど、
選ばれた夫婦がボタンを押さなかったらこちらの夫婦はどうなるんですかねえ。その場合はハッピーエンドになるのか???
まあオチは原作とは違ってるらしいのですが。
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