スティール・ボール・ラン最終回(ウルトラジャンプ)
約7年に及んだ連載も遂に最終回。
無常観の漂う、ある意味JOJOらしい終わり方でした。
第1部や第6部を思い出すと、ジョジョシリーズって割と「主人公が勝ってハッピーエンド」になるとは限らないんですよね。
主人公が勝って生き残っても仲間失ってる場合が多いし。
でも、SBRも第6部のジョリーンの救いの無さに比べれば(あれを“救いが無い”と言うかどうかは微妙だけど)、
友を失い、レースで敗れたとしても、足を取り戻して精神的にも得る物があったジョニィはまだ幸せか。
主人公が戦いに敗北して脇役が決着を付けるあたりは、第6部(或いは第4部も)を思い返させる終わり方でしたが、
第6部が主人公達の意志を継いだエンポリオによる決着だったのに対して、今回のルーシーはジョニィ達との絆は強いわけではないし、
「主人公チームの勝利」とはいかない辺りがややビターです。
スティールはディオが「遺体」を「施錠」したと思ってるけど、してないはずですよね。
やっぱり「ルーシーが「幸せ」を手に入れた」って事になるんでしょうか。
それを言わないルーシー怖え。
レースでの優勝はポコロコになったようで、やっぱり「幸運」は強かったのか。
でも最終回なのにアップの1カットも無いあたり、扱いは不遇です。面白いキャラなのだからもっと活躍を描いて欲しかった。
終盤はレース自体の重要度は下がっちゃったから仕方ないですけどねー。
ところで3位のスループ・ジョン・Bって誰でしたっけ。これまで出てたかも知れないけど印象に残ってないなあ。
ノリスケさんは、ヒガシカタ姓なのに結局特に活躍するキャラでは無かったのね。まあ平和に生き残れたのは良かったです。
次は第8部でジョジョリオンですか。やっぱり終わらないのね(笑)
まあ荒木氏はどんな作品を描いてもジョジョになってしまうと言うし、各部毎に全然話は違うのだし、別にいいかと。
舞台は杜王町とのことですが、時代はどうなるんですかね。
仮に仗助達がいる時代だとしても、第6部以降の「一周後の世界」かも知れないし、第4部のキャラが仮に登場しても役回りは違っているかも知れません。
以前描かれた『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』でも、露伴のプロフィールが第4部本編とちょっと違っていたし、やっぱりアレも「一周後の世界」だったと考えるのが正解なのかなあ。
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コメント
杜王町って東北地方の海辺の町だ、なんて設定ありませんでしたっけ?
杜の字で仙台を連想してたのかな。ドレスの研究所とごっちゃになってたりして。
投稿: | 2011年4月24日 (日) 00時31分
wikiってみると
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%AF%E7%A0%95%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84
やっぱり仙台がモデルみたいですね。
まあ現実の地震には触れないと思うのですが。
投稿: でんでん | 2011年4月24日 (日) 10時10分