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2011年6月14日 (火)

魔法少女おりこ☆マギカ 2巻

ハッピーエンドになるわけが無いのは分かってたけど、思った以上に後味の悪いラストでした(^^;
まあ、こういう遠慮無いバッドエンドが出来るのもスピンオフ(スピンアウト)ならではだけど、
ラストがあっさりしすぎでちょっと物足りなかった気もします。
1巻に対して動いているキャラが増えた事もあってそれぞれの踏み込みが減ったのも物足りなさの原因かなと。

1巻時点ではTVでの「4周目」の話かと思っていたけど違ったんですね。
「まどかが地球を滅ぼす程の魔女になった後」なので、TVでの「4周目以後~5周目以前」に更に別のループがあったわけですね。
ほむらがキュゥべえの正体を知ったのがどこか?、とかも明かされていないし、描かれた以外のループがあっても不思議では無かったですが。

「おりこ☆マギカ」以外のループでは織莉子達は魔法少女狩りをやってなかったのだろうかと疑問だったけど、
まどかが地球を滅ぼす魔女に育った4周目ラストまでは、そもそも行動を起こす理由が無かったわけだ。
TV5周目で織莉子が何もしなかったのが謎だけど、ほむらが何か手を打ったと言う事になるんですかね?

まどかの「なんで私だけなの」の言葉がほむら的には辛いですの。

1巻で名前しか出なかったさやかは、出番があって良かった…とはとても言えないよなあ;
そして、先生が悲惨すぎる;

3周目同様に、魔女化を知って諦めかけたマミを、ゆまの言葉で立ち直させるのは良かったけど、そんな皆が絶望を超えて結束するような少年漫画的展開を許さない結末が実に意地悪です。

ゆまの存在は、この「意地悪な展開」への仕込みとして以外には、物語的には結局あまり存在意義を感じられなかった気もしてします。
いいキャラだったのに勿体無い。

織莉子は、最後まで読んでもあまり「主役」には見えなかったなあ。最後に一人勝ちはしてるけど。
個人的には織莉子やキリカにあまり魅力を感じられないし、結局まどかとほむらが「世界の中心」過ぎるのね。

マミさんはやっぱり単独で戦ってる方が強いですね。下手に人と共闘すると射線を遮られたりするし(苦笑)

ところで、この時点でほむらが「過去に戻って」しまったら、次のワルプルギス戦では「1ヶ月の砂時計」が切れて時間停止が出来ないことになりますね。
まあ、TV版5周目前に更に1ループはさめば問題無し?

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