劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル/海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船(映画)
(オーズ:柴﨑貴行監督/ゴーカイ:渡辺勝也)
■オーズ
話良し、アクション良しで非常に楽しかったです。さすが靖子にゃん。
オーズと暴れん坊将軍の共演という、誰も予想しなかったトンデモコラボ映画で、
もっと「ネタ臭」が高い作品になるかと思っていましたが、思いの外きっちりオーズの話として成立していました。
ただし、「伊達さんがまだいる」「アンクが仲間」「お兄ちゃんは回復していない」「カザリ・ウヴァ・メズール・ガメルが屋敷で真木さんと一緒にいる」「プトティラが出てる」と言うことで、やっぱり本編中には当てはまらないパラレルストーリーとして見るべきですかね。
上様とオーズの共闘は素直にワクワクしました。
オーズと並んで剣戟をかましてくれる上様がいい絵だわあ。違和感とかは予告で何度も見ていたので既に感じなくなってましたよ(笑)
上様と一緒にチャンバラをこなすため、メダジャリバーが沢山活躍していたのが印象的でした。次元斬りはやらなかったですが。
そして、バイクと並走する白馬が本当に凄い。白馬も乗りこなす松平健も超凄い。
上様の出番が案外少なめだったのはちょっと残念でしたが、あれ以上変に目立ちすぎても良くないだろうし、いいバランスだったのかも知れません。
ところでオーズは「信長や吉宗と共演した」と書くと凄いな。
以下割とネタばれ。
会長は今回も事件の元凶で困った人でしたが、それはそれとして、ちょんまげが違和感無さ過ぎで笑いました。
あと、伊達さんも実に似合ってました。ちょんまげが(笑)
伊達さんは、一億を稼ごうという男が500万で揺らがないでください。
ところで、会長の先祖が800年前にメダルを造った錬金術士を封印したとかポロッと言ってましたが、今後本編にその設定が絡むことはあるんですかね。
映司のバース変身は「そう来たか」と思えて熱かったです。ポーズがちゃんと映司らしいのね。
離れ離れになった映司がバースドライバーを持って行ってしまったことで、伊達さん&後藤さんが生身でバースバスターをぶちかますあたりも熱かったかと。
あと、その辺りは腐女子が喜びそうでもありました。覚悟は一生分とか!(笑)
映画初登場のコンボ「ブラカワニ」は、ワニ足アクションが結構面白かったですが、コブラにカメにワニって、江戸時代とも徳川家ともドイツとも何のリンクも無いような。(それとも何か歴史的な元ネタがあるんでしょうか?)
上様はメダル投げ技術も凄かったです。と言うか、アンクは勿論比奈ちゃんもメダル投げは上手いわけで、コントロールが無いのはお兄ちゃんだけじゃないか(笑)
アンクが「自分自身」のメダルを映司に託すシーンは熱かったです。ただ、その後タトバがすぐにピンチになるあたりは哀しいですが(笑)
世界の入れ替わりに対して、「映司の欲望」をポジティブに生かした事態の解決法はお見事でした。
やっぱり映司といえば「夢はでっかく地球サイズ」な奴だし、あれくらいの欲望は納得か。
上手い引っ掛けシーンでした。
ところで恐竜の時代(ロストワールド)も入れ替わってたけど、あれ、絶対人死んでるよね;
メダジャリバーに続いて、ひさびさにタコ缶が活躍してくれたのは嬉しかったかと。
メダジャリバーとメダガブリューの二刀流も良かったですが、あまり役には立ってなかったか。
次の仮面ライダー・フォーゼは、背中のロケットブースター(?)を生かした移動法とかギミックは割と面白かったです。
でもやっぱり、格好悪いなあ(笑)<少なくとも現時点の感想としては。
学園ギャグ路線としては楽しそうなので期待してます。
「ロケットパンチ」をそのまんま叫ぶとは思わなかった。
将軍との共闘に並んでの、今回の映画のもう一つの見せ場、「オーズ8コンボ揃い踏み」はどうやって実現するのだろうかと思っていたら、やはりガタキリバを生かしましたか。
TVでは長らく出番が無かったけど、やっぱりガタキリバって最強なんじゃないですかね?(プトティラ以外では)
オーズに(やむを得ずとは言え)協力してくれるグリードの皆さんにほのぼのしました。
最初にメダルを貸してくれるのがウヴァさんである辺りが、またほっこり。
殺伐としているTV本編の現状からすると「もうあの頃に戻れない」と切なさも感じました。
こんな感じで共存できれば良かったのにねえ。
ところで、わざわざガタキリバからタトバにチェンジするのは、どう考えてもパワーダウンしてるよなあ。
最後、比奈ちゃんと握手して痛がるアンクが可愛いかったです。
子供相手に握手した時は比奈ちゃんも相当手加減してたのね。
気持ちいい映画でしたが、TV本編もいい気持ちで見られる結末になってくれればいいなあ。
■ゴーカイ
こちらはオーズに対して短めでした。
ストーリーもシンプル。
今回はレジェンド戦隊キャラは出ませんでしたが、野球仮面やレジェンド戦闘員の出番は楽しかったかと。
鎧の出番が冒頭とラストのチョロっとしか無いのが謎でした。もう仲間入りしてるし、怪我で途中リタイヤしたとかでも無かったのになあ。
インサーン達の扱いがヒドい(笑)
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コメント
見たのは2D版でしたが、昨年に比べれば3D版も見たいな、と思いましたね。
(特に「ゴーカイ」は)
>OOO
ドイツの森ってのはいろんな物が潜んでいるな、と。
根源的破滅招来体もいたよなぁ・・・・
(このへん、宇梶さん繋がりで)
結構、不安視してたんですよ、筋的に。
「暴れん坊将軍」登場、なんて、かなり、イロモノ的だし。
でも、意外と纏まってましたね。
「映司のバース変身」でバース経験者は3人になりましたね。
後藤さんより、扱い方上手いかも。
(なんだかんだ、映司は結構、器用)
将軍様にもバースになってもらっても面白かったかもしれませんねぇ・・・・
存在、空いてたし。
(さすがに、浦沢氏じゃないんだから、そこまで暴走できないか・・・)
将軍がメダルを拾った時点で、もしかしたらブラカワニのメダルは将軍様が持ってるのか?、と思ったら、やっぱり。
しかし、献上品が即、オーズののメダルと繋がるとは、切れすぎるな、将軍様。
いままでの劇場版では次ライダーは声だけ出演でしたが、フォーゼは初の顔出し。
冬の戦隊VSシリーズでも踏襲するかなぁ・・・
PS
ブラカワニのコブラツイストもありかも
>ゴーカイ
確かに鎧の出番の少なさが謎ですよね。
最初のゴーカイオーの海賊版との戦いで、壊れたとも思えないし。
そーいえば、いままで夏の劇場版通例のロボの新装備が出ませんでしたね。
投稿: 通りすがりの・・・ | 2011年8月16日 (火) 11時40分
自分も2Dで見ましたが、3Dを試してみてもいいかなと思いました。
>OOO
完全にイロモノギャグ路線かと思っていたら、予想外に一本の映画としていい出来でビックリしました。
むしろ、イロモノ的な題材だからこそ制作者の皆さんも正統派で面白いものを作ろうと燃えたのかも知れず?
バース経験者は自分も「3人」だと思っていたのですが、他所での書き込みを見て「ノブナガ」がいた事を思い出しました。
すっかり忘れてたですよ;
将軍様はメダルのことといい、映司達が敵じゃないと認めてくれるところといい、すばらしい頼もしさでした。
>ゴーカイ
映画での鎧の扱いは不思議でしたが、
パンフを読むと、どうも撮影スケジュール的に今回の映画冒頭のシーンが「鎧」として演じる初シーンだったようで。
本編中で鎧が入ってなかったのはその辺りの事情なんですかね。
新装備は確かに出なかったですが、レジェンドマシン5台撃ちとかやってますし、ゴーカイの新装備=大いなる力ですしねえ。
もう出番が無いかと思ったゲキレンの力が出たのは良かったかと。
投稿: でんでん | 2011年8月16日 (火) 14時02分
夏の戦隊劇場版のボリュームは毎回あのくらいですね。
立ち位置としては子供向けですし。
ライダーの交代時期が夏に変わったことで素材のボリュームとしてはどうしてもライダーのほうが多くなりますし仕方のないことなのかもしれません。
新メンバーの「撮影」のデビューが劇場版なのも毎年の恒例ですね。
投稿: ちゃーりぃ | 2011年8月18日 (木) 08時20分
自分が夏ライダー映画をちゃんと見たのはディケイドのオールライダー対大ショッカーや、Wの運命のガイヤメモリですが、どっちも同時上映のシンケン、ゴセイは短かったですね。
更に前に響鬼の7人の戦鬼も見たけど、同時上映のマジレンの長さがどうだったかはよく覚えてません。
投稿: でんでん | 2011年8月18日 (木) 09時05分