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2012年5月21日 (月)

機動戦士ガンダムUC episode5 黒いユニコーン(映画)

(古橋一浩監督)

アニメは当初全6巻予定ということだったのが全7巻まで延長になったようで、
後半に行くほどカットもし難くなっていく気がするので、延長は素直に嬉しいところです。

今巻も6巻構成のままなら原作8巻の半ばくらいまでは進めなければならなかったのでしょうが、
ほぼ原作7巻のみの内容となっていて(削ったり変わったりはあるけど)、話の“行間”や“間”の演出も余裕を持って描写されていてじっくり楽しめました。
折しも今週のAGEが、物語には間や行間や積み重ねが大事だと痛感させられる内容だったのがいいタイミングと言うか何と言うか(^^;

原作7巻ラスト付近までの展開となったため、今巻のクライマックスもカタルシスが高い部分で盛り上がってくれて良かったです。
ところでああいう大気圏離脱は未だに脳裏に「銀色ドレス」が流れて困りますよ。
ただし、ラストでは(ネタバレにつき伏せますが)あの段階であの勢力やあの勢力が出てきてしまったので、ここからは原作とは流れが変わる事になるんですかね。

今巻で印象的だったと言うか、おいしかったのは何と言ってもブライトさんでした。
上層部の理不尽な命令にただ従わないばかりか、裏であれこれ画策する策士っぷりが実に素敵。
本来軍人としてそれもどうなのかと一方で思わないでも無いですが、そもそもブライトさんはファースト、Z、ZZ、逆シャアと一貫して上の無能さや理不尽さと戦い続けてきたと言える人なので、今回の動きも納得は出来ます。
初対面の子供にスルッと命運を預けられるのはスゴすぎですが。それも「ビーチャを艦長に任命出来る人」と思えばまあ納得出来る…か?
カイの出番も素直に嬉しかったかと。

そして今回可哀想だったのはリディでした。今回に限らず前から割と貧乏くじな人ですけどね。
今回はフラレ男の切なさがとても現れていたかと。
それはそれとしてミネバ様の高飛車なデレはいいね!

バンシィのコクピットから落ちたマリーダさんは、いくらキャプテンに受け止められたとは言えよく無事だったものです。あれってジンネマンごと潰れそうだなあ;

MS描写は、旧MS祭りでハデさ大爆発だった4巻に比べればどうしても地味になりますが、高々度でのベースジャバーを使ったZ時代以降の「不自由な空中戦」はこれはこれで魅力的だったかと。
劇Zでのドダイ改のマーク2VSギャプラン&アッシマー戦が好きだったので、ベースジャバーは割と好物です。HGUCベースジャバーも楽しみですよ。

旧MSについては、6・7巻でまたZ、ZZ時代の旧KSが沢山出るはずなので今後が楽しみではあります。

アッシマーの後継機のアンクシャは、画面にはそれなりに映ってますがあまり活躍はしなかったなあ。元々そうだった気もしますが。

今回目玉の黒いユニコーン(略してブラコン)のバンシィについては、右腕(アームド・アーマーBS)の不思議ビームが映像的に面白かったです。
wikiではあれは「高精度の予測照準を可能とする」とありますが、あのビームの不可思議な軌道は命中精度が低そうな気もするのですが、まあいいか。
左手のアームド・アーマーVNの方は、ちょっと「これがシャイニングフィンガーというものか」という感じでした。威力はそこまで高くないだろうけど。
アレは格闘武器としてはそれなりに強そうだけど、シールドを排除してまで付けるものだろうかとも思います。
これもwikiってみるとビームコーティングがされてるらしいけど、ユニコーンのIフィールド付きシールドには劣りそうな気がしますがどうなのやら。

次はまた来年ですか。完結は2014年なんですかね。

公式サイト

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