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2012年6月14日 (木)

今週のアニメ特撮感想・月~金分(6/11-15分)

さんかれあとエウレカは休みー。

■氷菓 8話
「える しっているか 死神はりんごしかたべない」とか、うっかり千反田さんに言ってしまったらどんな大変な事になるか気になりますな今日この頃。

愚者のエンドロール編開始。
まだ夏休みなのか。

冒頭のチャットは「あ・た・し♪」「名前を入れて下さい」「L」の3人がいるのかと思ったけど、人数表示は「2人」なわけで、
つまり「あたし」と「名前を」、「名前を」と「L」のチャットはそれぞれ別々なのね。
「あたし」と相談した後に「L」に古典部を連れてくる事を頼んだわけだ。
ところで「L」は千反田さんとして、「あ・た・し♪」ってもしかして…ホータロー姉?

チャットでの「時間と距離は動かせない」云々は外国に行ってるからで、ホータロー姉がヘルプを求めた後輩(=2年F組の先輩)に弟を差し出したって事かなと。
「氷菓」の話を2年F組の先輩にしたのもホータロー姉だと考えればしっくりきます。姉が何をどこまで把握してるのか謎だけど。
千反田さんは(本人も否定しているように)氷菓の件をわざわざ触れ回りはしないだろうしなあ。

ところで文字入力が苦手らしい千反田さんは面白かったです。

今回の事件というか依頼は、ついに本作でも殺人事件が!
…じゃなくて、途中までしか出来ていない素人映画を見て劇中の犯人を当てる…もとい犯人が誰かを決める事。
正確にはクラスの探偵役のオブザーバーになってくれということですが、…無茶な話ですなあ。
とりあえずマスターキーを最初に置いていった人は露骨に怪しいけど、彼女が犯人だとそのまま過ぎるしなあ。

まあ正直、学園祭用の素人映画なのだし、あの殺人事件の場面の後でどんなトンデモ展開にしてしまっても許される気がしますよ。
あそこから不条理ホラーになっても、果てはSFやヒーロー物になってすら問題ないんじゃなかろうか。

と言うか、脚本を書いた本人に聞けよ!
倒れたと言っても冒頭で携帯メールを打ってるし、脚本には出来なくても結末までの大まかなあらすじくらい話せるだろうに。

…もしかして脚本担当自身も結末を決めていなかったと言うことか?(ミステリーのロジックは守ってるという話ではあったけど)
火あぶりになったオシシ仮面をどうやって助けたらいいか分からないフニャコフニャ夫先生状態なんですかね。グエーッ!

映画は役者の大根さとブレるカメラワークの素人臭さの再現が変に面白かったです。
この駄目フィルムの再現っぷりは、方向性は違えど某SOS団の映画を思い起こさせるものでした。み・み・みらくる…

暑さに負けてさぼろうとした所で千反田さんに迎えに来られたホータローには笑いました。完全に手綱を握られている(笑)

■アクエリオンEVOL 24話
アルテア界での決戦開始と思ったら、予想外にあっさりイズモさんがやられてちょっと意外でした。
やっぱりラスボスはミカゲなんですかね。前世のトーマとは和解してたのになあ。(前作はウロ覚えですが)

イズモはやっぱりアマタの「アイム ユア ファーザー」で母失踪の件と合わせて謎が一気に解けましたが、そのまま一気に両親揃って逝ってしまうとは。
両親達には彼等なりの考えはあったようですが、アマタ的には苦労ばかり残されて去られてしまって可哀想ではあります。
あと、アリシアさんはアマタの名前だけじゃなくカグラの事も最後に呼んでやって下さい。

ところで、「敵の最高司令官が父だった」と「厨二病な宇宙海賊が父だった」ではどっちがマシだろうかと思ってしまったですよ。

アルテア界で女性が死んだり男性化したりするのは「アイアンシー」が原因だったそうですが、アイアンシーって何?、と思ってしまってすいません。
確認してみると公式サイトではちょっと説明されてるようですが、本編だけを見ていて全然単語を覚えてなかったですよ…orz;
GNドライブ程度に頻繁に言及されてたら覚えていたと思うのですが、この単語ってどの程度の頻度で出てたんだろう。
とりあえず、MIXは女に戻れると考えて良さそうですかね。

紙袋さんが出ていましたが、最後まで目立った活躍はしてくれなさそうで残念。
…最終回で紙袋を取って「私がアポロニアスの真の生まれ変わりだ!」とか言ってみて欲しいところです。
基地に残ってる女子チーム(ユノハ・サザンカ)はもう合体は無いんですかね?

神話型アクエリオンの太陽の翼攻撃が「光の翼」と言うかローリングバスターライフル的でした。えげつねえ。

ゲパルトが久々に活躍してくれたのは嬉しいところ。
それにしてもシュレードが前回命懸けで通じさせたアルテア界への穴を独力で開けれるようになったアンディが凄いですよ。さすが穴の専門家。

ミカゲにいいように操られまくるゼシカとカグラが泣かせます。カグラはとっととアマタとフュージョンして仮面ライダーWになってください。

イズモの母星総力戦砲がハッタリが効いていて良かったかと。「このオラに ほんのちょっとずつだけ エネルギーをわけてくれ!」

■ちはやふる 23話
千早の(髪の)ピンチを救う原田先生が格好いいですわあ。
そして須藤さんとの直接対決の時には坊主頭の件なんてすっかり忘れて勝負に集中している辺りが更に格好いい。
あれは千早もかなちゃんも惚れますわ。

長丁場での膝の痛みに耐えて戦い続け、負けたショックで試合後の挨拶を忘れていた千早をきっちり窘め、試合に負けた弟子を優しく抱きしめと、
原田先生の素敵さが天井知らずでした。

しかし「知的な熊」にも笑いました。須藤さんナイスネーミング。

敗戦のショックで天の岩戸もとい物入に引き篭もってしまった千早は、まあ自分が情けないんでしょうねえ。
自分の思い上がりで勝ち得たかも知れない試合を台無しにしてしまったわけだから。
先週の試合の時には少年漫画的なテンションで千早の方が正しいような気分にもなってしまいましたが、実際は千早の未熟さの表れだった辺りが虚を憑かれてうまい表現でした。
元クイーンのモメユミさんの揉めっぷりはイメージこそ悪いけど、勝負の世界ではああいう一見みっともない諦めの悪さも大事なのだろうなあ。
勝負も現実社会も綺麗事で勝てたら苦労しないのだし、クイーンを目指そうというならどんな相手とも戦えないといかんのね。

太一の「千早が好きだ」の独白は、太一が今後もますます苦労するであろう姿が容易に想像出来て泣けました。
今回ラストの千早が新に電話するシーンでも、思わず「太一かわいそー」とか思ってしまったですよ(笑)
まあ太一も「家族みたいに思われてる」のだからまあいいのか?(かるた部皆と一緒にだけど)
かなちゃん曰くの恋愛に疎いかるた部「あん・ぽん・たん」が笑えます。

それにしても新への「携帯電話ってすごいね。かささぎみたいだね」は、もうちょっと分かるように言えと思いました。
まあ新なら伝わりそうだけど。

後半、ともすればモブ扱いになってしまいそうな色々な人々の姿が描かれて、みんなそれぞれの思いで戦ってるのだなあと実感しました。(諦めも含めて)
世の中実際のところモブなんていないやね。

■銀河へキックオフ!! 11話
審判の桃山プレデターを見る目が妙に厳しいと思ったらああいう展開ですか。
少年らしくない非紳士的なプレイの是非とはまた珍しいところを取り上げてきたなと。

実際のサッカーでの実体は全然知らないのですが、本作がどういう方向性で行くのかは興味深いです。
NHKだし「少年らしい」サッカーこそ正しいという流れになっちゃうのか、結論は出さずに問題定義で終わるのか…。
以前にもコーチが元チームメイト(だっけ?)の作った小冊子を見て訝しげにするシーンもあったし、この先にも末永く絡んでくるのは確かそうかなと。

グラサンの人は三つ子の親だったとは、似てないなあ。
この人も非紳士的プレイについて触れてたけど、三つ子の親としては子供のプレイをどう思ってるんですかね。

玲華ちゃんの親バレイベントはもうちょっと先かと思ったら、もうバレましたか。
次回がどんな修羅場になるか楽しみです(おぃ)

予告での飛ぶ玲華ちゃんに吹きました。ちょっと前まで「不思議な踊り」レベルだったのに凄く動けるようになってる!

■坂道のアポロン 9話
もう2年のクリスマスなのか。早いなあ。

千太郎と淳兄のモヤモヤもセッションの殴り合いで吹き飛ばし、それぞれの恋愛模様も一気に進展・決着した回でした。
途中経過ではドロドロして見えても最後は綺麗にケリを付けてくれて気持よく見られました。

セッションはまさに魂のぶつかり合いを感じられる演奏と描写で実に見応えがありました。
はたし合いと称してああいう手段を選ぶ千太郎がとても「らしい」かと。

産婦人科がどうのと薄暗い様子を見せておいての純愛駆け落ちエンドは「そう来たか!」と一種の高揚感も感じましたが、しかしこの先苦労しそうだなあ(^^;
苦労してでも2人で暮らしていけるならまだいいですが、
淳兄の身元まで百合香両親にバレていたとしたら、東京まで追いかけられたり、レコード屋にも乗り込まれたりそうでなかなか不穏です。
まあ、そういう展開は無いような気がしますけど。

ラストのピアノの蓋を開けた時のサプライズは実に良かったです。報われて良かったなあ薫…。
そこに至るまでのりっちゃんの揺れ動く様子や、2人がベンチに座る際の距離感の表現も良かったかと。

千太郎とりっちゃんの会話では、結局千太郎としては思いを受け入れる気は無いわけですね。
百合香さんに失恋して、薫の恋心も知らない状態でその結論なら、まあ問題無いのかなと。これ以上はややこしくはならなそうで良かったです。

クリスマス回時の薫の「(千太郎達と)距離を置いた方がいい」のセリフは、近くにいすぎると失恋的に辛いということなんでしょうけど、
それはそれとして、薫も交友関係を広げる事自体はいいんじゃなかろうかとも思ったのですが、半裸で歌い踊ってる星児を見ると、あまり仲良くしていいものだろうかとも思えてしまって困ります(笑)

■つり球 9話
クライマックスに突入してかなり大事になってきました。
主要メンバー4人それぞれに避難したり、葛藤したり、悪役になって皆を逃したりと、それぞれなりの見せ場がありましたが、
そんな中でアキラがすっかり主人公級キャラになっていて面白いです。最初はただの怪しいインド人スパイだったのに、
やはり自分の意志で能動的に動き出してくれると感情移入出来ますね。

ユキも自分の意志で名古屋から江ノ島に戻るようですが、これから何をやってくれるのか、何が出来るのかが楽しみです。
ちゃんとこれまでの流れの延長線上としてユキのキャラや「釣り」を生かした活躍をしてくれると嬉しいところですが、さて。

■しろくまカフェ 11話
ペンギンさんがとてもストーカー。
失恋がペンギンさんの勘違いなのは分かりきってましたが、だからといってペンギンさんに明るい未来が待ってるとも全く思えねえ(笑)

後半はグリズリーさんの夜遊び話。健康的な夜遊びだ。

バッティングを素手でナイスキャッチなしろくまさんがすげえ。
パンダだけじゃなくてしろくまさんも十分ボケ倒しの困った人、いや熊ですが、グリズリーさんはよく友達続けてるなあ。

風呂は毛だらけになりそうですよ。
泡だらけでしろくま状態(むしろ羊)な3匹は面白かったです。

グリズリーさんは本当にいい人、いや熊だ。

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コメント

>氷菓
なんか時間がすごく短く感じましたね。
あぁ、今回はコレで終り?って。

しかし、台本上がらないうちに撮影始めるって、まったくドコの巨匠なんだか。
8ミリフィルムカメラの時代から思うと考えられないです。
フィルム代、現像代はバカにならないから、そうそう撮り直しもできなかったし。

上映している画面が微妙に揺れているというのは、妙にリアルですねぇ。
昔、何本か自主映画は見ましたが、あんな感じでした。
素人のムービーカメラは手ブレしますから、ああいうふうに画面が揺れる。

そういえば、「なつまち」の自主映画に違和感を感じてたのは、これだったんだなぁ。
海人君は8ミリフィルムのカメラで撮影してるのに、まったくブレてなかったっけ。
撮影のウデは、相当なものだったんだな。
(よく読み返してた漫画で「あどりぶシネ倶楽部」というのがあったのですが、それに出てくるカメラマンの大学生レベルですわな)

でも、最近のビデオカメラって、手ブレ補正効くんじゃなかったっけか?

映画の登場人物のセリフの棒が上手いな、声優さん方々。
なんか、まったく違和感のない人もいましたが。
(セリフに抑揚のない人のキャラを当ててた人かな?)

投稿: 通りすがりの・・・ | 2012年6月15日 (金) 19時10分

>氷菓
台本が出来てないうちに出来てるところまで撮影ってのも凄い話ですよね。
しかも手近な学校が舞台とかならともかく(どのくらいの距離かは分からないけど)ロケまでして。
巨匠と言うか香港映画と言うか(笑)

カメラのブレかたは面白かったです。画面も演技も素人臭さの再現が凝ってますねえ。
オーバーアクションな女の子が印象的でした。

なつまちはそう言えばブレてなかったでしたっけ。実はテクニシャンだったのかー。
たしか海人のカメラって手ぶれ補正も無い古いものでしたっけ。

あどりぶシネ倶楽部は懐かしいです。

投稿: でんでん | 2012年6月15日 (金) 19時25分

>銀河へキックオフ
外国人からすると日本はずるがしこさがたりないとか言われてるんだけどねー
勝つために頭使うことはけして悪いことじゃない。
甲子園でもガッツポーズがダメとかバカらしいこともありますしね。
スーパー頭突き!

投稿: くらげマギカ | 2012年6月17日 (日) 22時01分

サッカーには詳しくないですが、「俺たちのフィールド」のイメージ的に良い子ちゃんなサッカーでは通じないんじゃないかとは思ったりしました。
スーパー頭突き!

投稿: でんでん | 2012年6月17日 (日) 22時15分

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