今週のアニメ特撮感想・月~金分(6/18-22分)
■モーレツ宇宙海賊 23話
前回の垂直海賊狩り船と、後から出た立体映像船は敵対関係だったのね。
それにしても巨大立体映像に効果音の強制入力て、派手好きというレベルを超えてますな(笑)
護衛対象だった海賊の人は全員生きてはいましたか。よくあの状況で死者が出ていないものだと驚きですが、無事なのは良かったかと。
伝説の料理人の過去映像ではこちらもみんなで宇宙に立体映像(笑)
これはマリカも立体映像で海賊狩りに対抗するしか無いな!
いいところで終わりでしたが、来週もまた休みですか;
■氷菓 9話
推理は探偵役3人から1人1人聞くんですね。せめて最後は全員集めてまとめてディスカッションした方がいいような気もするけど。
そもそも古典部はオブザーバー(観察者)役という話だったはずだけど、今回の描写ではどの推理を選ぶかの選択役まで任されてるみたいな感じだったなあ。
脚本担当にオチを聞けよと言うのは前回書いたのでもういいです。何か事情があるのだろう。
今回は撮影班、小道具班、広報班の3人からそれぞれの推理を聞く話でした。映画のトリックの謎はまだ解けませんが、大分状況は整理出来たかと。
3人のミステリーの捉え方がバラバラなのが面白かったです。
個人的には広報班の人の怪人案がエンタメとしては一番面白そうな気がしましたが、それが「ミステリー」かと言うと「ミステリー …?」という感じか。
見ているとなんだかミステリーとサスペンスの定義がよく分からなくなりましたよ。
「あなたが宇宙ミステリーだと思うものが宇宙ミステリーです」で済ましてもいいような気もしましたが、とりあえずwikiってみると、
・ミステリー … 神秘的、謎、不可思議なこと。映画なら広い意味で「謎」がドラマに深くかかわっている映画作品
・サスペンス … ある状況に対して不安や緊張を抱いた不安定な心理、またそのような心理状態が続く様を描いた作品
だそうで。
撮影班の人が取り上げていたような「火サス」は論理的な推理よりもドラマや登場人物の緊張感や不安感の盛り上がり優先だと思えば、「火曜ミステリー」じゃなくて「火曜サスペンス」なのも納得です。
ともあれ、3人の話を聞きながら不整合が整理されていく様は面白かったです。1人で物語を考える場合でも話を組み上げてブラッシュアップしていく過程は脳内であんな感じかなと思いました。
ところで脚本を今回受け取っていましたが、先に渡しておけよと見ながらツッコんでしまいました。
普通はあの不親切な映画を一度見ただけでは登場人物の名前とか細かい部分までは覚えていないんじゃないかと(^^;
古典部の面々は「窓の外には人が通った後は無かった」とか「扉1箇所と窓以外の出入口は埋まっていた」とか、あの映画を一度見ただけで覚えていて凄いですよ。
自分なんて前回を一度見ただけでは、登場人物の個別認識も6人全員分はおぼつかなかったと言うのに。
しかし結局のところ、映画のトリックの謎解きや犯人探しよりも、脚本担当の本郷さんの意図とかが本作的には主題なんでしょうね。多分。
脚本担当に選ばれたのも、映画のジャンルがミステリーに決まったのも多数決って、なんとも無茶振りな話ですよ。
千反田さんが推理小説を読んでいないのはちょっと意外でした。興味があるのはあくまで現実の謎なのか?
酔っぱらい千反田さんは面白かったです。一人でぱくぱく食ってるところがおかしい。
しかし定番ネタではあるけどウイスキーボンボンであれだけ酔っ払うのも凄いですな(検索してみると実際酔っ払う人はいるらしいけど)。とりあえずマイマイ新子を思い出しました。
寝て倒れてしまった千反田さんに対して摩耶花が「死んじゃったみたい…」とか言ったらどうしようかと思いましたよ。ウイスキー入りチョコレート事件。
■アクエリオンEVOL 25話
アマタVSカグラ自分同士の不毛な戦い。
すっかりミカゲの掌で踊らされちゃっていて、もうダブルノックダウンでいいよと思ってしまいました。
一方でアンディとMIXはめでたしめでたしで本作の清涼剤でした。「男でもいい」って、大した度量だよアンディ。
アンディMIXの合体はまた邪魔されてしまいましたが、最後の最後で女に戻ったMXIと合体してくれるのだと思いたいところ。
この2人には幸せになってもらいたい。
アポロニアスは不動でしたか。アクエリオンの中にいるとかじゃなかったのね。
つまり不動がミカゲ(トーマ)から2万4千年逃げ回っているのが元凶と言うことになるのか。…迷惑な。
ミカゲの自称「愛の敗北者」には笑いました。しかもそれを愛の敗北者2号のゼシカの身体で言うのが実に悪趣味です。
最後はカグラ・ミコノ・ゼシカが全員囚われの身で黒いアクエリオンになってしまいましたが、
せっかくゴールドソーラーアクエリオンを蘇らせたのにミカゲに利用されてばかりで全然役に立ってないよ不動司令(^^;
■ちはやふる 24話
スリムだったクイーンが衝撃の変貌。なんという逆玲華ちゃん。太って原因がアイスの懸賞のためというのが実にマイペース。
しかし太ってもクイーンはクイーンでその戦いっぷりは確かに美しかったです。
クイーンが輝くほどに、一方で揉めることも出来ない歴然たる差を付きつけられるユーミンが不憫です。誰もかもに感情移入させられる作品ですよ。
ところで、ユーミンについてはTVで職場まで映されるのはたまらんなあと思いました。
クイーンの過去描写は、クイーンも人間だと思わせられる一方で異常なまでにかるたに愛される別次元っぷりも見せてくれました。隠されたかるたを見つける辺りはそんなオカルトありえませんな世界ですよ。
どうでもいい事な上に関西限定ですが、クイーンの手と札が糸で繋がってる描写は、直前のハンター(マチ登場回)に微妙にリンクしてました。
クイーン戦の次は名人戦ということで、肉まん君いわくこちらの方が千早には近いんだそうですが、千早的には得るものがあるのでしょうか。
今の千早がクイーンやユーミンに追いつくのはとてつもなく遠い道のりに思えるんですが、次回の最終回はどう締めくくってくれるのかに期待です。
それにしても太一の母が怖い。もしも今後ラブ話が進展したとして、太一にとっては母親が新と並ぶ障害になりそうですよ。
■さんかれあ 10話
糞オヤジとれあ母(真)の馴れ初め話。
家柄を超えて結婚したところまでは悪い話じゃ無さそうだったのにねえ。
れあ母(二代目)がグレるのも仕方ないと思える話でした。まったく全員不幸ですよ。
単に主人公救出なられあがゾンビパワーで乱入すればどうにかなりそうだけど、根本的な解決にはなりそうに無いし、落とし所はどうするんだろう。
■銀河へキックオフ!! 12話
本作の二次創作界隈での扱いは今回の騒ぎで初めて知ったけど、そんなことになってたのか。↓
「銀河へキックオフ」原作者「自作のオンリー同人誌即売会、行ったら迷惑ですか?」に寄せられた、主催企業スタッフ(?)の返答と、その周辺の反応
少年サッカー物が餌食になるのは昔からの伝統ですけどね。
それにしても原作者への敬意は全然無いのだなあ。哀しい話です。
今回は玲華ちゃんスーパー頭突き開眼の回(違)
ベタだけどいい話でした。
玲華ママの純粋培養な身勝手さが困ったものでしたが、松嶋さんがなんていい人だ。
玲華を守りながらも、理不尽には自分で立ち向かえるように導いてくれているところが素晴らしい。これなら「救うばかりで導くことをしなかった」と言われることも無さそうですよ(おぃ)
台風の影響か時折放送が乱れていたのがちょっと残念でした。
■坂道のアポロン 10話
律子から送られた手袋を「千太郎へのプレゼントの余り」と解釈する発想は予想外でした(笑)
しかし、自分に自信が持てずポジティブに受け止められずに半信半疑な薫の反応はリアルですよ。
律子にしても手袋にメッセージでも付けておけばいいのにとスレた大人的には思いましたが、薫にしても律子にしても意思疎通が上手く出来ない不器用さが初々しいなあ。
こうした焦れったいスレ違いから一気に絶叫告白まで行ってしまう薫の突っ走りっぷりが実に青春全開でした。凄いもの見ちゃった(笑)
いいカタルシスでしたが、冬の告白からいきなり夏まで飛んでしまって、更に何の進展もしていない情けなさには笑いました。早い早い。
ところで、薫が今住んでいる家も立派ですが、淳兄と百合香さんみたいな家の格差問題は発生しないんですかね。鬱陶しいので無い方が助かりますが。
律子が薫の家にいったことで伯母さんがまた嫌味でも言われるのではと身構えましたが、特に無くて良かったです。(カットされただけかも知れないけど)
そういえば、薫の従姉妹は最初はもっと話に絡むのかと思ったけど、特に大きくは絡まないのね。
百合香さんの絵が処分されるあたりは切ないですな。幸せになってくれていればいいですが。
次のエピソードは文化祭かと思ったら、千太郎の家庭問題が来ましたか。確かにこれは最後に残された問題だなあ。
父と言うと以前お祖母さんが亡くなった時に千太郎の手を離してしまった人ですかね。
酒浸りになっていたとのことですが、千太郎が家出してしまうほどに溝が出来てしまっていたとは、根が深そうですよ。
■つり球 10話
危機が迫る中で、皆が集まってきて、夏樹の家族問題も解消して、ハルとも再会出来て、力を合わせていざ最終決戦ムードで燃えてきた…と思った所で、
えーと、ハッキリとは分からないですが、まさか船長死亡???
いやいやいや、この作品で死者は出ないと思いますが、海咲さんにも頼られて報われそうなところなので生きていてくれ船長。
ダックの作戦は最後まで上手くいくわけは無いのだろうなあとは思いましたが、あの防護服を着ていても操られるとは、マジで恐ろしいですな。
ユキ達は操れずに目的ポイントまでちゃんと行けるのやら。夏樹はハルが守ってくれると言ってたけど、以前にもハル自身が操られたし、どうするんだろう。
ユキとハルの仲直りシーンは実にほのぼのして良かったです。2人とも成長したなあ。
■しろくまカフェ 12話
最初は真面目そうだった常勤パンダさんもすっかりダメパンダに。サボりっぷりも半田さんいじりもヒドい(^^;
半田さん大変だなあ。
笹子さんと繋がりが出来たのは何より。
■エウレカセブンAO 10話
これまで普通に無茶な戦い方をしてきたアオがあれほど壊れたのは意外でしたが、まあロボ内と生身とでは違うか。
目の前で人が消滅しているのを見ればしょうがない…て、攻撃が始まる前からおかしくなってた気もするけど。
テントで移動の図はなかなかシュールでした。
子供しか乗れないって、ここでもまたエヴァ的な要素が。大人でも平気で乗ってた前作とは違うのね。
本作感想はそろそろ止めるかも知れません。
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コメント
ちはやふる。本当にかるた界は残念美人だらけですね。太っても美人とは、恐るべしクイーン。
氷菓。脚本家に聞かず、外部の人間に推理のネタを考えさせるという前提自体があまりに不自然な状況なので、そこに最大のどんでん返しというかオチが隠されてるのかなぁ、と思ってしまうわけですが、さて。よっぱらい千反田さんが大層かわゆうございました。
投稿: ふよん | 2012年6月23日 (土) 19時46分
>銀河へキックオフ
いいスーパー頭突きでした。
今の体型であの髪型になると髷にしかみえないよ!
もう隈取をするしか!
三つ子は虎、竜、鳳凰で父親が麒麟
という事は母親は玄武で玄ちゃん?
投稿: くらげマギカ | 2012年6月23日 (土) 20時09分
>ちはや
作中では美人では無いと言われてたけど、内外とも問題無しはレギュラーではかなちゃんくらいだよ!
>氷菓
そこに誰も触れないのが不自然すねー。次回は何かしら脚本家本人に迫る話になりそうに思いますが。
>キックオフ
いいスーパー頭突きでした。次はキーパーに転向して百裂張り手ですよ。
玄さん(笑)
投稿: でんでん | 2012年6月23日 (土) 22時14分
>脚本担当に選ばれたのも、映画のジャンルがミステリーに決まったのも多数決って、なんとも無茶振りな話ですよ
凶器や死亡数まで多数決で推奨指定してあるっていうのだから、すげーがんじがらめ。議事録を見た千反田さんが唖然とするわけです。そもそも多数決によるプロットの内容が相互矛盾を起こしてたから、脚本完成が不可能だったんじゃあるまいか。江波さんと入須さんのどっちかが、実は脚本担当さんなのかなー、と思ったり。江波さんなんて、呼び込み担当だけでは登場する意味が無いし。
投稿: ふよん | 2012年6月24日 (日) 15時06分
シナリオに関してクラス内で三つに意見が分かれ、それを内部で調停できないものだから、外部の無関係な人間にジャッジしてもらうしかなかった、とかかなぁ。
投稿: ふよん | 2012年6月24日 (日) 15時20分
最初見落としてましたが確かに議事録に書いてますね>凶器や死者数
なんという縛り脚本。プロだとか、素人でも自分から望んでの縛りなら有りですが、ド素人相手に他薦でそれは無いですな。
考えるほどにクラス自体に問題があるように思えてきますが、さて。
投稿: でんでん | 2012年6月24日 (日) 17時56分
してみると、千反田さんがこの話でよっぱらうのにも、ちゃんと意味があるのですな。しらふの千反田さんや他の古典部員が議事録を読めば、クラスに問題ありとすぐ判ってしまい、そこで話は終わりますが、今回は千反田さんが酔いからさめるまで解決がのびるという構成になっている模様。
投稿: ふよん | 2012年6月24日 (日) 19時00分
もしそうなら、前に千反田さんが外を見るのに夢中で鍵を閉める音に気づかなかったり、風邪を引いていてシンナーの匂いに気づかなかったり、影に侵されたアンドロメダ瞬が本気を出せなかったりしたのと同じですかね。(最後のはなんだ)
投稿: でんでん | 2012年6月24日 (日) 19時14分