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2012年8月28日 (火)

今週のアニメ特撮感想・月~火分(8/27~28分)

■TARI TARI 9話
和奏や紗羽の問題が一段落してウィーンの話開始。

ご当地ヒーロー展開のバカっぽさと、オーストリアの友達(ヤン)の話のしんみり要素が混在して面白いバランスでした。
手紙が届かなくなったというヤンの扱いがどうなるかがちょっと心配ですが、単に引っ越しただけならともかく、変にシリアス展開にならなければいいなあ。

ヒーロースイッチオン状態で突っ走ってちょっと痛い状態になってしまったウィーンでしたが、その気持ちを皆が組んでくれて良かったですよ。
特にしらすホワイトのポーズまで考えてくれる田中がいい奴です。
関係ないけど「しらすホワイト」で検索すると人工大理石の名前が出るのね。

ご当地ヒーローをやることになった皆の反応は楽しかったですが、ところで君ら受験勉強はいいのか?(^^;

紗羽の進路問題はひとまず「馬に関わる仕事」で落ち着きましたか。(それはそれで馬の死にも向き合う覚悟のいる仕事という気はします)
ばんえい競馬とかいろいろ選択肢はあるだろうけど、まあその辺も含めてこれから考えていくってところですかね。

和奏は歌作りで行き詰まってるようで。
母親がどうやって歌を作っていたかに拘る和奏でしたが、母と和奏はかなり性格も違うし、もし母から歌作りの方法を聞いていても参考になったかどうかはは謎です。
母はどう見ても理論型ではなくひらめき型だろうしなあ。むしろ教頭の方が和奏とタイプが近かったりして?

紗羽母の言う通り「教頭に聞く」という選択肢は結構有りな気がします。ハードルは高いだろうし揉めそうだけど、和解のチャンスにもなりそうだし。
まあ、学校側のトラブルで教頭はそれどころじゃなさそうですけどね。音楽科が廃止とかなんでしょうか?

先週の選考会の結果には特に触れてなかったけど、音楽劇をやると言ってるし普通に通ったわけですね。そのあたりはもうちょっと描写して欲しかったなあ。

■氷菓 19話
今回は「心あたりのある者は」
「俺が頼りにならないと分からせてやる」って、凄いセリフだな(笑)

極めて高くなっている(←主に千反田さんから)ホータローの対外的評価と、持ち上げられるのを良しとしないホータローの自己評価が遂に衝突する話でした。
…のですが、最後は2人とも目的を忘れてしまっているのがおかしかったです。千反田さんの優れた記憶力はどうしたんだよ(笑)

当初は嫌々推理をしていたホータローも、いざ千反田さんを前に話しだすとノリノリになるし、2人の歯車の噛み合いっぷりが実にハマってますな。
このお似合いさんめ!

本編は実にイチャイチャとしか言い様が無い話で、これまで平気でホータローに近づき過ぎていた千反田さんが距離の近さに戸惑うようになっていたあたりがナイスでした。
お墓参りでも新年参りでもどんどん2人で行くといいですよ。ニヤニヤ。
とりあえず次回は千反田さんが「誰に」挨拶しているのか私気になりますなところです。
と言うか、神社に行くなら十文字さんの出番は無いかね?(十文字さん家の荒楠神社は千反田家近所の神社では無いらしいけど)

今回の推理ゲームについては、そもそもの趣旨は「何にでも理屈はひっつけられる」「推論が簡単に事実と一致しない事を証明する」事のはずでしたが、そのためにはホータローは真面目に推理をしないといけないわけですね。
自分の無能さを証明するために一生懸命にならないといけないとはまたおかしな話ですよ。結局推理は当たって推理力を証明しちゃってるし(笑)
ところで、そもそもホータローは今回「推理と事実が一致しない」事の確認をどう行うつもりだったのやら。新聞で結果が分かったのは偶然だし、教頭に確認するわけにもいかなかっただろうしなあ。

推理の内容自体はなかなか面白かったです、たったあれだけの放送から、よくあそこまで「理屈を引っ付ける」事が出来るものですよ。本当に「思えば遠くに来たものです」
自分としては最初の放送の時点で「万引きか何かか?」とは思ったけど、偽札に結びつくとはさっぱりでした。冒頭の写真ニュースできっちり取り上げられてるのに。

ところで千反田さんのジト目は珍しくて良かったです。
出番の無かった摩耶花をフォローする良いジト目でした。

きな臭い「きな」については、あそこにデータベースがいれば答えてくれただろうと思ったけど、原作を読むと千反田さん自身が「キニーネの原料の木」と言ってますね。
語源は諸説あるみたいですが。

■人類は衰退しました 9話
妖精さんの世界にもいじめ問題が! なんて嫌なタイムリーさですか。
いじめ問題に留まらず、麻薬問題、人口問題、資源枯渇に自然破壊と、文明の行き着く先の破綻を描いた実にブラックな回でした。
最初にいじめられていた妖精さんが(見落として無ければ)それっきり出なかったのもブラックですよ。

この作品でまさかの鬱(←主に妖精さんが)展開を見ることになるとはビックリでした。
妖精さんが欝になると嵐を呼ぶぜ…、もとい雨雲を呼ぶとは、なんというウェザーリポート。

それにしても妖精さんの開発力と増殖力が恐るべしです。
たった10日足らずであの有様とは、旧人類に取って変わって数世紀も経つらしいのに、これまでよく行き詰まらなかったものですよ、この新人類。
まあ今回の話はそもそも「行き詰まった」から始まったんですけどね。
過度の発展もそもそも「人間さんの為」に尽くそうとしたからであって、妖精さんだけで放置しておけばこんな事にはならなかったのかも知れない…のですかね?
人の欲望の罪深いなあ。

ところで今更ですが、妖精さんってあれだけの開発力がありながらおかしは作れなかったんですね。
だからこそ人間さんを増やしておかしを作ってもらおうとしたりするのでしょうが、あの技術力でおかしを作れないとは実に謎です。

■ココロコネクト 8話
唯、稲葉以外の3人で大喧嘩。どこからどこまでが欲望開放のせいなのかすら曖昧なままにすっかり行き詰まった状態に。
そんな5人の閉塞した世界観を軽やかに吹き飛ばす委員長がかっこいいわあ。

それにしても、クラスが別なせいもあるけど青木の存在感が薄くて困ります。

作品の内容外のところでゴタゴタしてるらしいのは残念な話です。

■銀河へキックオフ 17話
ようやく再開。えーと、どれだけ休んだんだっけ;

今回は翔が泣き虫なシャイボーイだった頃の話。本気で凄い変わり様でしたが、おかげで玲華ちゃんへの言葉も説得力が出ました。
しかし親父、無許可で出店は駄目だろおい(^^;

チビ三つ子可愛くねーな(笑)
昔は3人とも同じ髪型だったのね。

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コメント

>氷菓
なかなか見られなかったえるの表情が見れて面白かったですね。
(キナ臭いの件の「知らん」の後の表情はかなりお気に入りです)

それにしても十年後も二十年後も、こんなかんじのホータローとえるの姿が垣間見えるというか。
なにか、入須先輩に伝授された技が、ホータローに向けてだけ使われそうな気がする。

それにしても二人で墓参りというのは、もう夫婦でしかないですわな。
(関谷伯父さんは結局、失踪宣告になんでしょうかね)

>人類は
昔話にもあるように、妖精は人のために尽くすのは得意なようですが、自分達のために何かするのは不得意なようですね。
前回の話もかなり回りくどい方法で、自己の利益を追求したというか。

バナナはやっぱりおやつじゃないんだなぁ・・・・

投稿: 通りすがりの・・・ | 2012年8月29日 (水) 11時53分

>追記
TOP絵、GJです!

投稿: 通りすがりの・・・ | 2012年8月29日 (水) 11時55分

>氷菓
ありがとうございます~^^>TOP絵

今回はやたらと表情豊かで良かったですねえ。きな臭いのむくれ顔も良かったです。
2人の関係は実に夫婦で、もう結婚しちゃえYOという感じです。

>人類
わたしが関与していない時の妖精さんの生態を見てみたいものです。

投稿: でんでん | 2012年8月29日 (水) 12時09分

 人間につくすのは得意で、自分のために何かするのは苦手だなんて、妖精さんは「妖精工学の三原則」にでも縛られているのでしょうか。ナノテクっぽいアシモフ様式のロボット的な何かなのでしょうか。

投稿: ふよん | 2012年8月29日 (水) 21時39分

ツイストでコンパクトに収納出来たりもしますしねえ。

投稿: でんでん | 2012年8月30日 (木) 00時18分

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