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2012年9月19日 (水)

今週のアニメ特撮感想・月~火分(9/17~18分)

■TARI TARI 12話
白祭の中止の中止を目指すの巻。
もうちょっと学校全体を…、少なくとも文化部の過半くらいは巻き込んだ形になるかと思ったけど、
美術部や手芸部(被服研?)の協力は得られたものの、ほぼ合唱時々バドミントン部だけが頑張る展開に。
文化部とかもうちょっと賛同者が出そうなものだけどなあ。
出来る事はやったと言うけど、学内で署名運動やビラ配りくらいはやっても良かったんじゃなかろうか。
一般生徒は合唱(略)部が白祭実行を目指してることすら知らないままの生徒が多そうですよ。

学校の了解も得られていないままだし、これだとゲリラでやるしか無さそうだけどどうなるのやら。
予告でも理事長と揉めてるみたいだし、停学エンドとかは勘弁して欲しいところです。
最終回は爽やかに終わってくれるだろうとは信じていますが。

理事長の悪役っぷりは、分かりやすすぎて絵に描いたようです(苦笑)
白祭の小道具の勝手な処分とかもヒドいですなあ。野外に置いていた物ならともかく、室内の物を部員に確認も無しに捨てるとか有り得ないですよ。
それにしても、来夏の台詞をそのまま言うことしか出来ない校長の頼りにならないことよ。最終回ではちょっとはいいところを見せてくれればいいですが(^^;

一方教頭は大分きれいな教頭になっていました。墓参りのシーンはこれまでの積み上げもあって泣けました。
白祭について教頭の協力が得られればと思っていたけど、あまり進展もないままに当日になっちゃったなあ;

紗羽の「絵のクオリティ低かったら馬で踏む」は笑いました。
その言葉で喜ぶ美術部の人は「紗羽に」じゃなくて「馬に」踏まれると言う事を分かってないだろう(笑)
どうでもいいけど、先日の仮面ライダーウィザードでのドラゴン踏み踏みキックを連想してしまいましたよ。

紗羽の正面写真を結局美術部に渡さない田中がかわいいですが、田中のヘタレっぷりからしてこれ以上のラブコメ展開はあまり期待出来なさそうか?
進展があってもせいぜいエピローグでさらっとくらいですかね。

大体の問題は最終回で消化してくれると思いますが、ヤンの件は超ご都合展開でもなければ難しそうかなあ。

■氷菓 22話
最終回。
かなり思い入れの出来る作品になっていたので寂しいですよ。
原作の続き(ふたりの距離の概算)はこれから読むとして、原作・アニメも含めてここから先の展開にも期待したいところ。相当気の長い話になりそうですが。

アニメ最後のエピソードは、正月に続いて千反田さんの属する世界に接したホータローが婿入りの覚悟を固める話…、
…と言うのはちょっと言い過ぎにしても、まるっきりの間違いでも無いか。うん。

最後に「プロポーズ」したあたりでは「おおおっっ!?」と一瞬思いましたが、口にはしていませんでしたか、ヘタレめ。でもまだ高2(直前)ですしね。
しかし、ホータローが確実に千反田さんへの恋心を自覚したらしいあたりは実に良いニヤニヤでした。
「俺の省エネ主義が致命的に脅かされてる」って、つまり「逃げられない」って事ですね(笑)

冒頭で「傘持ち」の依頼を特に抵抗せずに受け入れるようになっていたりとか、
“あの”自分の省エネ主義を大事にして千反田さんから逃げることに必死だったホータローが、色んな人や世界に触れて、本当に変わったものですよ。
ここ数話で見せた、もう会わない中学の先生への配慮や、バレンタインでの里志への怒りだとか、いつのまにか自然に他人を気遣って行動出来るようになっているあたりも良い変化でした。
まったくかわいい主人公ですよ!

バレンタインと言えば、今回の生きびな祭り後でのホータロー、里志、摩耶花の3人の距離感はなかなか心地良かったです。
摩耶花は相変わらず軽口でホータローをからかいつつも、ちゃんとホータローに感謝を示していたのはほっこりしました。最初はなめくじ以下の扱いだったのになあ。

今回の「謎」も軽いちょっとしたものでしたが、茶髪の兄ちゃんは本当に、単に「桜の下を生き雛が通る」ところを見たかった(撮りたかった)だけなんですかね。
少しわだかまりのある2地域の橋渡しを考えた(橋の工事だけに)…なんてのは考えすぎですか、そうですか。

いい話でしたが、Aパートまるまる千反田さんの姿が出ないのはビックリな構成でした。(声は出てたけど)
まさか最終回がこれほどおっさん密度が高いものになるとは(笑)
あの地域密着型のおっさん達に囲まれたホータローの居づらさがなかなか大変そうでしたが、卒なく挨拶もこなして「しっかりしている」と評価されたりと、ホータローもなかなかやるものでした。
将来のためにも地域の関係者に馴染んでおけばいいよ!(笑)

手に文字を書く時のくすぐったそうな千反田さんは、なんかいいね!

ところで、千反田さん的にはホータローを意識しているのでしょうが、色々ホータローを誘ったりしつつも、自分の恋愛に対して(バレンタイン時のように)決定的な行動をしないのは、
先週の週刊少年サンデーの銀の匙のアキみたいに「(家庭の事情が)重い女」という自覚のためなのかもと思いました。まあ性格もあるでしょうけど。

入須先輩は予想外の登場でしたが、役目を背負っていない気楽そうな入須先輩はなかなか楽しそうで新鮮でした。まあ文化祭時点でもかなり楽しそうだったけど。

狂い咲きの桜は綺麗だったかと。最後まで風景の美しい作品でしたよ。

最初にも書いたように、これで終わりと言うのは本当に名残惜しいです。
この先も(時間がかかっても)何とかアニメ化して欲しいものですよ。

■人類は衰退しました 12話
最終回。
最初は正直特に注目していなかったのですが、良い作品でした。

原作は買いましたがまだ未読なので、原作での順番がどうなっているか分かりませんが、この話をアニメのラストに持ってきたのは良い判断だったのでは無いかと思える終わり方でした。
まあ正直、今回の話をきっちり理解出来ているかは心許ないのですが。

ロボに入っていた妖精さんは、つまりは学舎生活の間ずっと近くにいてくれたわけですね。
それが何かの「役に」立っていたのかどうかは分かりませんが、パイオニアとボイジャーの話での理論的に、1フェアリーが近くにいることでほんの少しご都合が通じる優しい世界になっていたのでしょうか。
まあ、役に立っていたかどうかに関わらず、ずっとそばに居てくれたと言うのは少しせつなく、かつほっこり出来る話でした。

のばら会の面々や巻き毛ちゃんの黒い真相の話は、いやー、本当に怖かったですねー(^^;
恨み日記に髪フェチに不良にヤンデレ百合ストーカーにと、あれらの裏の顔を見た上でよく「手打ち」にして仲直り出来たものです。
人間誰しも黒い部分はあるものだと考えたとしても、あのヤンデレ巻き毛ちゃんとその後も同じ部屋で、決定的に関係を悪化もさせずに過ごせたとすれば「わたし」は凄いメンタルですよ。
現在のわたしの精神的図太さも納得でした。

しかし、駄目な部分を認めた上で付き合えるならそれもいい話かも知れません。
銀髪ちゃんこと「Y」とも結局欠点を認めた上で悪友になれたのだし。

それにしても、Yさんはこの当時から腐っていたのか。
当時は趣味を秘密にして隠していたのに、後の世では同類誌の第一人者として君臨するようになったと思うと、ある意味凄い成長物語です(笑)

■ココロコネクト 11話
カコランダム開始。
いきなり子供3人の若夫婦状態で笑いました。

入れ替わり、欲望開放の次は子供化ですか。いろいろ考えるなふうせんかずら、…じゃなくて2号なのか。
年齢的な自覚も記憶ごと若返ってるけど、現状の記憶(他の部員の名前)は分かったり分からなかったりと謎です。
しかし、これまで以上に対外的にごまかしにくそうな現象ですよ。

今回は青木や唯がメインですかね。あと伊織も。忘れていた過去の記憶を今思い出すと、確かに色々複雑な気持ちになりそうですよ。

とりあえず子供稲葉んはかわいかったです。

■銀河へキックオフ 20話
青砥のチームとノーガードの打ち合い。
チームプレーが噛みあっていってコーチまでハッスルしていく様が心地よかったです。

玲華ちゃんの華麗なキックが素敵。

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コメント

>氷菓
映像表現は美しかったですね、集大成という感じです。

ストーリーは短編のせいか、軽かったですね。
別の方向からアプローチしたえるでも犯人が解っちゃったりで。

婿入りフラグは立ちまくりですわ。
これが仮想世界ならバレバレですなぁ。
もっとも、える側も今回だったり、正月回だったり、バックグラウンドをさらけ出して、根回ししているような・・・・・

前々から最終回のエキストラは豪華だといわれていたようですが、確かに豪華でしたねぇ。
しかし、千葉繁は誰の声やってもメガネ(「うる星」の)に聞こえるなぁ。

このところの最終回にありがちな、劇場版のお報せはありませんでしたね。

PS.
終了間際に原作読み始めましたが、いろいろと補完しないと足りないですね。
「巾着の件」なんか、作者が気に入ってる薀蓄なのか、同じ短編集中、二度も登場してるのに、アニメではスルーされていて説明不足は否めません。
誘惑には勝てず、とうとう「ふたりの距離の概算」まで呼んでしまいましたが、劇場版は難しいかな。

>人類は~
時系列がバラバラなので、まぁまぁ、戸惑いましたが、なかなか良い纏めでしたね。
二期があるかどうかは・・・ですが。

録画してなかったので、全編見直すわけにはいかないので、妖精さんは派手に出てきてましたが、わたしにしか見えなかったのかな?

>ココロコ
前回までと太一に向けての稲葉の態度があからさまになったのか。

中学生伊織の魔女っぷりもアレなんですが、小学生青木を唯だけに任せていいのか?

たしかに幼女いなばんは可愛かったです。

投稿: 通りすがりの・・・ | 2012年9月20日 (木) 19時35分

>氷菓
生きびなで歩いているあたりや、ラストあたりは実に美しかったです。

推理の軽さは、今回は特に推理はおまけなのだなと感じました。やっぱりホータロー達の人間ドラマ・成長ドラマが肝なのだなと。

千反田さんは、家の重さもあってか恋愛面で強く出られないものの自分を受け入れて欲しい・理解して欲しいと言う気持ちが表面化しているように思えました。
そう考えるといじらしい気がしますよ。

劇場版なり特別編なりは期待したのですが、無かったですねえ。
ドラマCDはもう1枚出るらしいですが、出来れば前のようなギャグオンリーではなく、軽くてもいいので普通の番外編が聞きたいです。

>人類
原作を読み始めたところでどの位までがアニメ化されたのか分かりませんが、
出来るなら2期も見てみたいです。

>ココロコネ
いなばんはすっかり気負いが無くなったようで見ていて微笑ましかったです。態度は荒いけど(笑)

青木はこれまではあまり危なっかしい感じは無かったですが、今回は割とメインらしいので大変そうですね。
というか、放送はそろそろ終わりだと思いますが、今の話は区切りのいいところまで行くんですかねー;

投稿: でんでん | 2012年9月20日 (木) 19時59分

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