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2012年10月 9日 (火)

鍵泥棒のメソッド(映画)

(内田けんじ監督)

売れない貧乏役者・桜井は、銭湯で転んで頭を強打した男のロッカーの鍵を出来心で自分の鍵と入れ替えてしまう。
頭を打った男は記憶を失っており、ロッカーにあった荷物から自分が「役者の桜井」なのだと思い込み、役者としの勉強を真面目に始めるが、
本物の桜井は、記憶を失った男が実は伝説の殺し屋・コンドウだと知るのだった。
そこに結婚相手を探している香苗も絡んできて…、という話。

「運命じゃない人」「アフタースクール」の内田監督作品です。
前2作同様にネタバレしないと語るに語れない話なので、以下ネタバレ注意で。

前2作も逆転劇のカタルシスが大きい話でかなり好きでしたが、今作もまた面白かったです。
話が進むごとにどんどん変化していく状況にハラハラさせながらも、最後はちゃんと大逆転の大団円で落としてくれる手腕が素晴らしい。
主人公の1人が冒頭でいきなり人を殺してしまう殺し屋なのに、記憶を失って真面目に頑張る姿にどんどん好感度が上がっていってしまうので、
見ている側としても彼を好きになっていいのやらどうやらという気分になるわけですが、最後はきっちり気持よく終わらせてくれてかなり満足出来ました。
内田氏のことだから最後はハッピーエンドだろうと思ってはいたものの、見ていてかなりドキドキ出来ましたよ。あー面白かった。

香苗の会社の面々とか父親とか、ちょっとおかしな人達を時に面白く、時にほろりとさせてくれる見せ方が上手いですよ。

公式サイト

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