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2012年11月 4日 (日)

009 RE:CYBORG(映画)

(神山健治監督)

攻殻機動隊TVシリーズの神山健治監督による、フル3D版で描かれた009です。
009は原作・アニメとも見たり見なかったりで、熱心なファンと言うわけではありませんが観てきました。
そんなわけで思い入れが中途半端なためか、3Dでリアルに描かれたキャラのデザイン自体は予告で見て以後数ヶ月の間にそれなりに慣れたのですが、
実際描かれたキャラクターとしては、こういうキャラだったっけ、と違和感もありました。特に序~中盤の009。まあ記憶喪失だったらあんな危ない感じにもなる…んですかね?

話としては9.11以後の現代を舞台にしたシリアスな世界観でミステリアスさがいい感じに進んだかと思いますが、最後は結局奇跡で落とすのか?、と釈然としないものがありました。不可思議な部分が全部「 」に押し付けられてぶん投げられたようで、実にスッキリしません。
ラストのあれが「彼の声」に抗ったご褒美だとでも捉えればいいのやらどうやら。00ナンバーだけ贔屓されすぎじゃね?とも思えてしまいます。
まあ、昔の映画でも死んだ004が生き返ったりしていましたけどね。

002の「改変映像」とかも誰が用意したのやら。「彼」と言うのもおかしい気がしますし、機関が用意したとするのも映像の用意が早すぎるし、謎が残ります。

と、ストーリーの疑問点や不満点はありますが、アクション面は非常に見応えがありました。特に009、002、戦闘機による空中戦や、核爆発から加速で逃げる009は凄かったです。

アクション面では009、002の他に004、005、006もそれぞれ見せ場があって満足感がありました。その他の001や003も出番は多くて満足でしたが、
この7人に対して可哀想だったのが007と008でした。
まあ、007については序盤で説明役としての出番があったのでまだマシでした、008は本当に登場時間自体が非常に少なくて可哀想だったかと。
「彼の声」に関しての008の推測を004が説明していましたが、せめてそこはイメージとしてでも008自身が喋るシーンにしてやれば良かったのに(^^;

ギルモア博士と裁判で争ってるらしい006には笑いました。

002は、飛行時にはマッパで飛んでることになるんですかね。マッパでマッハ…(ボソ)
赤いコスチュームを着たら飛行性能が落ちそうですよ。

00ナンバーの赤いコスチュームは、リアルなデザインに対して浮いていましたが、あのコスチュームでの登場場面はやはり燃えました。
マフラーはちょっと長すぎで危なそうな気もしましたが(笑)

ラストの宇宙の場面では、てっきり「どこに落ちたい」の再現をやるのかと思いましたが、あえて避けたんですかね。

歳を取らない00ナンバーはともかく、ギルモア博士っていったい何歳なんだろうと気になりました。

公式サイト

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コメント

>002の改変映像
 いや、あれはむしろ映像のほうが実際の出来事で、ジェットの記憶のほうが『彼の声』によって改変されていたと見るほうが正解では?

 まぁ面倒な部分は全部奇跡におっかぶせなのはどうかなーと思いましたが、もとより原作の方もファンタジーな成分が多いので、ある意味『らしい』んじゃないかと思ってます。

投稿: 伍六参 | 2012年11月 5日 (月) 00時39分

あっちが真実なんですかねえ。それはそれで何故記憶が改変されてるのかが不思議です(^^;

リアルタッチなだけに「面倒な部分が丸投げ」なのが余計目立った印象ですが、確かに「らしい」とは言えるかも知れません。

投稿: でんでん | 2012年11月 5日 (月) 07時30分

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