LOOPER/ルーパー(映画)
ライアン・ジョンソン(監督)
未来から送られてくる人間を現代で殺す処刑人“ルーパー”を生業としていた主人公・ジョーだったが、ある日未来から送られてきたのは「30年後の自分(ブルース・ウィリス)」だったという話。
宣伝で見た時には、「未来から自分が送られてくる」なんてのは極めてレアケースなのかと思っていましたが、ルーパーが沢山いて職業として成り立っていて、更に「自分を殺す」ケースも「ループを閉じる」なんて名付けられているよくある現象と描かれていたのは意外でした。
ホント嫌な未来図ですよ。
未来の自分との戦い、ないし共闘が描かれるのかと思っていましたが、最後はかなり意外な結末でビックリしました。どちらかと言うとターミネーター的な話だったかなと。
本作でのタイムパラドックスの処理が面白かったです。過去の自分が(未来の自分から見て)別の行動を取ったり、未来の自分が現代で人を殺したりとかすると、どんどん“その時点から””変更された事象が上書き”されていく辺りが、ざっくり思い切り良いテンポで描かれていて良い感じでした。
アイデアの詰まったいいSF映画だったかと。
30年間のダイジェストでだんだん主人公が禿げていくあたりが…(笑)
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コメント
自分も最後は未来の自分(ハゲ)と共闘してレインメーカーを倒す展開だと思ってました
予告編をみた感じとだいぶ印象が違うストーリー展開でしたね
ラストの主人公のとった行動もSFタイムパラドックス作品としては意表をつかれました
少年の母親の名前がサラなので元ネタはター○ネーターでしょうね
ブルース•ウィリス自体は特になにもしてなかったのにジョセフ•ゴードン=レヴィットは特殊メイクでかなり外見をウィリスに寄せてましたね
特に眉間辺りが…(笑)
ダイジェストでは23年後ぐらいから一気にキてましたねアタマが(笑)
投稿: | 2013年1月26日 (土) 15時24分
やっぱり予告とは印象が違いますよね。
「子供」よりも2人の戦いがメインっぽい印象でした。
まあ公式サイトの長い予告をあらためて見るとちゃんと子供も出てるんですが。
ラストの主人公の行動はSFとして「上手い」と思いました。
バタフライ・エフェクトのディレクターズカット版エンディングをちょっと思い出したりもしますが。
母親は、そういえば「サラ」でしたね。
ターミ■ーター風味が何気に多かったんですねえ。溶鉱炉も出てるし(笑)
メイクは眉間と言われるとよく分かります。やはりそこが大事なポイントですか。
ダイジェストで急に頭が変わるあたりは笑いました。
投稿: でんでん | 2013年1月26日 (土) 19時18分