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2013年6月18日 (火)

今週のアニメ特撮感想・月~火分(6/17~18分)

■惡の華 11話
警察の世話にまでになったのにまだ学校に通えてるのにビックリしましたが、内々で処理しちゃったんですね。
鬱蒼とした展開ですが予告で吹きました。「変態王にオレはなる!(違)」

■翠星のガルガンティア 11話
死に別れたと思っていた上司とイカ命、もとい異界の地で再開出来たと思ったら、頼れる上司は恐怖政治の社会主義的宗教国家の教祖様になっていたじゃなイカの巻。
こんな事になっていたらどんな顔すればいいのか分からないでゲソ。
冒頭でクーゲル中佐の元に尻尾振って向かうレドは、(もう自分で厄介事を考えて悩まずに済むって顔で)実に嬉しそうだっただけに、なんとも哀れですよ。

最後はガルガンティアへの啓蒙作戦を命令されちゃったわけですが、一旦は従うのか、反抗しちゃうのやら、レドくんの明日はどっちなのやら。
残り2話(?)で、どこまで綺麗にオチをつけられるのか、注目したいところです。
ところで中佐が風土病で引きこもってるってのは真実なんですかね?

波乗りロブスターの女海賊さんは生きてましたか。クーゲルに従ってはいるけど、反乱する気満々ですな。

■ちはやふる2 22話
千早の対クイーン戦。
そもそも実力差が未だ絶大なところに利き手の怪我で勝ち目は限りなく低い勝負ではありましたが、それでも勝負を捨てない手加減を良しとしない千早の姿勢は詩暢ちゃんにとって救いになったんですかね。
まあ正直まだまだなんでしょうけど、いつか千早が詩暢ちゃんのトラウマを吹き飛ばせるようになれればいいかなと。

それにしても右手の包帯はおろかガーゼやテープも外して完全ノーガード戦法とは、千早の無謀さ恐るべしですよ。怪我が長引かなければいいんですけどね。

次の注目カードは太一VSヒョロくんですか。うーむ、どちらも頑張って欲しいなあ。
詩暢ちゃんと新もぶつかると思われるので注目したいところ。2期はその辺りの決着まで、でしょうか?

■やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 11話
文化祭・中編。ダークヒーロー八幡の斜め下過ぎる活躍で雪乃が普段の調子を取り戻すの巻。
自ら悪役を引き受けて皆を結束させる八幡が実にダークナイトですよ。まあ実際雪ノ下姉が言うように「悪役としては小物」なんですが(^^;
しかし、さぼってきた連中ならともかく、これまで文実で仕事してきて相模のサボりっぷりを見て来た人なら、八幡に「楽したいだけだろ」などと毒づかずに真意に気付く人も少しはいそうなものなんですけどね。
何も言わずに立ち去った葉山が八幡のやり方を内心どう思ったのか気になるところです。(理解していないって事は無いと思いますが)
なお、アニメ視聴後に原作の今回ラスト部分まで読みましたが、めぐり先輩については後で書きます。
ところで、八幡のやり方は藤子SFの「イヤなイヤなイヤな奴」を思い出したりしますな。

「民衆を纏め上げる最高の指導者、それは“敵”である」
何を考えているのかよく分からないと思っていた雪ノ下姉・陽乃でしたが、つまり我が子を千尋の谷に突き落とす獅子のように妹に試練を与えていたって事なんですかね。
まあ安易に理解したと思ったら危うそうな人ですが、少し好感度は上がった…ような気もします。

雪乃の回復は、てっきり雪乃のマンションでの「見舞い」の席でいよいよ事故の話をぶっちゃけ合う流れになるのかと思いましたが、それを話さないままで関係が回復したのはちょっと予想外でした。
とは言え、八幡の「普段通りの」斜め下のやり方で元気になってしまう雪乃も、当の八幡も、互いにとても「らしかった」かなと。余計なことを言わない関係も粋かとは思います。
結衣曰く、雪乃は歩み寄ろうとしているとのことだし、その辺の話はもうちょっと先なんでしょうね。
(しかし事故についてそれほど話しづらいと言うのは、ここから予想外の新たな真相が出てくる展開も有り得るのでしょうか。まさか本当に「雪乃本人が運転していた」なんてのじゃないだろうなあ(^^;))

インカムでの八幡との会話を皆に聞かれて照れたり、「さよなら」に「…また明日」が追加されたゆきのんは可愛かったかと。
ところでラブコメ的にはここから三角関係に発展する流れも定番なんですが、雪乃から八幡への感情に「恋愛感情」があるのかどうか、正直よく分かりません。
事故のことで気にかけてはいたでしょうし、自分では出来なかった斜め下のやり方で人を救ってみせた八幡に一目置いているのも確かだろうし、
信頼や友情なら(普段どれだけ毒づいてからかっていても)現時点でもしっかりあると思うんですけどね。

今回の相模は、「絆 ~ともに助け合う文化祭~」なんてスローガンを堂々と打ち出せる厚顔無恥さが凄かったです。思わずこちらも「うわぁ…」と引いてしまいました。
しかし、その後にどんどん立場を無くして追い込まれていく様子は多少哀れではありました。
相模にしても、雪乃が普段通り「結果を与えるのではなく自立を促す」スタンスで対処していればここまで落ちぶれはしなかっただろうし、ある意味被害者と言えなくも無いんですよね。大半は自業自得だけど!
ともあれ、次回どんな落とし所になるかは私気になります。

海老名さんのBL劇での戸塚を見て「俺が出るべきだった」とのたまう八幡でしたが、八幡が出てたら相手は葉山だったよな(笑)

結衣は今回も前向きで魅力的でいいヒロインでした。
雪乃が歩み寄ってくれるのを「待つことにした」という言葉も、「待っててもどうしようもない人」に対する「待たないで、…こっちから行くの」の言葉も、どちらも応援したくなる実にいい子ですよ。
八幡にもそろそろデレて欲しいものですが…、最後の様子はちょっとデレたと見て良さそうなんですかね。

ところで気になるのは、あのダイナミックなハニトーって、やっぱり結衣の手作りだったんですかね。
原作でその部分を読んでもはっきりとは分からなかったですが。「素人の作るハニトー」との言葉はあるけど、結衣の手作りだとも、文化祭で売ってる一般学生の作だとも、どっちとも取れるんですよね。
【追記】原作を見返すと「飲食系は出来合いのものを売り」となってますね。やっぱり手作りか?

以下は原作ネタバレですが、
「こっちから行くの」のシーンでの「今度は間違えたくないのだ、たぶん、俺は」は結衣との関係を八幡が実は大事に思っているのが伺えてニヤニヤでした。
アニメではカットされたけど「八幡が結衣を頼った」申請書類作りのシーンも良かったですよ。(ここはアニメでやって欲しかったー)

八幡は「自分が変われば世界が変わるというのは嘘だ」などと言いますが、そう言いつつも八幡もかなり初期からは変わってるんですよね。今回ラストの結衣への態度は相当な変わりっぷりですし。
別に「変わらなければいけない」わけでは無いけど、「変わること」を否定する必要もないわけで、ゆるやかにでも成長していってほしいところです。

原作でのめぐり先輩については、この人が八幡の言葉の真意を全く分かっていなかったのはかなりガッカリでした。あんたは立ち位置的に分からないと駄目だろ;
まあ、陽乃にべったりで、雪ノ下姉妹の確執にも全然気付かない「空気の読めない人」なのは分かってましたけどね。

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コメント

>ガルガン
忠犬レド公ですねぇ
アレだけ悩んでたのに、上官の「知ってた」って言葉で軽くなるかなぁ
クーゲルの割り切り方もブルーコスモス的な危険なところはあるだろうし
(クーゲルが科特隊にいたら、ジャミラなんて容赦ないだろうな)

本当にクーゲルが風土病なのかというのも?なところ
案外、ストライカーの自律機能なのかも気がしないでもあります

ロブスター女帝、生きてるとは思ってましたが、部下まで生きてるとは思えませんでしたが
(部下死んでたら、嘘でも従順な態度は取ってないような)

次回からは戦争っぽいですが、気になるのはヒディアーズですよね
レドが潰したのはプラントであって、群れで移動してたクジライカがどこに行ったんだろうか?
(カルト教団と交戦でもしたのか)


>はまち
雪乃のやり方は今までの境遇のせいか、完璧すぎるところがあるんですよね
逆に八幡は波風立てずに、丸く治めようとするところが奉仕部がそれなりに機能してるところがありますね
八幡の発言は本来なら相模への糾弾が普通なんでしょうが、暗に示しているだけで、矢印は自分の方に向けているし
まじめに文実に出ていた委員なら、八幡の言いたいことはわかったんじゃないですかね
批難してた二人はサボリ組のような気がします

相模にはそれなりに響いていたようだし、成るべきでような器でもないのに神輿に乗ってしまって、立場を当日思い知らされ、文化祭を楽しめなくなったのは実に、いい気味、自業自得ですね

これ、中編なんですね
文化祭編は終わりかと思ってました
まぁ、あれで終りでは相模に救いが無いのはありますが・・・

投稿: 通りすがりの・・・ | 2013年6月20日 (木) 13時59分

>ガルガン
実に犬、もしくは思考停止した子供のようでした。
イカ人間の真相を知って脳がパンクしかけたところに懐いていた上官登場で責任感のプレッシャーが肩代わりされちゃったのかなと。

クーゲル中佐は本当に現在生きているのかどうかすらハッキリとはしませんが、
とりあえずあのクーゲル(仮)は相手がジャミラでもノンマルトでもピグモンでも全く容赦しなさそうですねえ。

ロブスターさんはギャグ漫画のキャラみたいなふっとばされ方をしたのに本当によく生きていたものです。ユンボロって案外生存性が高いんですかね。

ヒディアーズについては、レドにクーゲルに海賊女帝にガルガンティアにと勢力が入り乱れそうなので、まともな出番があるかどうか何とも言えません。
出てきてもストライカーに一方的になぶられるだけだろうしなあ。

>はまち
雪乃が超正攻法正面突破、八幡が邪道裏ワザで問題解決に当たり、結衣がトンガリ過ぎた2人に足りない対人コミュ力でフォローしたり2人を引っ張ったりすると。
こうしてみると奉仕部ってこの3人で上手くバランスが取れてるんですね。

八幡の今回の発言は、実際元々真面目に参加していたメンバーからはむしろ同調者が出てもおかしくないんじゃないかと思いました。
ただ、八幡を悪者にする派も大っぴらに八幡を攻撃しているわけでは無いようだったし、「真面目な人」はそんな状況下で表立って八幡への同調を公言して波風を立てはしないかも知れませんね。

相模は実際自業自得なのですが、「相模は堕落しました。めでたしめでたし」で終わってもそれはそれで後味が悪いので、フォローが入るならそれはそれで有りかとは思います。
ただし、本人が反省した場合の話ですけどね。

投稿: でんでん | 2013年6月20日 (木) 20時39分

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