« 週刊少年サンデー32号感想 | トップページ | 週刊少年ジャンプ33号感想 »

2013年7月12日 (金)

今週のアニメ特撮感想・水~金分(7/10~12分)と俺ガイル7巻感想

■ガッ活! 第2シリーズ 14話
うちは修学旅行みやげで木刀は禁止されてたなあ。
2台のバスを並走させてくれる運転手さんが素敵というか、追い越し車線防ぐなよ(^^;

■Free! 2話
ホモアニメかと思ってましたが、なんだか普通に面白くなってきました。ライバルとの因縁とか自分達で部活を作るとか普通にスポーツアニメですよ。

赤毛(と言うより紫毛?)が傷ついてグレたのは、留学までして頑張ったのに主人公にあっさり負けたからと言うより、主人公の対人スキルがあまりにポンコツ過ぎたのが原因な気が。
水泳だのイワトビちゃん木彫りだのと個人の能力はやたらと高そうですが、難儀そうな主人公ですよ。
ギャグシーンとはいえ普通の店舗で水槽を見てナチュラルに脱ぎだすあたりも普通に危ない人でヤバ過ぎです。
ラストも脱いでたし、これはもはや「脱ぎ芸」というレベルですね。

上腕三頭筋に僧帽筋に大胸筋にと、妹の筋肉フェチっぷりに笑いました。腐った人には目の敵にされそうな立ち位置に思えますが、このまま頑張って欲しいものです。
妹も水泳部に入ったようですが、あくまでマネージャーなんですね。

ところで赤毛のギザギザ歯ってギャグ的表現じゃなくて本当にああなのか?(^^;

プールの草抜きや掃除はともかく、ヒビ割れの補修まで生徒にやらせるのは凄いなあ。

■空の境界 1話
新番組。原作はかなり前に既読だけど劇場版アニメは未見。まあ原作も細かいところはかなり忘れてますけどね。
今回の放送は劇場版を元に時系列順に再編したものだそうで、初見なので楽しみにしていました。五章の矛盾螺旋(マンション)や六章の忘却録音(妹)はカットらしいですが。ガーン。

大変どうでもいい本編に関係ない話ですが、以前ケーブルテレビを導入した際に工事に来た担当の兄ちゃんがオンデマンドか何かの使い方の説明でたまたま「空の境界」が番組リストに入っていたのでそれを元に説明してくれたのですが、
「そらのきょうかい」ではなく「からのきょうかい」ときっちり言っていたのが大変印象に残っています。一般人絶対コレを「から」とは読まないよな(・e・)
あのケーブル屋の兄ちゃんはやはり同族だったのであろうかと、部屋にあったガンプラとかを見られて試されたのだろうかと、思い返すと胸が熱くなります。「らっきょですか」とか反応してあげれば良かっただろうか。

で本編ですが、映画のぶつ切りだし、時系列順に並べ直しているから今回の話はいきなり「第四章」だしで仕方ないですが、とても初見さんお断りな作りだなと思いました。予備知識が無い人だとホントに意味が分からなそうですよ。
延々鬱な入院描写だけで終わったらどうしようかと思いましたが、最後に話が動いてくれて良かったですよ。

ところで、元々時系列バラバラで発表されてそこにそれなりの意味がこもっていたものを時系列順に並べ直すと言うのは、アニメ版ハルヒのDVDや「あらためて放送」を思い出します。正直ちょっと無粋な気もしますね。

直死の魔眼の視界の映像は確かになかなかキモかったです。あれは精神を病んでも仕方ないなあ。

■ダンガンロンパ 2話
アイドルいきなり死亡。別にヒロインとかじゃなかったのか。
更にはギャルも死亡で残りは13人と。1クールとして今後も順調に1~2人ずつ減っていきそうですかね。
それにしてもピンクの血がシュールですよ。

犯人は学級裁判で決めるそうですが、犯人当てを間違えたら犯人以外全員処刑とか、下手すりゃ次回で完結じゃないですか。(と言うか、ゲームだとそれでバッドエンドになるんですかね)
最後には1人しか生き残れなかったりするんでしょうか。
ともあれ、今回の犯人が誰なのかは現時点ではそれぞれのキャラも掴みきれてないのでさっぱり分からんなあ。「朝遅れてきた人」だと無難過ぎるか。
もしかして「11037」を逆さにって事?

とりあえず主人公はベッドで靴のまま寝るなよと思いました。何かあってもすぐ逃げられるようにと考えた…わけでも無さそうだしなあ。

エンディングはその回の死亡者(+主人公)が出るんですかね。ハガレンのカバー下を思い出します。

■恋愛ラボ 2話
今回もバカかわいかったです。
真木会長のポンコツっぷりが楽しい。

生徒会の残り3人もそれぞれ良い感じのキャラかなと。
メガネ会計と元会長は敵役っぽいですが、OP的にもすぐに仲良くなりそうだしチョロそうだしで嫌味や緊張感は無いかなと。そもそも真木も悪いのだし。

「ワイルドの君→ワキ」の略称はあんまりですな。全然憧れられてるように思えねえ(笑)
「ここでは絶対嘘はつかない」宣言で追い詰められたり、リコかわいそうに(笑)

ダッパーンダバダバ男爵のネーミングセンスが素敵。

■サーバント×サービス 2話
コスプレだったり妹襲来だったりの巻。
なんだあのビビッドレッドな表紙(笑)

女子高生おこづかい疑惑に集まってくる市民達は暇人だなあ。
妹に馬鹿正直にフルネームで名乗ろうとするルーシーはルーシー(略)で止めとけよ(^^;

◆やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 7巻
アニメ終了後に原作7巻を読み終わったので感想。
★★★以下ネタバレなので「続きを読む」で★★★

◆やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 7巻

今回は修学旅行編でしたが、ラストまで読むと(八幡の立場的な意味で)後味の悪さの残った6巻(文化祭)を凌ぐダメージですよ。いや、面白いんだけど、面白いんだけど!
八幡の最大の理解者である結衣と雪乃にそのやり方を否定されているのが非常にキツイです。
まあ、そのやり方が嫌いだと怒った雪乃も、辛そうに笑う結衣も、八幡本人を否定したり嫌ったりしてるわけじゃないでしょうけどね。むしろ悲しんでいるのかと。

今回の八幡のやり方は、結果を見れば海老名・葉山・三浦にとっても戸部にとっても決して悪いやり方では無かっただろうし、被害者と言える戸部にしても「八幡が助けてくれた」というのは分かってるんじゃないかと思うのですが(多分)、
結衣や雪乃にとって何がアウトだったかと言うと、戸部の真剣な告白をごまかしで無かったことにしてしまったあたりなのかなと。
戸部の恋心に肩入れして、おそらくは自己投影もしていたであろう結衣にとっては、「自分が八幡に告白しても正面から向き合わずにごまかされるのだろうか」とも分かってしまったのかも知れません。
実際、今の八幡に結衣なり雪乃なりが本気で告白してもそうなる可能性がまだ高そうだしなあ。以前より八幡のバリアがゆるくなっているとしても、現時点ではまだまだ…;
結衣としては、告白して振られたとしても、正面から向き合ってもらえずにごまかされるよりはマシと思うのかも知れません。
例えそれで人間関係が変わったとしても。結衣的には「戸部にも傷つく権利があったのでは」と思えるのかも。「人の気持ち、もっと考えてよ…」の言葉は、気持ちを大事にしている結衣らしい言葉でした。
雪乃の怒りにしても、自分を重ねる部分があったから、なんでしょうか。

八幡と結衣・雪乃のスレ違いは、2人が三浦・葉山・海老名の意思を知らないままだったことも大きそうですかね。
三浦に話を聞いた後、八幡は2人にちゃんとその話を伝えておくべきだったと思います。八幡が話さなかったのかは結衣と海老名の関係への影響を気にしたのかも知れませんが、結局八幡は「1人で抱え込みすぎ」なんですよ。
2人がその話を聞いていても妙案は出なかったかも知れませんが、それでもやっぱり話すべきでしたよ。
次巻で結衣・雪乃がその辺りの事情を知ったとしたら、「相談しなかった事」に対して怒りそうです。時間がなくて相談出来なかったとかでも無いのだし。

人間関係は変わるもので、変わってしまったら戻らないものであると言う今回の話は、「奉仕部の未来」を暗示していたように思えました。
今回の「恋する戸部」と「人の思いを受け止められない海老名」の関係が、まんま結衣と八幡なんですよね。実際、三角関係が顕在化したら奉仕部の危機なんだろうなあ。
ともあれ、次巻での奉仕部がどうなるかが非常に気になります。やっぱり6巻序盤みたいにギクシャクしそうかなあ。
次は「7.5巻」だそうですが、短篇集のようだし、時系列が普通に進むかどうか怪しい気もしますので、「7巻の後」が見れるのは結構先になったりして?(^^;

これまでも「ただの腐女子では無さそう」と思えた海老名さんでしたが、その実態はつまり「社交性のある女八幡」だったわけですね。「自分が嫌い」だという言葉も「私、腐ってるから」と嘯く言い訳も、確かに誰かさんにそっくりですよ。
最後の八幡の「一番の大嘘つきは俺だった」は、シンプルに考えれば結衣の気持ちに気付いていて、かつ自分も好意を持っているのに、向き合えずにひたすらごまかしてきた事に対する言葉でしょうか。
海老名の姿を客観的に見て、自分が嘘つきだと認めた八幡がここからどっちに転ぶのか…。更生の道に進むのか、また「元来た道へ引き返」してしまうのか。…まだ先は長そうだし後者の気がするなあ;
(6巻で折り返しらしいので、全12巻で作中1年間と考えるべき?)
(更に言えば、1-3巻が結衣編、4-6巻が雪乃編だったのだとすれば、7-9巻で一区切りになる可能性も高そうだし(八幡編?)、簡単には更生や成長したりせずにまだ問題が起きそうですよ。残ってる雪乃の伏線も多いし)

今回はクラスメインのため出番がやや少なめだった雪乃については、「クラスメイトの話題の矛先」がどういうものだったのかが気になります。「そもそもあなたが文化祭のときに…」とか、八幡の事が知られてたりするんですかね。

今回は三浦と八幡の初のまともな会話が成されたのが印象的でした。むしろ「待っていました」というところ。
これまでは三浦にとって八幡は本当にどうでもいい存在だったのでしょうが、三浦が「八幡が今回やったことを知るかどうか」が気になるところです。三浦が八幡を認めるようになってくれると嬉しいんですけど、難しいかなあ。
ところで三浦の「結衣と付き合ってるんなら」は、カマかけなのか、はたまた牽制だったりするんですかね。
アニメ4話時点ならともかく、現時点で「結衣が八幡を気にかけていること」に三浦が気付いていないとは思えないんですよね。八幡・結衣が2人で話しているところも意味ありげに見ていたのだし。
三浦については、(八幡が止めたけど)結衣が今回の7巻序盤のうちに三浦に戸部・海老名の事を相談していたら、随分違った展開になっていたんでしょうねえ。

戸部は今までは「モブに毛が生えた程度」な存在だったのですが、「八幡の告白後」でも八幡に笑顔を向けられるあたり、滅茶苦茶いい奴じゃないですか。バカでお調子者かも知れないけどグッと来てしまいました。
ホント、八幡の行動の意味を分かってくれてるといいんですけどね。

ラストにかなり意識を持っていかれた7巻でしたが、修学旅行中での結衣のヒロインっぷりが凄かったです。ラストの八幡も「結衣の辛そうな笑顔」が一番堪えているしなあ。
人前で八幡への接触を控えているとの話だったけど、清水寺でツーショットだったりお化け屋敷で手繋ぎだったり全然隠れてないよ!(後者は一応暗いけど)
お金の扱いに几帳面なあたりは結衣は案外主婦スキルが高そうだと思いました。(ただし料理は除く)

ところで1、ハニトーのお礼はもうスルーされちゃうんですかね?

ところで2、八幡は結局小町への土産は買えなかったのかね?(^^;(合格祈願はともかく)

清水寺の胎内めぐりは昔行きましたが、本当に真っ暗で何も見えなかったのが凄かったですよ。


【追記】
今回最後のスレ違いって、5巻(花火)ラストでの「俺にそういうの期待すんな」(きっと失望させてしまうから)が起こってしまった状況とも言えるかなと気付きました。
自己嫌悪している八幡自身は勿論ですが、最近八幡を無条件で信じ過ぎるようになっていた結衣・雪乃にも反省点はあるわけで(これも5巻ラストの「勝手に期待して勝手に理想を押しつけて勝手に理解した気になって、そして勝手に失望する」を思い出します)、
3人それぞれに乗り越える課題があるかなと思いました。


◆7巻おまけのドラマCDについては6巻ラスト後の打ち上げの話で楽しかったですが、7巻ラストを読んだ後だと「そろそろちゃんと向き合える気がする」もむしろ切なく思えてしまいますよ。
つーか、あの文化祭の当日なのに関係者みんな明るすぎですよ(^^;

結衣と雪乃の犬猫対決は、修羅場の前哨戦…と言っていいものなんですかね。単にギャグだとも思えますが。猫が絡んだ雪乃は壊れすぎです(笑)

漫画アニメ特撮感想 |

« 週刊少年サンデー32号感想 | トップページ | 週刊少年ジャンプ33号感想 »

コメント

>>ダンガンロンパ
11037、普通にダイイングメッセージじゃないですかね? 後ろ手に書いた場合と考えると、思い切りアルファベットが出てきますが……逆に露骨すぎて『え?』とミスリードを疑うぐらいに。
他にも物証アイテムがあるみたいですけど、これって原作通りに進んでるんですかね? アニメ用にアレンジしてあるのかしら?

投稿: 伍六参 | 2013年7月13日 (土) 00時12分

原作通りかどうかは、どうなんでしょうねえ。
とりあえずメッセージはそのまんますぎますね。思いっきりそのアルファベットのキャラがいますし。
物証はよう分からんですが、硝子球で占い師なんて話じゃないでしょうねえ。

投稿: でんでん | 2013年7月13日 (土) 00時28分

>空の境界

ちっと話しずれますがFate の新作アニメ、劇場版でやるそうです
製作はUfotable どうやらHFらしいです

投稿: | 2013年7月14日 (日) 13時27分

なんだか流れてる情報だとHFなのか違うのかよく分からない感じですね。
もしHFなら、劇場版UBWが物凄い駆け足だったので、1回上映とかでなくてシリーズものとかでやって欲しい気もします。

投稿: でんでん | 2013年7月14日 (日) 16時39分

それにしても、らっきょとか、イリヤとか、HF(?)とか、サーバントサービスにセイバーさんが出たりとか(違)、タイプムーン関連が活性化してますねえ。

投稿: でんでん | 2013年7月14日 (日) 16時42分

>ダンガンロンパ
 EDは死んだ人が加わっていくんじゃないかなと。誰もいないスペースが広すぎて不自然ですし。

 ただその場合、主人公がどうして入ってるのかという疑問も湧くわけですが……。

投稿: kanata | 2013年7月14日 (日) 23時58分

死んだ人がどんどん増えていくんですかね。デビサバ2の逆で…。
主人公が最初から入ってるのは、…実は主人公は最初から死んでいたんだよ!(まさか)

投稿: でんでん | 2013年7月15日 (月) 00時03分

pixivから来ました。はまち7巻、まさにこれから八幡編になっていくのではと思います。
八幡の心情は、「踏み出さないのが正解でもいい」ことを否定できない、「(俺と同じように)嘘吐きで装って守ろうとしている」という独白に込められていると感じます。
とすると、「友達になろう(言えてはいない)」と最大限踏み込んだ雪乃でなく、好意を持ちつつも尚勘違いの恐れとカースト問題の板挟みになっている結衣にかかっているのかなと(願望)
「そろそろ向き合える」というのも、逆に向き合ったからこそ踏み出せないと感じたのではないかと推測しています。7巻冒頭、自分に接する結衣の立場をかなり気にしていましたし。
フラれる気配濃厚の戸部に昔の自分を重ねていたのと「今度は間違えたくない」という心情もあって、結衣に持ちかけている恋愛感情に嘘を吐いて今の奉仕部の関係を守っていくのかなあと。深読みすれば201,202Pで「その気(恋愛感情?)がある」と示唆してましたし。

ハニトーのお礼は自分で行き先を考えていたし、この局面を精神的に乗り越えてから誘ってくれるようになるといいなあ(超願望)

投稿: | 2013年7月15日 (月) 15時00分

どもです~。やっぱり八幡編なんでしょうね。八幡が自分のスタンスに揺らいで悩むのが(多分)9巻(12月としたらクリスマス?)までの話なのではないかと妄想します。出来ればそのあたりで「変わること」への否定を解いて欲しいのですけどね。

「そろそろ向き合える気がするしな」の後からクラスでの八幡の立場は悪化していったわけですし、向き合おうとしたところでより障害を(結衣に迷惑がかかる事を)強く感じてしまって動けなくなったと言うのはありそうです。特に今巻では「明らかに結衣を意識している場面」が多々有りましたし、やっぱり大嘘つきは自分の気持ちにすら蓋をしていることなのかなと。

その辺りを乗り越えて、ハニトーのお礼は実現して欲しいですねえ。(同じく超願望)

「本人にその気がちょっとでもあればすげぇ効くんだけどな」はもっと結衣につっこんで欲しいシーンでした(笑)

投稿: でんでん | 2013年7月15日 (月) 15時38分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 週刊少年サンデー32号感想 | トップページ | 週刊少年ジャンプ33号感想 »