銀の匙 Silver Spoon(映画)
(吉田恵輔監督)
映画「銀の匙」観て来ました。
てっきり原作の春の巻、夏の巻くらいまでの話をやるのかと思ったら、入学から夏休みバイトに豚丼エピソードを経て、駒場問題にエゾノー祭までやっちゃってと、かなりの高速展開でした。
かなり改変が入っているし、キャラも削られていたりしますが、2時間の映画としては割とまとまっていて悪くは無かったかと。一本の映画として締めるためにやや終盤のご都合主義が強い気はしますが(^^;
ストーリーの改変は終盤以外はそれほど違和感は大きいわけではありませんが、キャラのイメージや全体の印象として「銀の匙」らしさは、やや少なかった気がしなくもありません。
何と言うか、一言で言って、やや暗めです。
原作では長期間の間にあれこれと八軒の精神テンションも上がったり下がったりしてますが、映画は2時間の中盤や終盤を「上げる」ために八軒のテンションがなかなか上がりません。
まあ原作でも消して「明るい」キャラというわけでは無いですが、八軒の妙なガッツ精神や人を寄せ付けるお人好しさの描写が少なめで、漫画やアニメでの「八軒らしさ」とは大分印象が違うかなと。
あと、印象の差としては「ギャグが少ない」のが大きいかなあ。
タマコは割とイメージぴったりでした。それほど出番が多いわけではないですが。
駒場は、もうちょっと筋肉が欲しいと言うのは無茶ぶりでしょうか。そもそも野球やってるシーン全然無いですけど。
副ぶちょーは出てましたが、八軒とも部員とも全然絡まないのが残念です。
相川や西川は存在自体消されたのが痛いですな。痛ソリはモブ女子が描いちゃってましたし。
別府は、話にも八軒達にも大して絡まないですが体型だけで別府だと分かりますな。
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