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2014年8月10日 (日)

GODZILLA ゴジラ(映画)

(ギャレス・エドワーズ監督)

新作アメリカゴジラを観て来ました。
1998年のエメリッヒ版は何と言うかとても残念な巨大イグアナ映画だったのですが、今回のゴジラは巨大感が素晴らしく映像的にとてもハッタリが効いていて楽しめました。マッチョ体型なデザインがいいですね。

ただ、今回のゴジラはもっと「人間にとっての脅威」として描かれるのかと思ってましたが、その役目はどっちかと言うと別の怪獣・ムートーでしたね。
ゴジラも別に人間の味方という訳ではないし、ムートにしても迷惑に暴れまわってるけど特に人間の敵という訳ではないのですが、結果的にゴジラが人類の脅威を排除してくれたみたいな展開になってるような展開でした。
今回のゴジラが「自然界のバランサー」と言うなら平成ガメラっぽかったと言えるかも知れません。

最後に戦いの後に倒れたゴジラが単に疲れて寝てただけだったあたりは微妙にかわいさを感じなくもなかったです。

電磁波を無効化するムートーとの戦いは、ミノフスキー粒子って実際にあったら困るよなあと思いました。

人間ドラマパートは、ちょっと長すぎていらないシーンが多かった気もしました(子供を助けるあたりとか必要だったのだろうか)、なんとなく重厚感は出ていた気もしますけど。
アメリカ軍がゴジラを倒してアメリカサイコーみたいなオチにならなかったのは良かったです。
人間がやたらヒロイックに活躍せずに、自然の脅威に出来る限りのことをやって立ち向かっていくという様子が良かったかと。

原発絡みのシーンは、ゴジラ映画なら放射能について触れるのは必須なんですが、タイミング的にはやっぱり微妙な気持ちになりますね。

公式サイト

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コメント

>ゴジラ
広告とかだと初代とか平成一作目とかみたいなゴジラに同立ち向かうかの路線を臭わしてましたけど、実際にはVSシリーズみたいな内容でしたね。
人間が色々やるけど何一つ意味をなさず、怪獣同士の結果を甘受するしかないという展開は、大自然の脅威への畏敬的なものと思われます。
子供助けたりも、竜巻とかの被害地で被災者救助してるイメージなのでしょう。

それにしても、徹夜で敵を追いかけてぶん殴って疲れたから寝てそのまま特に何もせず帰ってくゴジラさんマジ紳士……

一方でムートーさんはなんか雄雌出会った後雄が持ってきたプレゼント(ミサイル)口渡しにしてイチャイチャしてるあたりからもう年上の彼女の為に頑張るショタにしか見えなくなってきたんで主人公が卵吹っ飛ばしたあたりがやけに可哀想に見えました。
とはいえ、主人公以外の兵隊は中でなんか動いてる大量の卵ほっとくなよ! 主人公がなんかこれほっといていいの? みたいな顔してたじゃないか!

ちなみに、前の奴はゴジラの類似映画、原子怪獣あらわるのリメイクとしては完成度が高いとの意見があり、そもそもゴジラ映画じゃなかったのでは?と言われていたりします。

投稿: | 2014年8月11日 (月) 11時43分

確かにVSシリーズっぽいですね。
準備したミサイルが役に立たないどころか障害になる辺りは、人の力の及ばない大災害の脅威感を感じました。実際、人の動きは災害映画として見るべきかも知れません。

ぐーすか寝た後に何もせずに海に帰っていくゴジラさんはマジ紳士でした。と言うか人間に興味無いんですねえ。

前の映画は、確かに「ゴジラと思わなければ」そこまで悪くなかったかも知れません。

投稿: でんでん | 2014年8月11日 (月) 21時48分

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