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2015年6月24日 (水)

今週のアニメ特撮感想・月~水分(6/22~24分)

■響け!ユーフォニアム 12話
これほど熱い熱血青春物になろうとは。あの冷めていた久美子がすっかり熱血主人公ですよ。
努力して、挫折して、友のかつての悔しさを知って、成長を促されてと、青くて熱いなあ。

悔しさで疾走した挙句、公道で臆面もなく「上手くなりたい」と叫び会える久美子と秀一の姿は実に名シーンでした。
夜の学校での滝先生との会話や、ラストの麗奈との会話もいいなあ。
ところでラストの麗奈は、久美子が「滝先生と2人きりだった」事で動揺してるところがかわいいですよ。

ところで、冒頭の楽譜が照り返して一部見えなくなってるあたりで、久美子の眼に異常が出ての、部活ものにお約束の怪我・病気展開が来たのかと少し焦りました。
その後も鼻血出したりしてるし。てかあの鼻血は普通に熱中症ですね。

葵ちゃん先輩の「後悔してない」は、なんとも言えない寂しさを感じました。仮にあれが本人的には本音だったとしてもですね。

麗奈がオーディションの時のことを香織先輩達に謝ったところはホッコリしました。
ここでのシーンの夏紀先輩の動きがいいですな。リボンとホントに仲良しだな(笑)

「音大を目指してるわけでもないのに」と部活に入れ込みすぎな久美子をたしなめる姉との会話は、耳すまを思い出したりしました。
必ずしも将来の進学や仕事に繋がるものでなくても入れ込んで集中するってのは、それもまた青春ですよ。

全体練習で少しずつ少しずつ指導が入っていくシーンは緊張感がありました。上手くなるって大変なんだなあと伝わってきます。

■やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 12話
放送が24日早朝で11巻の発売が24日だったので、どちらを先に見るかと悩みましたが、結局アニメの方を先に見ました。
先の展開を知らずに見るのは1期以来で、軽く緊張感を感じましたよ。

正直もっと重い展開を覚悟していたのですが、思ったよりは平和な展開でちょっと意外でした。
まあ、一見平和で温かい状況に見えながら、奉仕部3人が今のままではいられないと突き付けられている展開で、実のところ全然平穏では無いんですけどね。
「今がいちばんいい」は、いつまでもは通じないんですよね。

陽乃の「こういう時間が君の言う本物?」は、本音を言えずにぬるま湯に浸かったような状態になっている辺りを指して言ってるんですかね?
特に今回は結衣が本音を出せずに自分を押し殺しているところが顕著で、それを陽乃も見ていましたし。現状維持のために我慢してる子がいるのに本物とか片腹痛いって感じなんでしょうか。
それはそれとして、陽乃はホントに暇人だな!

文化祭で「こっちから行くの」と言った結衣ですが、クリスマス以降から雪乃が八幡を好きになっている(と思える)状況で、動くに動けなくなっているあたりが切ないですよ。
ハニトーから約5ヶ月経って、ようやく八幡が「おまえ、そのうち暇な日ってあるか?」と、デートの約束を誘おうとしてくれて(と思われる)(八幡のモノローグが無いので確実とは言い切れないですが)、
凄く嬉しそうに喜んだ後、雪乃を気にしてか、「ちょっと考える」と気持ちを押し込めてしまう辺りや、
ラストで、送ってくれようとする八幡を「なんかズルい気がするから」と断ってしまうあたりが、どちらも切ないですよ。
結衣バージョンのエンディングや次回予告も合わせて、今回は結衣の気持ちが実に切なかったです。
「ヒッキーが好き」「3人で仲良くいたい」「雪乃の気持ちも裏切りたくない」と、想いとしがらみに縛られてる辺りがキツいなあ…。

陽乃に指摘されて結衣の手が震えているところや、いろはに「結衣先輩らしい」と言われたところでの結衣の指の動きが印象的でした。動揺してるなあ。
いろはの「結衣先輩らしい」は、いろんなことに気を回したりして、空気を読むあたりを指して言ってるんでしょうけど、いろは的に悪意は無いのでしょうけど、結衣的には「自分を押し殺してる」ことを指摘されたような気分なんでしょうか。
人に本音を言えずに、ズバズバ本音を言い合う(初期の)雪乃と八幡に憧れたはずだったのに、自分は肝心なところが何も変わっていないんじゃないか、という感じとか?

アニメだと八幡のモノローグが無いので分かりませんが、八幡はこの潜在的三角関係な状況にどれだけ気付いてるんですかね。
本音を言葉で語り合わず、空気を読んで人から見た「らしさ」を保つこの状況について、陽乃に言われた後はさすがに思い当たっているのでしょうけど。

八幡以上に、雪乃がそれをどれだけ分かっているのかはまるで見えないので気になるところです。
これまでずっと気になってきましたが、雪乃は果たして「結衣→八幡」の想いに気付いているのかいないのか。…読めないなあ。
それ以前に雪乃には10巻ラストや、今回冒頭で語られた「もっとひどい何か」な問題もあるわけですし。

その、陽乃の言う「もっとひどい何か」をちゃんと今回冒頭で拾ってくれたのは良かったです。前回、そこを削っちゃ駄目だろうと思っていたので。
ここで、八幡が紙コップを握りつぶしているアニメの演出は印象的でした。アニメはモノローグが削られている一方で、こういう心理描写を見せてくれるのはいいですね。(結衣の手や指の動きも同様に)


重い話はこの辺までとして、
戸部や三浦達のチョコの手作りの話を聞いて、結衣の木炭クッキーの状況を思い出してる八幡のシーンはニヤニヤでした。結衣からチョコをもらえることをめっさ意識してますな。うむ。
「ヒッキー ちゃんともらえるもん、ね」のところもニヤニヤでした。この辺りのモノローグが早く読みたいですよ。
ここで雪乃が反応していましたが、さすがに結衣の気持ちに気付いてる…のかなあ。

いろはとの会話で小町の話が出て、いろはにシスコン疑惑がバレたのは笑いました。
いろはと小町を早く対面させてみたいものですが、アニメは次回で最終回だし、実現しなさそうかなあ。
いろはの「えいっ!」チョコは可愛かったです。

いろはの誕生日を覚えていて、結衣に「マジキモいから」と言われていた辺りは、超久しぶりの「キモい」で原点回帰という感じでした。ずっとキモいって言ってなかったから新鮮です(笑)

いろは、三浦、海老名、川崎と、レギュラー女子キャラが奉仕部に集合している図はちょっと笑いました。この作品でこれだけの全員集合感は珍しい気がしますよ。単に同じ場所にいるってだけならこれまでもありますけど。
目線で戦ういろはと三浦の間に海老名さんがいる図は、なかなか胃が痛くなりそうです(笑)
今回特に話に絡んでいなかった戸塚やめぐりん先輩もちゃんとイベントにいたのはホッコリしました。(材木座は?)

ずっと出番を削られ気味だった川崎が結構出番があったのは良かったですよ。そして、クリスマスでセリフが無かったけーちゃんがきっちり喋ってくれていたのは良かったです。うなぎ!
出番あって良かったねえ( ノД`)
ところで川崎さんは義理とか言って八幡にチョコを渡したりとはしないのかと思ったけど無かったですな。まあアニメだと殆どフラグも無いですし。

八幡の「俺は料理とか作れねーぞ」は、専業主夫志望はどーしたと思いました。
巻が進むごとに主夫スキルが下がってないですかね、この男。

玉縄の再登場は笑いました。まさかまた出番があるとは思わなかったですよ。
八幡と雪乃を前にして引いてはいたものの、相模みたいに敵対関係にまではなっていない辺りはちょっとホッとしました。
それにしても、あの面倒な連中にまた自分から合同イベントを持ちかけるとは、凄いないろはす。陽乃まで呼んでるあたりはあまりグッジョブと言いたくないけど、まあ話の進展には貢献したと言えるか。

ところで、玉縄は折本に気があるのか(笑)
八幡にチョコあげるとナチュラルに言う折本は、いつも自然体でブレないですねえ。

結衣のボウルくるくるは凄かったです。料理意外は器用なのかガハマさん。
「甘いよ優美子!」の指の動きがかわいいなあ。

平塚先生の「いつまでも見ていてはやれないからな」は意味深でした。
今年を最後に別の学校に異動とか、無いとは言い切れないかなあ。まあ、単に卒業までを指して言っただけかも知れないですけど。

雪乃母は、典型的な子供を縛る母親という感じで、まあイラっと来ますね。
母自身をどうにかなんて出来ないだろうけど、雪乃はもっと母にちゃんと立ち向かえるようになる必要があるんだろうなあ。

まだ11巻を手に入れる前の時点で書いていますが、次回の最終回は11巻ラストまでの話なんですかね。分かりませんけど。
アニメはえらく中途半端なところで切ることになりそうですが、この先12巻で完結したとしたら(仮定)どうするのやら。
最終回分だけOVA的に作って期間限定WEB配信とか特別編放送とかやるつもりなんですかね。劇場版…、はさすがに無いか?

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