« 週刊少年ジャンプ31号感想 | トップページ | 今週のアニメ特撮感想・木分(7/2分) »

2015年7月 1日 (水)

今週のアニメ特撮感想・月~水分(6/29~7/1分)

■やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 13話
最終回ですが、…最終回感無いなあ(^^;
とても「俺達の依頼はこれからだ!」でした。
11巻を読んだ時点でこうなるかと思ってましたけど、クライマックス直前の小説の引きとしてはこれでいいけど、続きがある保障の無いアニメの最終回としては「終わってねえ;」と言わざるを得ないです(^^;

とりあえず不満点とかは後にして、今回の話について書きます。先日11巻感想を書いたばかりなので、文章少なめかと思いますが。
ちなみに、11巻感想

11巻読了時の感想同様に、結衣が献身的でいじらしくてたまりませんでした。ホントに頑張りすぎですよ( ノД`)
八幡が反対すると分かった上での「このままでいたいな」の提案は、本心でもあるだろうし、様々な想いがこもっているのだろうけど、結局のところは先に進むための提案なわけですね。
だからこそ最後を覚悟しての3人でのデートであるし、「……ヒッキーならそう言うと思った」だし、雪乃の依頼への「うん、聞かせて」なのかなと。

結衣にここまでのことをされないと八幡も雪乃も停滞から動けないわけですが、あまりに結衣に無理をさせすぎなので、この後の原作12巻では八幡にも雪乃にも自分から動いていいところを見せて欲しいものですよ。

クッキーを渡す時の、結衣の手や唇の震えは、原作では分からなかった部分なので印象が強かったです。あれを「ただのお礼」と言わねばならないあたりがまた切ないなあ。
「礼ならもう貰ってる」前後の八幡のモノローグがフルカットなのが惜しいところです。

また、八幡のモノローグカットについては、結衣の提案時の
「雪ノ下が、自分の未来を誰かに委ねるなんて、そんなことあっていいはずがない」を入れながら、
対になってる「由比ヶ浜が、ずるい女の子だなんて、そんなことを言わせておいていいはずがない」をカットだったのは残念でした。何故そこを端折りますかね。
1期でもモノローグは大部分カットだったけど、2期では1期部分以上に心理描写が大事なので、モノローグの大半がカットなのは大変残念でしたよ。特に今回部分とか8巻部分とか。

陽乃が言っていた「雪乃の問題」が今回割と分かりやすく示されましたが、「八幡が言ったセリフそのまんま」は音声で聞くと何と言うかヤバイ感というか弱ってる感が増しますね。あと少しで解決出来るんでしょうか;

由比ヶ浜マのシーンは今回数少ない癒やしシーンでした。3人デートは切ない感の方が高いですから。
由比ヶ浜マはもっと八幡と会話させてみたいものですよ。
結衣の部屋に揚げパスタらしきものが見当たらなかったのが残念です(・e・)

そういえば結衣の家でサブレの出番はカットでしたね。考えてみると2期ってOP・ED以外でサブレの出番が無かったような気も…(記憶漏れが無ければ)
でもまあ、EDですら出番の無い大志よりはマシか( ノД`)


ともあれ、先にも書いたように「ラスト直前の引き」としてはこの終わり方も情感たっぷりで良かったのですが、やはりアニメの最終回としては苦しいですね。
3期はもう無いだろうけど、特別編なりOVAなり劇場版(さすがに無理か)なりで、なんとか最後まで映像化して欲しいものですよ。
ただ、12話の時みたいにアニメが先行になるのは勘弁だけどな!

以下、ちょっと愚痴モードで。

これまでも何度も言われてる事だと思いますが、なぜ無理矢理高速展開カット祭りで11巻まで詰め込んだのかは疑問です。11巻なんて先週出たばかりだというのに、何故そこまで詰め込まねばならなかったのか。
やっぱり2期は7~9巻+αまでをやって、10巻以降は3期でやってほしかったですよ。大人の事情でそうもいかないのかも知れないですけど。
まあ、9巻までで終わると、一見綺麗に終わってるように見えながら実は問題を抱えたままだったと後で分かるから、3人の関係を大きく進めるスタートラインの11巻ラストまでやりたかったのかなとも思いますけども。

2期アニメは光るところも良いシーンもありましたが、全体的な構成や尺の使い方が腑に落ちないところが多かったのが残念でした。
7巻:2話分 8巻:3話分 9巻:4.5話分 10巻:1.5話分 11巻:2話分 …と、各巻の原作のページ数の違いもあるとはいえ、凄いアンバランスっぷりですよ。

特に、9巻ラストと10巻序盤を無理矢理1話にまとめて、クリスマスの余韻をぶち壊した10話の構成はおかしかったです。詰め込めばいいってもんじゃないですよホントに…;
2期を一言で評するなら、「尺との戦い」って感じでしたよ。

あと、八幡が陽乃にも三浦にもいろはにも雪乃にも簡単に赤くなるのに、結衣に対してだけは(原作の描写を無視して)徹底的に赤面させない演出意図は結局なんだったんですかね。
最後まで見れば納得出来るのかと思ってけど、結局何も無かったですよ。

と、不満も多かったですけど、思いいれて楽しめた3ヶ月でもありました。
出来れば今後、アニメでも完結編が見られることを期待します。

|

« 週刊少年ジャンプ31号感想 | トップページ | 今週のアニメ特撮感想・木分(7/2分) »

コメント

はじめまして、前から俺ガイル絡みでちょくちょく見させていただいています。

俺ガイル2期の感想、自分も大いに賛成ですね、なぜ無理やり11巻まで押し込まないといけなかったのか、
非常に疑問です、13話は原作で100ページ未満、最初からこのぺ-スでじっくりやってくれたら、
9巻+クリパまでで2期終了、10巻から3期突入は十分にできたんじゃないの?、と思います。
なんか、はなから3期を作らないこと前提で、2期で無理やり終わらせよう感満載だったように感じますが、
最初映像のクオリティの高さに感動したからこそ、余計にこのはしょりかたは、残念でした。
特に、八幡のモノローグカットが多かった分、俺ガイルの大事なところが伝わりにくかった、と思います,
確かに、映像で見せることならではの演出もありましたが、映像で見たい部分の原作カットも多かったですね。
9巻を超えた時点で、どこで終わっても中途半端になるだろうなぁ…、と思っていたので、ラストはまぁまぁ
いい感じに終わらせた、とは思いますが、それはあくまで原作を読んでいる人は続きが読めるからであって、
アニメのみの人からすると、「えー・・・・」って感じでしょうね、、おっしゃるとおりアニメの終わり方としては失敗
だったと思います、なので、せめてOVAでも劇場版でもいいんで、ラストをアニメ化は絶対してほしいですね!

まぁ11巻まで無理やり終わらせたのは、原作に興味持たせて購入させるためでは?とか自分は思っているんで、
商業的な部分を重視して、映画化はありそうだなぁ…と思わなくもないですが、それを考慮するのは致し方ない
としても、いい作品だけに、そんな姑息なことをしなくても、十分読者&視聴者は最後まで付いていったと思うん
ですが、いい作品&好きな作品だけに、じっくり大事に仕上げてほしかったなぁ…というのは否めませんね…。

投稿: 俺ガイルサイコー | 2015年7月 2日 (木) 11時49分

こんにちは。原作ではユイに対しても心配りがあるんですね。なんだか、ほっとしました。
何故、八幡はユイに対して赤くならないのか?現実ごとで恐縮ですが、赤くなるからといって気があるわけではないんですよね。
自分に遭う度に赤面する子は単に自分に緊張していただけだし、自分も他人が苦手なので、男女問わず赤面してしまうことが
多々あります。逆に好きな子の前だと安心するので赤面したりしないですね。八幡にとって、ユイは安心できる相手なのではないでしょうか?
あと、雪乃に対しては問題点の大きさからピックアップしたんじゃないですかね?彼女のは恋ではなく、「依存」だと思っているのでは?
テレビ版の八幡は人として、そんな雪乃を救いたいと思っているのではないでしょうか。
ペンギンのシーンにしても八幡なら「・・・俺はペンギンじゃない。人間だからな・・。」とか思ってるんじゃないかな。
ながながと、すみません。この文を見て、気分を害された方がいたらごめんなさいね。
ただ、自分にとってはユイのがんばりが目につく作品だったので、ユイには幸せになってもらいたいですね。

投稿: | 2015年7月 2日 (木) 14時06分

>俺ガイルサイコーさん
はじめまして。
アニメはクオリティも高かったし、細かい動作の演出とか光るところも多かっただけに、やっぱり「惜しかった感」「もったいない感」を感じてしまいますね。もっとじっくりしたペースでやってほしかったですよ。
あのラストは、原作組はともかく、アニメ組の人はあのラストはホントに「えー・・・・」と感じそうですね。

モノローグの大部分がカットなのは本当に残念でした。普段のパロディ・ギャグ的なモノローグは別にいいですけど、8巻の結衣立候補発言後のモノローグがバッサリカットだったのは痛すぎましたよ。
あそこは八幡が自分の自己犠牲(的な)やり方を初めて客観視させられたと意識する大事なシーンだったのに。

アニメだけの人は、八幡が何を考えているか、凄く分かり難いと思いますよ。ある意味「結衣視点での八幡」と言えるかも知れませんが。
実際、1期の時もモノローグはバッサリだったので、アニメ後に原作を読むと八幡はこんな風に考えていたのかと驚きましたし。

ともあれ、こうなってしまっては完結編の映像化は何とかやってほしいものです。


こんにちわ。
結衣に対しての心配りは、感想で書いた「ずるい女の子だなんて~」とか「その優しさに逃げてはいけない」とか色々思っていたり、クッキーを受け取る時も相当色々と考えていたりするのですが、アニメだと分かりませんね(^^;
何故赤くならないかは、海老名さんの「どうでもいい相手には素直」発言を思い出したりもするのですが、だからといって三浦や陽乃はともかく雪乃が(例え恋愛的な意味に限定しても)「どうでもいい」相手なわけはなく、
しっくりこないなと思っていました。
現実的な赤面については、そもそも照れてる時に人から見て分かるほどに赤くなるものだろうかと思っていたのですが、どうなんでしょう(^^;
ともあれ、頑張り過ぎなほど頑張ってる結衣には報われて欲しいですよ。

投稿: でんでん | 2015年7月 2日 (木) 20時33分

アニメは芝居とか演技とかすごい見応えあったので
カットは残念ですがアニメ化されただけで良かったのかなと
アニメは八幡が結衣に全然顔を赤らめないところからきた思い付きですが
特典小説はアニメの描写に乗っ取ってゆきのんルート
原作はガハマさんルートと分岐したりしてと思いました

投稿: 観客 | 2015年7月 5日 (日) 01時54分

アニメ化されただけでも良かったというのはあるかもですね。
特典と本編での分岐もありそうではありますが、どうなるやらですね。

投稿: でんでん | 2015年7月 5日 (日) 08時22分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 週刊少年ジャンプ31号感想 | トップページ | 今週のアニメ特撮感想・木分(7/2分) »