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2015年8月27日 (木)

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。o」感想

俺ガイル続BD特典3冊目です。
「a」「n」に続いて「o」と言うことで、いよいよ「another」で間違いなさそうですかね。Anotherなら死んでた…(おぃ)

これまでの2冊は「本編と異なる流れ」とは言っても、本編の流れと少し違うような違わないような…と言う位の微妙な差異だったわけですが(折本と結衣雪乃の対面くらい)、
今回は10巻と比べて明確に展開が変わってきました。

(以下ネタバレ注意)

まあ、展開が変わったとは言っても、正直まだ微妙な差なんですけどね。
初詣が深夜からの2年参りになって小町がいなかったり、買物も結衣と2人で行ったりしてますが、話の流れ自体は10巻序盤とほとんど変わっていませんでした。

とりあえず本編10巻との差異をまとめてみます。

・初詣が深夜待ち合わせの2年参りに変更。
・「あけましてやっはろー」に加えて「こんばんやっはろー」が追加。
・初詣には小町は不参加、三浦達とも合流せず。
・雪乃のおみくじが「吉」から「中吉」にランクアップ。(微妙過ぎる差異だけど何か意味あるのだろーか?)
・小町が不参加なのでおみくじの交換は無し。
・初詣の帰りは3人で電車に乗って雪乃のマンションまで結衣雪乃をお見送り。
・雪乃のプレゼントの買物は最初から小町不参加。ただし10巻でも小町はすぐにいなくなったので展開自体はほとんど変わらず。

…と言ったところで、ところどころ微妙に違うものの、文章も10巻そのままの部分もかなり多く、これまでの2冊に比べると新鮮味は少なかったです。

大きく話が分岐するとしたら、「買物で陽乃と出会わない」事で話が変わるんじゃないかと予想していたのですが、10巻と同じ流れで出会ってしまって、ここからどう話が変わっていくのかどうも読めません。
このままだと次も10巻をなぞる展開になりそうなんですが、さてどうなるのやら。


差異が少ないとは言え、今巻では結衣とのラブコメ度がかなり上がっていました。本編10巻からは三角関係にシフトしていっていたので、こういう感覚はちょっと懐かしさを感じてしまいましたよ。
特典の方でイチャイチャされると本編が不安になるんですけどね。

結衣との電話では八幡が相当結衣を意識していて満喫出来ました。2人揃ってなかなか電話を切れないとか、付き合いはじめのカップルそのまんまじゃないですかー。
「相手が由比ヶ浜だからこそ、失敗をするのは嫌なのだ。」はハニトーの時の「今度は間違えたくないのだ、たぶん、俺は。」を思い出しますね。

ところで八幡は未だにカーストの事を気にしてるんですね。作中で出てくる人物でカーストを意識しているのなんて八幡と相模くらいなので、そんなものが存在していることすら忘れそうになるのですけど。
でもまあ、八幡の下駄箱にゴミを入れるようなゴミもいる学校だしなあ。

大晦日の待ち合わせで雪乃がいることを予想外とか言ってるのは、何言ってんだこいつ、と思いました。電話で結衣も「ゆきのんはだいじょぶだと思う!」と言ってるのに。
小町との会話で結衣に予防線を張ったことを後悔して、「他の連中のスケジュールあわなくても、それはそれで仕方ねぇよ。……とりあえず、一緒に行くってことで」と、言った時点で2人きりで行く気満々になってたんですかねえ、この男は。

初詣後に「また、明日ね」と挨拶してくる結衣も可愛かったかと。
電車で居眠りして八幡にもたれている雪乃を微笑んで覗きこんでる辺りの結衣はお母さんっぽかったですな。


ところで小町が干物妹呼ばわりされていましたが、むしろ八幡の方が干物兄(ヒモあに)な気がしますよ。
とりあえず干物小町はそのうち描こう。


あとがき、もとい、なかがきでのアニメ4話解説で、「新年を決意へと繋げた者が彼(八幡)を動かす原動力となるのである。」は、4話での結衣の立候補表明の事で、大事なことを言っていると思えるのだけど、そこは「信念」ですよね、先生(^^;

あと、アニメ5話の雪乃の「わかるものだとばかり、思っていたのね。」が「彼女が“誰の方も向かずに”口にしていたことと、言葉の響きから察するのであればその感情の向けられる方向はおのずと絞られるはずだ」と言うのは、
つまりあの「わかるものだと」は「雪乃本人に向けられていた」と言う事なんでしょうか?
まあ、「幾通りもの意味を内包していて」とあるし、答えが1つってわけでもないんでしょうけど。

特典1巻目「a」の感想はこちら

特典2巻目「n」の感想はこちら

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コメント

陽乃さんとは出会わず進むのかなーって思って読んでたので
最後に普通に出てきてこれ次巻どうすんだろうと正直思いました
10巻と違う流れになるとしたら雪ノ下母が来ないとか
あるいは雪乃本人があの場に呼ばれずに来なかったとかそうなるのでしょうかね

しかしさがみんは八幡の心に割と深い爪あと残してる感じですねー
6.5巻のラストの後でも八幡の方からしたらどこか無関心じゃいられてない感じですね

投稿: 観客 | 2015年8月28日 (金) 18時35分

どうなるんでしょうねえ。10巻と違う展開になるとしたら、いくつかパターンを考えてみると…

・ラブコメ度が上がっているので陽乃の「デートかー。このこのっ」にうかつな反応をしてしまう。(あるかも知れないけど大きな流れが変わるかどうかは微妙)
・雪乃がたまたま電話に出なくて、この場に来ない。(雪乃と葉山の噂が流れなくなって結構変わりそう)
・雪乃は来るが、何故か八幡と結衣が雪ノ下家の食事に同席する羽目になる。(ないない)
・雪ノ下母に八幡の名字がバレて意外な展開に。(どーだろ)
・流れは変わらないけど、雪乃陽乃葉山と別れた後の八結描写が増量。(うーむ…;)
・「葉山と雪乃の噂」ではなく、なぜか「葉山と陽乃」とか「雪乃と八幡」とか「結衣と八幡」とか「はやはち」の噂が流れる。(海老名さん大歓喜)

ううむ、どうなるのやら;

相模は、6.5巻ラストで「他人」の関係に戻れたような感じがありましたが、その後も八幡はちょくちょく內心でこき下ろしてますし、やっぱり傷は深いんですかねー。

投稿: でんでん | 2015年8月28日 (金) 20時03分

nだと防衛線はりまくっておきながら
oであっさりデレてるヒッキーくんでしたね

電話のシーンは楽しく読めましたが、
逆にそのぶん本編が不安になるってのもわかります

今後の展開ですが、
葉山の進路調査やバレンタインとかも残ってるし
結末までやるならどこかを大幅にカットしないと尺が足らなさそうですよね

投稿: 通りすがり | 2015年8月31日 (月) 07時10分

あれやこれやの予防線をあっさり取り払ってるあたりはヘタレデレだなあと思いました(笑)

特典3冊使ってやっと10巻の序盤ですから、残り4冊で「最後」までやろうとするとかなり飛ばさないといけないですね。
あるいは1~2月くらいの時点で終わっちゃうのか。

投稿: でんでん | 2015年8月31日 (月) 07時21分

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