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2015年8月17日 (月)

バケモノの子(映画)

(細田守監督)

「静」の印象だった「おおかみこども」に対して「動」の方向性で、エンターテインメント活劇として素直に楽しめました。
展開の意外性はあまり無いですが、考えなしのお馬鹿親父な熊徹と素直じゃない九太が関係性を築いていくところがベタながらもいいですね。

それでもラストの結末は、ああなっちゃって良かったのだろうかと思わないでも無かったですが、まあ当人達的にはあれで幸せなんですかね。
九太が将来寿命を迎えたら付喪神(心の剣)になってる熊徹はどうなるんだろうとか思わないでも無いですが。

一郎彦があの帽子を被ってるのは当初から違和感を感じてましたが、素直に「ああいうこと」だったんですね。
なんというか、バケモノよりよっぽどバケモノ的なことが出来ちゃうのだなあ。

クライマックスの「鯨」が暴れての大惨事で、あれで死者が出ていないというのはビックリでした。
御都合な気もしますけど、一郎彦にそこまでの罪を被せたくなかったわけですかね。(製作者的に)

それにしても、細田作品のヒロインは得体のしれない相手にすぐ惚れますな。
おおかみこどもを見た後だとヒロインの将来が少し不安になったりもしますが、まあ本作の場合は割と前途は明るそうです。「お呼ばれ」して来ちゃっているあたりは微笑ましかったですよ。

公式サイト

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