今週のアニメ特撮感想・木~土分(9/22~24分)
■クロムクロ 25話
最後に残ったそびえ立つクソは人間だったでござるの巻。
エフィドルグを倒した後、エピローグで2話かけて何をやるのかと思ったら地球内でのごたごたと来ましたか。仕方ない面もあるけど素直に胸糞悪いなあ。視聴者的に剣之介達寄りで見ちゃうってのもありますけどね。
ムエッタが冷遇されるのは人を殺してるし仕方ないとも言えますが、女子高生が持ってきたケーキをわざわざ目の前で踏みつけるとか「てめえらの血はなに色だーっ!!」と言わざるを得ません。
まあ、モルダー・スカリーの剣之介への不信感とか、ハウゼン先生のマッドっぷりとか、これまでにも描かれてきたことでブレてはいないんですけどね。
洗脳された人達を戻す手段は無いらしいってのもハードですなあ。最後までそうかは分かりませんが。
纏い手になると人ではなくなるということでしたが、もしやとは思っていたけど本当に不老不死になっちゃうようで。由希奈やトムさんも不老不死になっちゃってるんでしょうねえ。
これまでキャラクター的には割とのん気な作風だったのに、最後に重くなってきましたよ。煙草が駄目になるのは、まあどうでもいいですけど。
剣之介はどうも宇宙に旅立っちゃうようですけど、最終的には224年後に生き延びてる剣之介や由希奈やムエッタやトムさん達が反エフィドルグ勢力と組んでエフィドルグを迎え撃つラストシーンなんて可能性もありそうですよ。
剣之介がゼルさんとムエッタと一緒にゼルさんの故郷に行くと言うのは、実際無謀でしょうねえ。エフィドルグとも戦う羽目になるだろうし。
由希奈は無理矢理にでも付いていきそうだけど、そうなったとしてもハッピーエンドと言う感じでは無いかなあ。
剣之介・ゼル・ムエッタが一気にいなくなったら地球的には技術解析的にも大変にマイナスだと思いますが、そもそもムエッタをあんな風に扱ってなければ剣之介もそこまで考えなかったかも知れないわけで、
協力を仰ぐべき相手を冷遇して道を閉ざすとか、馬鹿だよなあと思いました。
由希奈ママに関しては、色々やらかしてるしクビになるのは仕方ないですけども。
とまあ、重苦しい回でしたけども、最後のデートで遊園地で馬遊具にはしゃいでる剣之介を見る由希奈の目は笑いました。
最終回ではもうちょっとスッキリさせてくれるといいなあ。
■この美術部には問題がある! 12話
最終回。…のはずだけどサンテレビの来週の録画予約で「第13話」って出てるんだけどどういうことやら。
前半は雨の話で、後半は内巻くんがうさみさんを好きになる話。
雨の話はしっとりした雰囲気が良かったです。
伊万莉さんに傘を貸そうとしたり、伊万莉さんを入れてあげてと言う宇佐美さんも、「かおりひでえ」と思わせておいて見直させるかおりも、ちゃんと宇佐美さんを待ってる内巻も、みんな優しいですよ。
雨の中で濡れていた伊万莉さんは、単に好きでノリでやっていただけかもですが。
いい話でした。痛傘だけど。
後半は原作では普通の印象の話でしたが、最終回らしく盛り上げてきたなと。
告白されそうになって(誤解)、「焦らして困らせて」とか悪女っぽく思っておきながらあっさり「はい」とか言っちゃう宇佐美さんがちょろかわいいですよ。
「恋する乙女はめんどくさいの」も「そんなかんたんには呼ばせてあげないんだから」もかわいかったです。
この作品の半分以上は宇佐美さんの(一方通行な)可愛さで出来てるなあ。
エンディングの各キャラクター描写もいい感じでした。部長とののかの話も欲しかったですねえ。
■91Days 11話
今回で何人死んだのやら。
復讐相手のヴィンセントではなくドン・ガラッシアを撃つことで、ヴィンセントが守ろうとしたヴァネッティの存在自体を潰してしまう、まさに「すべてがむだごと」にしてしまう壮絶な回でした。
ヴァネッティ、ガラッシア以外の劇場に来ていた一般人も巻き込まれたかもしれないし、第三者の巻き込みっぷりがとんでもないですよ。
“手紙”を読んだネロもアヴィリオの正体を知ったでしょうけど、復讐対象の自分達だけを狙うのならまだしも、ここまで全てをぶち壊すことをされれば怒るしかないでしょうね。
最終回はみっちりアヴィリオ…もといアンジェロ対ネロが描かれるのでしょうか。
アヴィリオとしてはもう自身の死も覚悟の上と言うか、既に生存に執着が無くなっていそうですけど、アヴィリオもネロも両方死にそうだなあ。
ガンゾのオジキはやっぱり死にましたね。ガラッシアの右腕さんに殺られる形になりましたが、アヴィリオ的にはどこまでが筋書きだったのやら。
コルテオの幻と話しているアヴィリオが痛々しかったですよ。
コルテオはこんな結末は望んでなかっただろうになあ。
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コメント
>クロムクロ 最初はなんとなく見てたんですが、2クール目に入ってから面白くなってきて、前回で大きな戦いは終わったのか、と思いきや、ラス前で見事に
落としてきてくれましたねぇ( ̄◆ ̄;)、正直、人間のこういう汚い部分の話は中盤ではさんでくるのか、と思っていたんですが、よりによってここで来るとは…
悪い意味で予想外でしたね、個人的に、基本ラストハッピーエンド主義者の自分としては、細かい辻褄合わなくても、ラストはめでたしめでたしで終わってほしい
ですが、あと1話で上手にまとめ切れるんでしょうかねぇ…大いに不安です(;;;´Д`)
>美術部 内巻君が宇佐美さんを好きになる話、はまぁどうせお決まりの何かの勘違いだとは思っていましたが、まさか雨の話の傘のキャラとつながっている
とは…内巻君ブレないですね(^-^;、でも宇佐美さんも、妄想はエスカレートする一方なのに、流れに身を任せて、名前で呼ばせようとしないところが中学生らしく
なくしっかりしていますよね、いいラストだったな、と思います(* ̄ー ̄*)、それにしても、最後の最後まで部長は中学生ぽくなかったですね(エロの話絡み以外は)
投稿: 俺ガイルサイコー!! | 2016年9月25日 (日) 22時37分
>クロ
近来稀に見るムカつき話でした
ある意味、これがデストピアですかね
纏い手になる時、「ニンゲンヤメマスカ?」くらいの応答は欲しいですね
アレはそれなりに親切だったのか
投稿: 通りすがりの・・・ | 2016年9月26日 (月) 01時01分
>クロムクロ
ホントにデストピアですよ。
人間の嫌な部分の描写は中盤でも触れてはいましたが、大きな問題が解決したと思ったところでこういう展開にされると見ている側もダメージが大きいですねえ。
出来ればこの作品で後味悪いラストは避けて欲しいところです。
ニンゲンヤメマスカ…、
最後にお侍さんの銅像が立っちゃいますよ。
>美術部
宇佐美さんは最後までチョロさと計算高さとそれを凌ぐチョロさが魅力ないいヒロインでしたよ。一方通行ですけど。一方通行ですけど!
他はともかく部長だけは全然中学生には見えないですねえ。
投稿: でんでん | 2016年9月26日 (月) 20時07分