今週のアニメ特撮感想・土~日分(3/18~19分)
■昭和元禄落語心中-助六再び篇- 11話
まさか1話まるごとあの世(の入り口)の話になるとは。
悲劇的な死に別れをした先代助六とみよ吉と再会出来て笑いあえて良かったですよ。救われる思いでした。
若くして死んでしまって三途の川を渡る路銀が無いと言うのはそれはそれで切ないですけどね。
指切りでの別れは切なかったけどいいシーンでした。路銀を貸すってわけにはいかないんでしょうねえ。
またいつか再会出来るといいのですけど、会えるとしてもだいぶ先のことになりそうですよ。「同じ場所には行けない」のもありそうだしなあ。
八雲師匠は本当に前回ラストでぽっくり逝ってしまったわけですが、小夏とのわだかまりも解けて、弟子の落語を聞いて、かわいい信乃助にも見守られて、あれはあれで幸せな死に方だったかなと思えます。
本人はずっと1人ではいられなかった事に思う所もあったようですが、やっぱりあれで良かったんですよ、きっと。
みよ吉が助六を刺した顛末はどういうことだったのか気になっていましたが、助六の言葉通りなら「転んで刺した」ということで事故みたいなものだったのですかね。
ともあれ、助六とみよ吉があちらで仲良くしているのは救われました。落語も笑って一緒に見られるようになっているところが泣けますよ。
燃えた寄席があの世に来ていたのは笑いました。しかも「本日来演」て(笑)
小さい小夏が来た時は「まさか」とビックリしましたが、死んだわけじゃなくて良かったです。
助六の落語も八雲の落語も素敵でした。特に八雲の寿限無は、あれほどに楽しそうに落語をやる姿は初めてで凄く幸せ感がありましたよ。
小夏や信乃助としては「夢を見た」感じになるんですかね。
与太郎の出番が無かったのが残念ですが(名前はちょっと出たけど)、まあ優先順位的にはあの2人でしょうね。
運転手もとい船頭として現れた松田さんは、こちらは小夏達と違って「一緒に来ちゃったの!?」と本気で思いましたがどうなんでしょうね。本人もよく分かってないし。
でも、「一緒に来ちまった」のならそれはそれで当人的には凄く満足な人生と思えますけど。
今回で最終回だと言われても納得な回でしたが、あと1話あるんですね。
予告に出ていたのは成長した信乃助と妹(?)でしょうか。妹(仮)は中高生くらいみたいだし、ほぼ現代なんですかね。
■3月のライオン 22話
第2シリーズは10月から。ヒャッホウ!
そんなわけでとりあえず最終回。
奇しくも前半も後半も桐山のぼっち人生っぷりが浮き彫りになる話でなかなか辛いものがありました。前半後半どちらも最後は救われますけど。
先週コメントで予想も頂いていましたが、最後は11巻の読み切りの「ファイター」で、最終回として綺麗に決まっていたかと。1クール目エンディングのファイターはやっぱりいい曲ですね。
今回の最終回でただ1つ残念なのは3姉妹がOPとEDイラスト以外で出番無しだったことですが(笑)、まあ仕方ないかと。
前半は、林田先生はいい先生だなあと。
将棋を教えてもらえる打算とかもあったりするけど(笑)、それを含めてもホントいい人ですよ。でも、教師がクリスマス会に呼ばれるのはハードル高いと思いますけどね!
そして野口先輩もいい人ですよ。癒されるなあ。学校で自給自足はアカンでしょうけどね。めざせ「がっこうぐらし」ですね!
学校の屋上で稲作って雨漏りしそうですよ(笑)
後半は、色々見えてない先生だなあと。若い(^^;
隣が「最初からいません」は辛いですな。
最後にまだアニメで登場していない人達も含めて皆が出てくるシーンは感慨深く感じました。
鉄道のラストシーンでの宗谷名人はなんだか死んでるかのようにも見えなくもありませんでしたけど(^^;
「銀河鉄道の夜」と言うよりは「人生という名のSL」(ブラック・ジャック)なイメージかなと思いますけど。
とりあえず総括。最初はシャフトと言うことで作風が合わないのではと心配したのですけど、たまにシャフト演出が目立つこともあったけど、よいアニメ化だったと思います。
2期は重い展開もありますが楽しみですよ。1期で5巻の序盤までやったので、同じペースでまた2クールなら9巻くらいまででしょうか。
それにしても最後は萩尾望都先生とはビックリでした。最後は羽海野チカ先生の絵かと思ってましたので。
■亜人ちゃんは語りたい 11話
教頭先生の話で高橋先生が自分のあり方に悩むの巻。いい話でしたー。
実際「頼る相手が高橋先生1人なのはよくない」という教頭先生の言うことも一理はあるんですよね。
しかし、それを受けて佐竹達も自分達のあり方を見直したわけだし、今回の一悶着も必要な話だったのだと思えました。
教頭先生もいい人でしたよ。別に誰かが教頭先生に直接直談判した訳ではないだろうに、生徒達の様子を見て最後にああ判断したのだろうし。優しい世界で良かったです。
トマトジュースの子もいい子でした。亜人ちゃん達を「同じ人間だと思ってていいのかな」はなかなか刺激的な言葉でしたが、内容を聞いてみればごもっともでホントに色々考えてるなあと。
最初はイジメっ子的に登場したのにと思うと、皆成長してるなあと、ちょっと泣きそうになりますよ。
あと、サタッケーはあだ名がついて良かったですね(笑)
いい意味で中学生日記感がある話だったかと。
頼る先生が高橋先生だけ、は「佐藤先生は?」と一瞬思ったけど、佐藤先生はどちらかと言うと相談する側だし3人娘からしても友達ポジションでちょっと違うんでしょうね。
ビデオレターの「今度飲みに行きませんか」は、頑張れ佐藤先生と思いました(笑)
ビデオレターはラストのひかりも含めて、それぞれ3人娘+佐藤先生のそれぞれの個性が出ていて皆良かったですよ。
頭真っ白になっちゃう雪も、しっかりしている町も、でしゃばるまいとしつつ先生らしさと便り無さを併せ持つ佐藤先生に、リアルで来てしまうひかりにと、それぞれの魅力が出ていて良かったです。
今日で最終回でもおかしくない話でしたが、あと1話あるんですね。(落語心中と同じことを…)
次の話は単行本最新刊でもまだ入ってない話で未読なので楽しみです。
■機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 48話
オルガついに逝く。あああ…。三日月の銃を預かった時点でフラグだとは思ったけど、相変わらず鉄血のフラグ回収は早いですよ。
それにしても、戦闘の中ではなくこういう形で逝くと言うのが実にヤクザ物です。
ラスタルとしては「鉄華団を派手に叩き潰す」のが大事なのにここでオルガを殺していいのか、と多少思わないでも無いですが、
まあ情報操作はどうとでも出来るし(お得意だし)、マスコミの前で鉄華団を叩き潰すことさえ出来れば問題無いんでしょう。
オルガを撃ったのがラスタルの手の者ではない…なんて展開はさすがに話数も足りないし無いでしょうね。一瞬マクギリスが…なんてことも頭をよぎったけど、まあ無いな。
思えば1期が始まった時からオルガは「きっと途中で死ぬ」とは思ってきたけど、1期を生き延びてここまで来たので、(全滅エンドだとしても)最終回までは生き延びるものだと思っていましたよ。
残り数話を残してここでとは思っていませんでした。
マクギリスと三日月の会話であらためて三日月が「オルガに依存している」ことが強調された上でのこの展開だし、三日月はどういうことになっていまうやら。なかなか次回が怖いです。
他の団員がどうであれ、三日月はもう「最後まで暴れる」ルートしか無さそうかなあ。
マクギリスとの決別はもっと揉めるものかと思ったら意外にあっさり別れられて(しかも包囲網を突破する手伝いまでしてくれて)ちょっと意外でした。
マクギリスは1人でもまだラスタルをやる気のようですが、鉄華団とも分かれてどうするつもりやら。まあモブ部下はまだ残ってるんでしょうけども。
MAを使うんじゃなんて想像もありましたが、残り2話だしいったいどうなることやら。「厄祭戦時代のトンネル」なんてものが出てきたので、まだMAが出ちゃう可能性もあると言えばありますけどね。
蒔苗さんやアジーさん(!)の助力も得られることになって鉄華団が生き残る道筋は見えたけど、このまま最後の戦いも無く終わる終わるわけもないわけで、
可能性が高そうなのは「団員の大部分は地球に逃げられるけど、三日月達戦闘組のメインキャラは最後まで戦って全滅」な感じかなあ。
とりあえず、クーデリアとアトラの安全は確保された…んじゃないかなあと。多分。
三日月へのアトラとクーデリアのダブルキスをハッシュが「見ザル」状態になってるのもナイスでした。
そしてチャドは「おやっさんとメリビットさん」の件に続いて、また他人の恋路の目撃者ポジになってしまったのが可哀想です(笑)
そのままラストでオルガの最期まで見届けることになってしまったので、そちらは冗談ごとどころじゃないのですけど。
地球で蒔苗さんを狙うテロに巻き込まれたりと、チャドはこういう状況に立ち会う率が高くてなんとも可哀想ですよ。
バエルはやっとこさ活躍の場があって良かったんじゃないかと。
イオクは、あれは死んでるかどうかは分からないですね。生き延びてそうかなあ。
蒔苗さんの登場は(こちらから会話しようとしていたのだから)想定してましたが、アジーさんとタカキの登場は嬉しいサプライズでした。
タカキの仕事先って蒔苗さんのところだったんですねえ。
そしてアジーさんはラフタの件以来どうなっているか心配だったので、名瀬さんの後を継いで頑張ってる様子が分かって、そしてエーコと一緒に鉄華団を気遣ってくれているのが分かって嬉しかったですよ。
鉄華団を助けることにマクマードさんにまで了承済みと言う辺り、マクマードさんも粋なことをしてくれますよ。
それに対してノブリスは相変わらず真っ黒でブレない辺りが苦笑します。ノブリスは最初から味方だったことなんて無いと言えるから当然ですけどね。
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コメント
〉亜人ちゃん
てっきりこれが最終話だと思ってた
原作ストックはこれで使い切りでは?
まあみんな優しくて嬉しい
しかし、いくつも存在する恋模様
どれ一つとして成立するビジョンが見えねえ ー笑
投稿: | 2017年3月19日 (日) 19時15分
落語心中とオルフェンズ、両者奇しくも主役級の死を扱った話だったのに方向性が真逆でしたねぇ
オルガへの襲撃は個人的にノブリスの独断って気がしましたね
ラスタルがどう足掻いてもギャラルホルン衰退の流れは止められそうにないですし、先んじて仕留めることで「ここはウチのシマだ」と主張する意図があったかも
出涸らしを組み敷いた上での地球経済とは一期冒頭でマッキーが言ってましたし、各経済圏の独自軍備路線と相俟ってクロスボーンガンダムシリーズ宜しく宇宙戦国時代ががが
投稿: | 2017年3月19日 (日) 20時01分
>>3月
第2シーズン、ヒャッホウ!(挨拶)
>>「ファイター」
予想的中しました!
しかし改めて見ると小学時代からボッチって、桐山きゅん…
そして前回EDカード、今回の劇中、そして萩尾望都先生のEDカードと、三回走らされる林田先生(笑)
>>亜人ちゃん
いい最終回でした え?、違うの?
教頭先生も教頭先生なりに亜人ちゃんたちのことを心配しての発言だったんでしょうね。
ただ周りの理解と成長が予想を超えていたんでしょう。
次回はサービス回になりそう…、って、佐藤先生の水着は無いでしょうね、危険すぎて(笑)
>>鉄血
とうとう来るべき時が来た、という感じですかね…、オルガ…(泣)
ここでオルガを殺すのはラスタルの意思ではない気がします。
頭を失った戦闘集団の危険性は予測できるでしょうし。
オルガ専用MS「王様の椅子」はこのままフェードアウト? と思ったら次回予告でチラッと動いてました。誰が乗るんだろう?
投稿: 葱 | 2017年3月19日 (日) 20時52分
>亜人ちゃん
最終回っぽかったですねえ。
今回で原作単行本最新刊の最後まで行きましたが、連載ではもうちょっと進んでるのかなと。雑誌は未読ですが。
恋模様は、一番可能性があるとしたら佐藤先生かと思いますが、進展は遅いでしょうねえ。
>3月
ヒャッホウ!
的中でしたね。しかし桐山くんの小学生時代は辛いですね。
林田先生は人気だなあ。
>鉄血
落語と方向性が真逆と言われると全くですね。
オルガ襲撃は、確かにラスタル一派ではなくノブリスがという可能性もありますね。宇宙戦国時代オチも有り得なくもないかも知れず。
王様の椅子に乗るのは、チャドかなあと思いましたが怪我もしてるし難しいですかね。ライドは雷電号がシノの形見のようなもので乗り換え無さそうですし。
投稿: でんでん | 2017年3月19日 (日) 21時49分
>鉄血
火星の情報管制=街がやけに静かだなだと考えるとノブリス説はありそうな感じです。クーデリアに鉄華団と手を切れば取引再開と言ってた事につながりますし。
名前回はそいつが死ぬフラグですけど、そうなると次回マッキー死すなんですかね……宇宙でガエリオとやって死にそうですが……そうなるともう本当に最後は何をどうしてまとめるのやら。
いっそマクギリスが死んで色々目覚めたガエリオがバエル受け継いでラスタルの汚い仕事を暴くとかになってくれると戦後もちょっと安心できそうなんですけどね……
もしくはここにきてバエルで寝てたアグニカが目覚めてこの時代駄目だわってなんもかんもぶち壊しちまえ的に暴れ出すてんやわんやエンド。
投稿: | 2017年3月20日 (月) 10時15分
>鉄血
ノブリス説、結構可能性が高そうに思えてきましたが、仮にそうだったとしても、直接戦う事にはまずならないだろうノブリス相手に仇討ちみたいな余地は残り2話では無いでしょうねえ。
1期から通してフルネームがタイトルになったのはフミタンだけではありますが、次回でマッキー死すな可能性も結構ありそうですね。ガエリオはともかくラスタルは最終回までにどうにかして欲しいところなんですが。
アグニカ復活は、流石に今になってそういう展開は無いだろうなあと。多分。
投稿: でんでん | 2017年3月20日 (月) 19時36分